しずかなる‐じげんばくだん【静かなる時限爆弾】
石綿(いしわた)(アスベスト)のこと。石綿は繊維状の鉱物で、粉塵を吸入すると肺の内部に刺さったまま残り、後々に中皮...
しず‐がき【閑掻/静掻】
雅楽の箏(そう)の主要な奏法の一。13弦のうちの順に並ぶ6弦を選んで、食指・中指・親指を使って、ゆっくりと静かに奏...
しず‐が‐たけ【賤ヶ岳】
滋賀県、琵琶湖北岸の山。標高422メートル。
しずがたけ‐の‐しちほんやり【賤ヶ岳の七本槍】
賤ヶ岳の戦いで、羽柴秀吉軍にあって活躍した七人の武将。加藤清正・福島正則・加藤嘉明・平野長泰・脇坂安治・片桐且元・...
しずがたけ‐の‐たたかい【賤ヶ岳の戦い】
天正11年(1583)賤ヶ岳で羽柴(豊臣)秀吉が柴田勝家を破った戦い。秀吉の全国制覇の基礎が築かれた。
しずく
第一期水循環変動観測衛星GCOM-W1の愛称。宇宙から地球全体の水蒸気・海面水温・土壌水分・雪氷などを10〜15年...
しずく【滴/雫】
[名](スル)したたり落ちる液体の粒。また、それがしたたり落ちること。「—が垂れる」「—する甲板の欄(てすり)に靠...
しず・く【沈く】
[動カ四] 1 水の底に沈んでいる。「藤波の影なす海の底清み—・く石をも玉とそ吾(あ)が見る」〈万・四一九九〉 2...
しずくいし‐がわ【雫石川】
岩手県中西部を流れる川。岩手郡雫石町西方、秋田県境にある駒ヶ岳に源を発し、御所湖に注ぎ盛岡市内に入って北上川に合流...
しず‐くら【倭文鞍】
《上代は「しつくら」》倭文(しず)で飾った鞍。一説に下鞍とも。
しずけ‐さ【静けさ】
《形容詞「しずけし」の語幹に接尾語「さ」の付いた語》静かであること。また、そのようす・状態・程度。「嵐の前の—」
しず‐け・し【静けし】
[形ク]《「けし」は接尾語》静かである。穏やかである。「天地の穏かに—・きに」〈鴎外・ふた夜〉 「—・くも岸には波...
しず‐こころ【静心】
《「しずごころ」とも》静かな心。穏やかな落ち着いた心。「春は惜し郭公(ほととぎす)はた聞かまほし思ひわづらふ—かな...
しずこころ‐な・し【静心無し】
[形ク]心が落ち着かない。「ひさかたの光のどけき春の日に—・く花の散るらむ」〈古今・春下〉
しず‐しず【静静】
[副]動作などが、静かにゆっくりと行われるさま。「—と祭壇の前に進み出る」
しずたに‐がっこう【閑谷学校】
⇒閑谷黌(しずたにこう)
しずたに‐こう【閑谷黌】
江戸時代の岡山藩の郷学(ごうがく)。寛文8年(1668)藩主池田光政が民間子弟の教育のために、領内各地に手習い所を...
しず‐たまき【倭文手纏】
[枕]《上代は「しつたまき」》倭文で作った手纏きは玉製などに比べて粗末なところから、「いやしき」「数にもあらぬ」に...
しず‐だい【静大】
「静岡大学」の略称。
しず‐ぬさ【倭文幣】
《上代は「しつぬさ」》倭文織りのぬさ。「木綿(ゆふ)だすき肩に取り掛け—を手に取り持ちて」〈万・四二三六〉
しず‐の‐いわや【静之窟】
島根県大田市の海岸にある海食洞。奥行約45メートル、高さ約13メートル。大国主命(おおくにぬしのみこと)と少彦名神...
しず‐の‐お【賤の男】
身分の低い男子。しずお。「あやしき—の声々」〈源・夕顔〉
しず‐の‐おだまき【倭文の苧環】
倭文を織るのに用いる苧環。「繰り返し」「いやし」などの序詞に用いる。「いにしへの—繰り返し昔を今になすよしもがな」...
しず‐の‐め【賤の女】
身分の低い女子。「大原の炭をいただく—は」〈拾玉集・二〉
しず‐の‐や【賤の屋】
身分の低い人の住む家。「あやしき—も雪にみな面隠(おもかく)しして」〈枕・三〇二〉
しず‐はた【倭文機】
《上代は「しつはた」》倭文を織る機(はた)。また、その織物。「大君の御帯の—結びたれ」〈武烈紀・歌謡〉
しずはた‐おび【倭文機帯】
《上代は「しつはたおび」》倭文で作った綾織りの帯。「古の—を結び垂れ誰といふ人も君にはまさじ」〈万・二六二八〉
しずはたおび【賤機帯】
歌舞伎舞踊。 一中節。本名題「峰雲(おのえのくも)賤機帯」。壕越二三治作詩、宮崎忠五郎作曲。宝暦元年(1751)江...
しずはた‐に【倭文機に】
[枕]倭文には乱れ模様が織り込まれているところから、「乱る」にかかる。「—乱れてぞ思ふ恋しさは」〈貫之集〉
しずはた‐やき【賤機焼】
駿河国の賤機山麓で産した陶器。寛永(1624〜1644)のころの創始で、交趾(コーチ)焼風。糸底に「賤機」の印が押...
しずはた‐やま【賤機山】
静岡市北部の山。麓に浅間(せんげん)神社がある。標高171メートル。
しず‐びょうし【閑拍子】
神楽歌で、自由リズムで演奏される部分。また、そのリズムの様式。
しず‐まき【倭文纏き】
《上代は「しつまき」》倭文を巻くこと。また、巻いたもの。「—の呉床(あごら)に立たし」〈雄略紀・歌謡〉
しずまり‐かえ・る【静まり返る】
[動ラ五(四)]すっかり静かになる。「場内が水を打ったように—・る」
しずま・る【静まる/鎮まる】
[動ラ五(四)] 1 物音がやんで静かになる。「会場が—・る」 2 勢力が衰える。威力がなくなる。「火事が—・る」...
しずみ【沈み】
1 沈むこと。低くなること。また、その程度。「地盤の—が激しい」 2 「沈め2」に同じ。
しずみ‐うお【沈み魚】
常に水の底にすむ魚。カレイ・コチなどの類。底魚。
しずみこみ‐たい【沈み込み帯】
地球表層で、二つのプレートが重なり合う場所において、一方のプレートの下にもう一方のプレートが沈み込む帯状の部分。プ...
しずみ‐こ・む【沈み込む】
[動マ五(四)] 1 沈んで深く中に入る。「海洋プレートが—・む」 2 深い考えにひたる。沈潜する。「思索に—・む...
しずみ‐ぼたん【沈み牡丹】
釉(うわぐすり)の下に線彫りで花の文様を施した青磁。牡丹以外の文様もある。
しず・む【沈む】
[動マ五(四)] 1 水面上にあったものが水中に没する。水底へ下降する。また、水底につく。「ボートが—・む」「島が...
しず・む【静む/鎮む】
[動マ下二]「しず(静・鎮)める」の文語形。
沈(しず)む瀬(せ)あれば浮(う)かぶ瀬(せ)あり
長い人生のうちには悪いときもあればよいときもある。悪いことばかりが続くものではないというたとえ。
しずめ【沈め】
1 沈めること。 2 漁具を沈めるためのおもり。しずみ。
しずめ【鎮め】
治めて落ち着かせること。鎮護。「国の—に祭る神」
しずめ‐いし【沈め石】
庭石で、一部分だけを地表に出しておくもの。
しずめ‐おうぎ【鎮め扇】
能楽で用いる扇の一。先端が半開きになる中啓(ちゅうけい)に対して、全体が閉じるものをいう。
しずめ‐おり【沈め折り】
扇を畳んだときに先端が締まるように作ること。また、そのように作った扇。
しずめ‐もの【鎮め物】
地鎮祭のとき、土地の神をしずめるために地中に埋めるもの。昔は人形(ひとがた)・鏡・剣・矛などを埋めた。
しず・める【沈める】
[動マ下一][文]しづ・む[マ下二]《「静める」と同語源》 1 沈むようにする。沈ませる。「敵の旗艦を—・める」「...