しゅっ‐せけん【出世間】
1 仏語。俗世間の煩悩(ぼんのう)から脱して悟りの境界に入ること。出世。 2 世間の俗事から離れて超然としていること。
しゅっせ‐さく【出世作】
世間に認められるきっかけとなった作品。
しゅっせ‐しゃ【出世者】
1 世を捨てて仏道に入った者。出家。僧侶。 2 持仏堂などの法事を勤める僧。「数輩の童形、—、坊官、侍僧に至るまで...
しゅっせ‐しょうもん【出世証文】
出世して返済できるようになったときに返済することを記した借用証書。
しゅっせ‐の‐ほんがい【出世の本懐】
釈迦がこの世に生まれ出た真の目的。衆生(しゅじょう)を救済し悟りに導くこととされる。
しゅっせ‐ばらい【出世払い】
出世または成功してから借金を返済すること。また、その約束。
しゅっせ‐りきし【出世力士】
相撲で、新弟子のうち前相撲(まえずもう)に合格した者。次の場所で序の口となり、初めてその名が番付に載る。
しゅっ‐せん【出船】
[名](スル)船が港を出ること。ふなで。でふね。
しゅっ‐そ【出訴】
[名](スル)訴え出ること。提訴。
しゅっ‐そう【出走】
[名](スル) 1 出て行ってしまうこと。出奔。 2 競走などに出場すること。「ダービーに—する」
しゅっそう‐ば【出走馬】
競馬で、レースに出場する馬。
しゅっ‐たい【出来】
[名](スル)《「しゅつらい」の音変化》 1 事件が起こること。「珍事が—する」 2 物事ができあがること。「近日...
しゅったい‐きん【出退勤】
出勤と退勤。「—時間の管理」
しゅっ‐たつ【出立】
[名](スル) 1 旅に出発すること。「払暁のうちに—する」 2 物事を始めること。「此仮定から—すれば」〈漱石・...
しゅったつ‐てん【出立点】
出発する地点や位置。また、物事をしはじめるよりどころ。出発点。「—が既に反抗的でしたから」〈漱石・こゝろ〉
しゅっ‐たん【出炭】
[名](スル) 1 石炭を産出すること。「—量」 2 木炭を生産すること。
しゅっ‐ちょう【出張】
[名](スル)会社・役所などの仕事で、他の地域・場所に臨時に派遣されること。「米国に—する」「—手当」
しゅっ‐ちょう【出超】
「輸出超過」の略。⇔入超。
しゅっちょう‐こうせい【出張校正】
著者・編集者などが印刷所へ出向いて行う校正。
しゅっちょう‐サポート【出張サポート】
⇒オンサイトサービス
しゅっちょう‐じょ【出張所】
1 役所や会社などの出先の事務所。 2 ㋐私法上、営業上の取引活動が行われる場所。営業所と異なり、独立性をもたない...
しゅっちょう‐ずきん【出張頭巾】
⇒首丁頭巾(しゅちょうずきん)
しゅっちょう‐ヘルス【出張ヘルス】
⇒デリバリー‐ヘルス
しゅっちょう‐ゆうびんきょく【出張郵便局】
日本郵便が災害対応用として運用する車両型郵便局。ATMによる預金に受け払いや送金、社員による貯金の非常取り扱い、郵...
しゅっ‐ちん【出陳】
[名](スル)展覧会などに所蔵品や作品を出して陳列すること。「かの『因果経絵巻』なぞの—を見に行った時」〈長与・竹...
シュッツ
[1585〜1672]ドイツの作曲家。イタリアに留学し、帰国後はプロテスタント教会音楽を多く作曲した。
しゅっ‐てい【出廷】
[名](スル)法廷にでること。「証人として—する」
しゅっ‐てん【出典】
故事・成語、引用文、また引用された語句などの出所である書物。典拠。「—をさがす」「—を明示する」
しゅっ‐てん【出店】
[名](スル)店を出すこと。「学園祭に—する」 [補説]「でみせ」と読めば別語。
しゅっ‐てん【出展】
[名](スル)展示会や展覧会などに出品すること。「バラ展に—する」
しゅっ‐と【出途】
1 旅立ち。門出(かどで)。出立(しゅったつ)。 2 費用や資金の出どころ。「金の—を止めて以来、竹三郎はいよいよ...
しゅっ‐と
[副](スル) 1 物を勢いよく、すばやくこする音。また、そのさま。「マッチを—する」 2 霧状の液体を吹きかける...
しゅっ‐とう【出頭】
[名](スル) 1 本人がその場所、特に役所・警察などに出向くこと。「裁判所に—する」 2 他よりぬきんでること。...
しゅっとう‐がろう【出頭家老】
家老のうちで権勢のある者。一番家老。
しゅっとう‐にん【出頭人】
1 その場所に出頭した人。 2 室町時代から江戸初期にかけて、幕府または大名の家で、主君の側にあって政務に参与する...
しゅっとう‐めいれい【出頭命令】
裁判所が被告人に対して、指定の場所に出頭を命じること。正当な理由がなくてこれに応じないときは、勾引(こういん)する...
しゅっ‐ぱつ【出発】
[名](スル) 1 目的地に向かって出かけること。出立(しゅったつ)。「朝五時に山小屋を—する」 2 物事を始める...
しゅっぱつ‐ち【出発地】
出発する土地。「—から目的地へのルート」
しゅっぱつ‐てん【出発点】
1 出発する地点。 2 物事を始める最初の時点。新たに事を始めた地点。「新しい人生の—」
しゅっぱつはついにおとずれず【出発は遂に訪れず】
島尾敏雄の短編小説。昭和37年(1962)「群像」誌に発表。第二次大戦中、特攻隊隊長であった著者の経験に基づく作品。
しゅっ‐ぱん【出帆】
[名](スル)船が港を出ること。出港。「東京港を—する」
しゅっ‐ぱん【出版】
[名](スル)印刷その他の方法により、書籍・雑誌、並びにそのデジタルデータなどを製作して販売または頒布すること。「...
しゅっぱん‐けいさつ【出版警察】
出版物の取り締まりを目的とする警察。明治憲法下の公安警察の一部分として、出版法・新聞紙法などの法令に基づいて行われ...
しゅっぱん‐けいやく【出版契約】
著作権者が出版者に著作物の出版を一任し、出版者がその出版の義務を負う契約。広義には、委託出版・自費出版などを含めた...
しゅっぱん‐けん【出版権】
1 ある著作物を出版できる独占的、排他的権利。 2 著作権法で、出版者が著作権者から設定を受け、著作物を独占的に複...
しゅっぱん‐しゃ【出版社】
書籍や雑誌などを製作する会社。
しゅっぱん‐じょうれい【出版条例】
明治2年(1869)に公布された出版取り締まりの法令。事前に官憲へ届け出て許可を得ることを出版の条件とした。明治2...
しゅっぱんデジタル‐きこう【出版デジタル機構】
出版物の電子化を促進するために国内の出版社が連携し、平成24年(2012)に設立した株式会社。パブリッジ。
しゅっぱん‐の‐じゆう【出版の自由】
思想・意見を図書や雑誌などに印刷し、出版・発表する自由。日本国憲法第21条で、表現の自由の一部として保障されている。
しゅっぱん‐バイアス【出版バイアス】
研究論文などで、否定的な結果よりも肯定的な結果の方が論文として発表されやすいという偏り。特に、医療分野での病気の治...