たけだ‐ゆりこ【武田百合子】
[1925〜1993]随筆家。神奈川の生まれ。夫は作家の武田泰淳。夫の死後、富士山荘での二人の生活を綴(つづ)った...
たけだ‐りゅう【武田流】
⇒甲州流(こうしゅうりゅう)
たけだ‐りんたろう【武田麟太郎】
[1904〜1946]小説家。大阪の生まれ。新感覚派的手法による小説「暴力」でプロレタリア文学の作家として出発、の...
たけ‐ち【高市】
《「たかいち」の音変化》土地の高い所にある市。「大和のこの—に小高る市の高処(つかさ)」〈記・下・歌謡〉
たけち‐ずいざん【武市瑞山】
[1829〜1865]幕末の尊攘派志士。土佐の人。通称、半平太。郷士の子で、土佐勤王党を組織。吉田東洋らの佐幕開国...
たけ‐ちつ【竹帙】
巻子本(かんすぼん)・経巻などの巻物を包む帙の一種。細くけずった竹を色糸で編み、布で縁どりしたもの。奈良時代に多く...
たけち‐てつじ【武智鉄二】
[1912〜1988]演出家・評論家・映画監督。大阪の生まれ。本姓、川口。はじめ古典芸能を研究・評論、のち若手歌舞...
たけち‐の‐くろひと【高市黒人】
奈良前期の万葉歌人。持統・文武朝に旅の歌を残し、叙景歌の先駆をなすといわれる。生没年未詳。
たけち‐の‐みこ【高市皇子】
[654〜696]天武天皇の第1皇子。壬申(じんしん)の乱に際し、天武天皇を助けて活躍。皇太子草壁皇子の死後、太政...
た‐けっしょう【多結晶】
全体が同一の単結晶からなり、部分によりその結晶軸の方向が異なる結晶固体。普通の金属などはこの類。→単結晶
たけっしょう‐けいそ【多結晶珪素】
「多結晶シリコン」に同じ。
たけっしょう‐シリコン【多結晶シリコン】
珪素(シリコン)の多結晶。単結晶シリコンよりつくりやすく、安価。IC・太陽電池などに利用される。多結晶珪素。ポリシ...
たけっしょう‐ダイヤモンド【多結晶ダイヤモンド】
ダイヤモンドの多結晶。グラファイト(石墨)を直接高温高圧で焼結することによって造られる。天然の単結晶ダイヤモンドの...
た‐けつ【多血】
[名・形動] 1 体内の血液の量の多いこと。 2 感情的で激しやすいこと。血の気の多いこと。また、そのようなさま。...
たけつ‐かん【多血漢】
感情的で激しやすい性質の男。血の気の多い男。
たけ‐つぎ【丈継ぎ】
踏み台や脚立(きゃたつ)など、高い所にある物を取るときに用いる台。
たけつ‐しつ【多血質】
ヒポクラテスの体液説に基づく気質の4分類の一。快活、楽天的、社交的で、気が変わりやすい気質。→黒胆汁質 →胆汁質 ...
たけつ‐しょう【多血症】
血液の絶対量、特に赤血球が多い状態。赤血球増加症。
たけつる‐まさたか【竹鶴政孝】
[1894〜1979]実業家。広島の生まれ。英国スコットランドでウイスキー製造技術を学ぶ。昭和9年(1934)大日...
たけ‐づっぽう【竹づっぽう】
「竹筒」に同じ。
たけ‐づつ【竹筒】
竹を横に切って底部に節を残し、水などを入れるのに用いる筒。たけづっぽう。
たけ‐でっぽう【竹鉄砲】
篠竹(しのだけ)で作った鉄砲のおもちゃ。竹筒にヤツデや杉の実を詰め込み、棒で先端へ押し出してから、別の実を押し込ん...
たけとみ‐じま【竹富島】
沖縄県、八重山諸島の一島。隆起珊瑚礁(さんごしょう)からなる小島。西の西表(いりおもて)島などとともに竹富町に属す...
たけとも‐そうふう【竹友藻風】
[1891〜1954]詩人・英文学者。大阪の生まれ。本名、乕雄(とらお)。上田敏に学び、英米に留学して英文学を修め...
たけとり‐の‐おきな【竹取翁】
竹取物語に登場する人物で、竹を取るのを業とする老人。
たけとりのおきなのものがたり【竹取翁物語】
竹取物語の異称。
たけとりのおきなのものがたりかい【竹取翁物語解】
江戸後期の注釈書。6巻。田中大秀(たなかおおひで)著。文政9年(1826)成立、天保2年(1831)刊。竹取物語の...
たけとりものがたり【竹取物語】
平安初期の物語。1巻。作者・成立年未詳。竹取翁(たけとりのおきな)によって竹の中から見いだされ、育てられたかぐや姫...
たけ‐とんぼ【竹蜻蛉】
玩具の一。プロペラ状に削った竹の中心に軸を挿して、両手で回転させて飛ばして遊ぶ。
たけなか‐はんべえ【竹中半兵衛】
[1544〜1579]戦国時代の武将。美濃の人。本名、重治(しげはる)。長篠(ながしの)の戦いの功を認められ、豊臣...
たけ‐なが【丈長】
[名・形動] 1 丈が長いこと。衣服などが身長に比べて長いこと。また、そのさま。「—な(の)髪」「和服を—に着付け...
たけ‐ながし【竹流し】
1 水を通して砂金などを沈殿させるために設けた竹製の樋(とい)。 2 室町末期から戦国時代にかけて、竹を二つに縦割...
たけなが‐ほうしょ【丈長奉書】
質が厚くて糊(のり)けがなく、普通より長い奉書紙。縦1尺6寸(約48センチ)、横2尺3寸(約70センチ)のもの。丈長。
丈(たけ)なす
身長と同じくらいの長さである。「—黒髪」
たけなわ【酣/闌】
[名・形動]行事・季節などが最も盛んになった時。盛りが極まって、それ以後は衰えに向かう時。また、そのようなさま。真...
竹(たけ)に油(あぶら)を塗(ぬ)る
よく滑るところから、口が達者なことのたとえ。
たけに‐ぐさ【竹似草/竹煮草】
ケシ科の多年草。山野や荒地に生え、高さ1〜2メートル。茎は中空で、葉は菊に似て大きく、裏面が白い。茎や葉に有毒の黄...
たけにし‐ひろこ【竹西寛子】
[1929〜 ]文芸評論家・小説家。広島の生まれ。出版社勤務ののち執筆生活に入る。小説「兵隊宿」で川端康成文学賞、...
竹(たけ)に雀(すずめ)
1 竹にスズメのいる図柄。日本画の画題。 2 取り合わせのよいことのたとえ。 3 紋所の名。笹竹(ささたけ)で丸を...
たけぬなかわわけ‐の‐みこと【武渟川別命/建沼河別命】
孝元天皇の皇子大彦命(おおびこのみこと)の御子。日本書紀によれば崇神天皇の四道将軍の一人と伝えられる。阿部臣(あべ...
たけ‐の‐あき【竹の秋】
《竹の葉が黄ばんでくるところから》陰暦3月の異称。竹秋(ちくしゅう)。《季 春》「—月に小督(こごう)の墓掃かん/鳴雪」
たけ‐の‐あみど【竹の編み戸】
細い竹または割り竹を編んで作った戸。多く貧しい家をいう。「あやしの—のうちより」〈徒然・四四〉
たけのうち‐しきぶ【竹内式部】
[1712〜1768]江戸中期の神道家。越後の人。名は敬持。号、羞斎(しゅうさい)・周斎・正庵。式部は通称。垂加神...
たけのうち‐とうげ【竹内峠】
大阪府南河内(かわち)郡太子(たいし)町と奈良県葛城(かつらぎ)市の府県境にある峠。標高289メートル。金剛山地の...
たけのうち‐の‐すくね【武内宿禰】
大和朝廷の初期に活躍したという伝説上の人物。記紀によれば第8代孝元天皇の曽孫で、景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5朝...
たけのうち‐りゅう【竹内流】
現存する柔術最古の一流派。天文元年(1532)に作州の人、竹内中務大夫久盛が創始したと伝える。柔術・捕手・小具足・...
たけ‐の‐うてな【竹の台】
清涼殿の東庭にある、呉竹(くれたけ)の台(うてな)と河竹(かわたけ)の台の総称。たけのだい。
たけ‐の‐かわ【竹の皮】
竹の子を包んでいる鱗片(りんぺん)状の皮。生長するに従って自然にはげ落ちる。食物を包んだり、また、裂いて笠や草履な...
たけのかわ‐づつみ【竹の皮包み】
食物などを竹の皮で包むこと。また、包んだもの。
たけ‐の‐こ【竹の子/筍/笋】
1 竹の地下茎から生え出る若芽。褐色の毛の密生した皮を幾重にもかぶる。モウソウチク・マダケ・ハチクなどのものを食用...