じゅく【塾】
[常用漢字] [音]ジュク(呉) 私設の学舎。「塾生・塾長・塾頭/家塾・義塾・私塾・村塾」 [名のり]いえ
じゅく【熟】
[音]ジュク(呉) [訓]うれる にる にえる なれる こなれる つらつら [学習漢字]6年 1 よく煮る。煮える...
じゅく【塾】
1 年少者に学問・技芸を教える私設の小規模な学舎。「—に通う」「珠算—」 2 勉学する生徒の寄宿舎。
じゅ‐く【受苦】
苦しみを受けること。
じゅく‐あん【熟案】
[名](スル)よくよく思案すること。熟考。「篤(とく)と—致候処」〈染崎延房・近世紀聞〉
じゅく‐かく【熟客】
⇒じゅっかく(熟客)
じゅく‐ぎ【熟議】
[名](スル)十分に論議を尽くすこと。「—したうえの結論」
じゅく‐けい【熟計】
[名](スル)⇒じゅっけい(熟計)
じゅく‐こん【熟根】
⇒じゅっこん(熟根)
じゅく‐ご【熟語】
1 2字またはそれ以上の漢字で書かれる漢語。熟字。「幸福」「美女」など。 2 二つまたはそれ以上の単語が合わさって...
じゅくご‐ルビ【熟語ルビ】
ルビの付け方の一種。個々の親文字にルビをつけながら、熟語としてのまとまりを考慮する方法で、モノルビとグループルビの...
じゅく‐さつ【熟察】
[名](スル)十分に考えて判断すること。深く見きわめること。「事物の性質を精査—し」〈雪嶺・真善美日本人〉
じゅく‐さん【熟蚕】
蚕の幼虫が十分に成長し、桑を食べるのをやめて繭を作りはじめる時期に達したもの。体は飴色(あめいろ)に見える。
じゅく‐し【熟思】
[名](スル)十分に考えをめぐらすこと。深く考えること。熟考。熟慮。「此理を—し、情理の間に得失を考察し」〈織田訳...
じゅく‐し【熟柿】
よく熟して柔らかくなったカキの実。ずくし。じゅくしがき。《季 秋》「切株におきてまったき—かな/蛇笏」
じゅく‐し【熟紙】
すいてから加工を施した紙。雲母(きらら)や礬水(どうさ)を引いたり、染色したりしたものなど。
じゅく‐し【熟視】
[名](スル)つくづくと見ること。じっと見つめること。凝視。「手に取って—する」
じゅく‐しき【熟識】
[名](スル) 1 十分に知りつくすこと。熟知。「その做(な)すところの事を—する為の方法なり」〈中村訳・自由之理...
じゅくし‐くさ・い【熟柿臭い】
[形][文]じゅくしくさ・し[ク]熟柿のようなにおいがする。酒に酔った人の息のにおいを形容する語。「—・い息を吐き...
じゅくし‐しゅぎ【熟柿主義】
熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長にその時機の到来を待つ主義。
じゅく‐しゃ【塾舎】
1 塾の建物。 2 塾生の寄宿舎。
じゅく‐じ【熟字】
2字以上の漢字を合わせて一つのまとまった意味を表すもの。また、それに用いる字。
じゅくじ‐くん【熟字訓】
2字以上の漢字からなる熟字を訓読みすること。「昨日(きのう)」「大人(おとな)」「五月雨(さみだれ)」など。
じゅく‐じゅく
[副](スル)「じくじく」に同じ。「傷口が膿(う)んで—(と)している」
じゅく‐じょ【熟女】
30歳代から50歳代の、成熟した色気の漂う女性。
じゅくじょう‐こうか【粥状硬化】
動脈壁に粥(かゆ)状の塊ができて内腔が狭くなる状態。動脈硬化症の最も多い病型。アテローム硬化。
じゅく・す【熟す】
[動サ五]「じゅく(熟)する」(サ変)の五段化。「さくらんぼの—・すころ」「まだ機が—・さない」 [動サ変]「じゅ...
じゅく‐すい【熟睡】
[名](スル)ぐっすりとよく眠ること。熟眠。うまい。「—したので寝起きがいい」
じゅく・する【熟する】
[動サ変][文]じゅく・す[サ変] 1 果実などが十分に実る。うれる。「桃の実が—・する」 2 ある物事をするのに...
じゅく‐せい【塾生】
塾で学ぶ学生・生徒。塾に寄宿している学生・生徒。
じゅく‐せい【熟成】
[名](スル) 1 成熟して十分なころあいに達すること。「機運が—する」 2 魚肉・獣肉などが酵素の作用により分解...
じゅくせい‐にく【熟成肉】
うまみを凝縮させるために一定期間貯蔵させた肉。製造方法として、風を当てて乾燥させるドライエージングと、真空包装して...
じゅく‐たつ【熟達】
[名](スル)熟練して上達すること。「機械操作に—する」
じゅく‐だん【熟談】
[名](スル) 1 納得がいくように十分話し合うこと。「—して決める」 2 話し合って紛争などの折り合いをつけるこ...
じゅく‐ち【熟地】
1 よく様子を知っている土地。 2 肥沃な土地。〈日葡〉
じゅく‐ち【熟知】
[名](スル)細かなところまでよく知っていること。詳しく知っていること。「—の間柄」「その件ならすでに—している」
じゅく‐ちょう【塾長】
塾の長。塾頭。
じゅく‐つう【熟通】
詳しくその事柄に通じていること。精通。
じゅく‐でん【熟田】
よく耕して、手入れのゆきとどいている田。
じゅく‐とう【塾頭】
塾の責任者。塾長。
じゅく‐ど【熟度】
果実などの熟した程度。うれ具合。「—測定器」
じゅく‐どく【熟読】
[名](スル)文章の意味をよく考えながらじっくり読むこと。「名作を—する」
じゅくどく‐がんみ【熟読玩味】
[名](スル)詩文をよく読み、その意味を十分に味わうこと。
じゅく‐ねん【熟年】
人生の中で、成熟した年代。1970年ごろにつくられた語で、はじめ老年の意、次いで中高年の意で用いられるようになった...
じゅく‐ばた【熟畑】
よく耕して、手入れのゆきとどいている畑。
じゅく‐ばん【熟蕃】
1 教化され、帰順した原住の人々。⇔生蕃(せいばん)。 2 第二次大戦前の日本統治時代、台湾の高山族(高砂族)のう...
じゅく‐ひ【熟否】
1 果実・穀物などの、熟すことと熟さないこと。 2 事に慣れていることと慣れていないこと。「運転技術の—」
じゅく‐びょう【熟苗】
移植するのに適当な状態に生育した苗。
じゅく‐べん【塾弁】
学習塾に通う子供が、主に夕食として持参する弁当。
じゅく‐みん【熟眠】
[名](スル)ぐっすり眠ること。熟睡。「枕を高くして—する」