しょう‐ふう【商風】
《「商」は秋の意》秋風。
しょう‐ふう【蕉風】
松尾芭蕉およびその門流の俳風。寂(さび)・撓(しお)り・細み・軽みを重んじて幽玄・閑寂の境地を求め、連句の付合(つ...
しょうふう‐てい【正風体】
1 正しい風体。特に歌学で、伝統的な作風による品格の高い歌体。しょうふうたい。 2 近世の俳諧で、正しい俳風・風体...
しょうふう‐ろうげつ【嘯風弄月】
《風にうそぶき、月をもてあそぶの意》天地自然の風物を友として、詩歌・風流を楽しむこと。
しょう‐ふく【小腹】
したはら。下腹部。
しょう‐ふく【妾腹】
めかけの腹から生まれたこと。また、その子。めかけばら。
しょう‐ふく【承服/承伏】
[名](スル)《古くは「しょうぶく」「じょうふく」とも》相手の言うことを承知してそれに従うこと。「とても—しかねる条件」
しょう‐ふく【尚復】
平安時代、天皇や東宮の読書始めの式で、侍読(じとう)が教授したところを復習した役。また、その人。都講。
しょう‐ふく【懾服/懾伏/慴伏】
[名](スル)勢いに恐れてひれ伏すこと。「ぼくには—した竜王なぞ見えてこない」〈小林秀雄・実朝〉
しょう‐ふく【招福】
福を招くこと。幸せを呼び寄せること。「除災—」
しょうふく‐じ【聖福寺】
福岡市博多区にある臨済宗妙心寺派の寺。山号は安国山。建久6年(1195)源頼朝の寄進により建立。開山は栄西。日本最...
しょうふくてい‐しょかく【笑福亭松鶴】
落語家。 (5世)[1884〜1950]大阪の生まれ。本名、竹内梅之助。上方落語の保存と復興に努めた。漫才人気に対...
しょう‐ふだ【正札】
掛け値なしの値段を書いて商品につけた札。「—販売」
しょうふだ‐つき【正札付き】
1 正札のついていること。また、その商品。札付き。 2 世間で定評のあること。また、その人や物。多く悪い意味に用い...
しょう‐ふん【小忿/小憤】
わずかな憤り。
しょう‐ふん【小紛】
小さないざこざ。
しょう‐ふん【嘗糞】
《呉に敗れた越王勾践(こうせん)が、呉王の糞を嘗(な)めてその病気はじきに治るだろうと予言したという「呉越春秋」勾...
しょう‐ぶ【尚武】
武道・武勇を重んじること。
しょう‐ぶ【勝負】
[名](スル) 1 勝ち負け。勝敗。「—を争う」「一気に—をつける」 2 勝ち負けを決めようとして争うこと。「—の...
しょう‐ぶ【菖蒲】
1 ショウブ科の多年草。池のそばに群生する。高さ約70センチ。地下茎は太く、赤みを帯びた白色。葉は剣状で中央脈が目...
しょうぶ‐あわせ【菖蒲合(わ)せ】
⇒根合わせ
しょうぶ‐いろ【菖蒲色】
ショウブの花のような色。鮮やかな青紫色。
しょうぶ‐うち【菖蒲打ち】
端午の節句に行われた男の子の遊び。ショウブの葉を編んで縄状にし、地面にたたきつけて大きな音の出たものを勝ち、または...
しょうぶ‐うらない【菖蒲占い】
占いの一。端午の節句に、ショウブを結んで「思うこと軒のあやめにこと問わんかなわばかけよささがにの糸」と唱えて、その...
しょうぶ‐うん【勝負運】
勝負事で、その人の勝ち負けが決まるような運。「—が悪い」
しょうぶ‐かぶと【菖蒲兜】
1 端午の節句にショウブで兜(かぶと)の形に作ったもの。 2 端午の節句に飾る兜。《季 夏》
しょうぶ‐がわ【菖蒲革】
《「しょうぶかわ」とも》 1 型染めの藍革の一。地を藍で染め、ショウブの葉や花の文様を白く染め抜いたシカのなめし革...
しょうぶ‐がさね【菖蒲襲】
「あやめがさね」に同じ。
しょうぶ‐がた【菖蒲形】
1 ショウブの葉の形に似ていること。特に、刀身についていう。 2 馬具の名。銀面の上部につけて、馬の額に当てるもの...
しょうぶ‐がたな【菖蒲刀】
「あやめがたな」に同じ。《季 夏》
しょうぶ‐きり【菖蒲切り】
昔、端午の節句に、男の子が印地(いんじ)打ちをしたあとで、菖蒲刀で切り合った遊び。
しょうぶ‐くわがた【菖蒲鍬形】
兜(かぶと)の鍬形で、上端がショウブの葉のように鋭くとがったもの。
しょうぶ‐ごと【勝負事】
勝ち負けを争う行為。特に、かけごと、ばくちをいう。
しょうぶ‐ざけ【菖蒲酒】
「あやめざけ」に同じ。《季 夏》「くちつけてすみわたりけり—/蛇笏」
しょうぶ‐し【勝負師】
1 ばくちうち。また、棋士など勝ち負けを競うことを職とする人。 2 失敗する危険のある物事でも、大胆に行える人。「...
しょうぶ‐したぎ【勝負下着】
俗に、意中の相手の気を引こうとして着用する下着。
しょうぶ‐ずく【勝負尽く】
勝ち負けによって、決着をつけること。「人と人との—、命を捨てば易かりなんと」〈浄・兜軍記〉
しょうぶ‐だま【勝負球】
野球で、投手が打者との勝負を決するために投げる球。通常は、最も得意とする球。転じて、最も得意とする技などのたとえ。
しょう‐ぶつ【正物】
1 本当のもの。ほんもの。「—のその男が、阿媽港か何処かへ上陸している中に」〈芥川・煙草と悪魔〉 2 現物。実物。
しょう‐ぶつ【生仏】
仏語。衆生(しゅじょう)と仏陀。人間と仏。迷える者と悟れる者。
しょうぶつ‐いちにょ【生仏一如】
仏語。迷いの衆生(しゅじょう)と悟りの仏とが、その本性においてはまったく同一であるということ。生仏一体。生仏不二。
しょうぶ‐づくり【菖蒲造(り)】
日本刀の造り込みの一。刀身がショウブの葉の形に似たもの。鎬(しのぎ)は高く、横手はない。
しょうぶ‐づつみ【菖蒲包み】
端午の節句に、ショウブを包むのに用いた熨斗(のし)形の折り紙。
しょうぶ‐づよ・い【勝負強い】
[形]勝敗を決するここ一番という場面で、力を発揮できる強さをもっている。「—・い選手」
しょうぶ‐て【勝負手】
囲碁・将棋で、勝ち負けをその一手にかけた大事な着手。「—に出る」
しょうぶ‐どころ【勝負所】
勝ち負けの決まる大事な場面・局面。「ここが—と一気に攻める」
しょうぶ‐なし【勝負無し】
勝ち負けが決まらず、引き分けになること。
しょうぶ‐ねあわせ【菖蒲根合(わ)せ】
⇒根合わせ
勝負(しょうぶ)は時(とき)の運(うん)
勝ち負けはその時の運によるもので、力の強い者が必ず勝つとは限らない。
しょうぶ‐ふく【勝負服】
1 競馬で、騎手がレースに出る際に着る上着。中央競馬では、色・柄は馬主が登録する。 2 俗に、意中の相手の気を引こ...