とく‐ひつ【禿筆】
穂先の擦り切れた筆。ちびた筆。また、自分の文章や筆力を謙遜していう語。
とく‐ひつ【特筆】
[名](スル)特にとりたてて書くこと。「—に値する」「—すべき事」
とくひつ‐たいしょ【特筆大書】
[名](スル)特に目立つようにしるすこと。
禿筆(とくひつ)を呵(か)・す
穂先の擦り切れた筆に息を吹きかけて書く。転じて、下手な文章を書く。
とく‐ひょう【得票】
[名](スル)選挙で候補者が票を得ること。また、その票。「婦人層から—する」
とくひょう‐りつ【得票率】
有効投票数に占める、ある候補者や政党の得票数の割合。 [補説]小選挙区制や選挙人制では、全選挙区累計の得票率で劣っ...
とく‐びれ【特鰭】
カサゴ目トクビレ科の海水魚。全長約40センチで、雄が大形。体は細長く、多数の骨板に覆われ、雄は第2背びれとしりびれ...
とく‐ふう【徳風】
《「論語」顔淵から》徳が人を感化することを風にたとえていった語。
とく‐ぶん【得分】
1 もうけ。利益。 2 ある人がもらう分。とりぶん。分けまえ。 3 中世、荘園の領主・荘官・地頭などが、所領から年...
とく‐べつ【特別】
[名・形動]他との間に、はっきりした区別があること。他と、はっきり区別して扱うこと。また、そのさま。格別。「—な(...
とくべつ‐あつかい【特別扱い】
[名](スル)他とは違う扱いをすること。「上客として—する」
とくべつ‐いいんかい【特別委員会】
国会の両議院で、特に必要と認めた案件または常任委員会の所管に属さない特定の案件を審査するため、そのつど設けられる委...
とくべつ‐えいじゅうしゃ【特別永住者】
第二次大戦以前から日本に住み、昭和27年(1952)サンフランシスコ講和条約により日本国籍を離脱した後も日本に在留...
とくべつえいじゅうしゃ‐しょうめいしょ【特別永住者証明書】
入国管理特例法に基づき、特別永住者に法務省が交付する身分証明書。ICチップ内蔵のプラスチックカードで、氏名・国籍・...
とくべつ‐えんこしゃ【特別縁故者】
被相続人と生計を同じくしていたり、被相続人の療養看護に努めたなど、被相続人と特別の縁故があった人。相続人がいない場...
とくべつ‐かい【特別会】
「特別国会」の法令上の正式名称。
とくべつ‐かい【特別解】
⇒特殊解
とくべつ‐かいけい【特別会計】
国および地方公共団体で、一般会計と区分して設けられた会計。国については、特定の事業を行う場合、特定の資金を保有して...
とくべつかいけいにかんする‐ほうりつ【特別会計に関する法律】
地震再保険特別会計・財政投融資特別会計・エネルギー対策特別会計・年金特別会計などの特別会計について規定した法律。か...
とくべつかいけい‐ほう【特別会計法】
「特別会計に関する法律」の略。
とくべつ‐かいゆううんちん【特別回遊運賃】
⇒ペックス(PEX)
とくべつ‐かくりまい【特別隔離米】
⇒隔離米
とくべつ‐かつどう【特別活動】
小・中・高等学校で、各教科・総合的学習などと並ぶ教育課程の一領域。集団活動を通して、個性の伸長、自主的・実践的態度...
とくべつ‐かんじょう【特別勘定】
生命保険会社が変額保険や変額年金保険の資産を運用・管理するために用いる勘定。運用結果によって保険金・年金・給付金な...
とくべつ‐かんちょう【特別官庁】
行政官庁のうち、その権限が特殊の事務に限られる官庁。会計検査院・税務署など。
とくべつかんり‐ひみつ【特別管理秘密】
国の安全や外交上の秘密、その他の国の重大な利益に関する事項のうち、特に秘匿することが必要であるとして行政機関が指定...
とくべつかんり‐ぶっしつ【特別管理物質】
⇒特定化学物質
とくべつ‐きてい【特別規定】
ある特定の事項にだけ適用するきまり。
とくべつ‐きゅうこう【特別急行】
普通の急行列車よりも速く、主要な駅にだけ停車する列車。特別急行列車。特急。
とくべつきゅうこう‐けん【特別急行券】
急行券の一。特別急行列車に乗車するため、乗車券のほかに必要とされるもの。特急券。
とくべつきゅうこう‐れっしゃ【特別急行列車】
⇒特別急行
とくべつ‐きょうしつ【特別教室】
理科・音楽・家庭科などの授業のため、特別の設備をした教室。
とくべつ‐きょうしょ【特別教書】
米国大統領が必要に応じて議会に送る政治上の意見書。立法勧告・調査報告などを内容とする。
とくべつきょうりょく‐すいいき【特別協力水域】
日台漁業協定で定められた水域で、日本と台湾の双方がそれぞれ自国の漁業に関する法令を適用できるが、双方の漁業者の操業...
とくべつ‐きよ【特別寄与】
相続人などが、被相続人の生前、その財産の維持・増加に一定の貢献をしたこと。相続人の場合、遺産から寄与分を除いたぶん...
とくべつきよ‐しゃ【特別寄与者】
1 被相続人に対して無償で療養看護などの労務を提供したことによって、被相続人の財産の維持または増加に特別の寄与をし...
とくべつきよ‐りょう【特別寄与料】
被相続人の財産の維持・増加に対して、療養看護等の労務提供など特別の寄与をした相続人以外の親族が、遺産相続時に各相続...
とくべつ‐ぎゅうにゅう【特別牛乳】
保健所の許可を得た特別な施設で搾取した生乳を処理して製造される牛乳。原乳に含まれる細菌数が少なく、加熱殺菌処理しな...
とくべつ‐く【特別区】
東京都の23区。特別地方公共団体の一つで、原則として市に準ずる扱いを受ける。区議会を置く。
とくべつ‐くいき【特別区域】
⇒特区
とくべつ‐くみんぜい【特別区民税】
東京都の特別区が賦課する住民税。市町村民税に相当する。区民税。
とくべつ‐けいほう【特別刑法】
刑法典以外の刑罰法規。軽犯罪法などの罪と刑とを規定している法令と、道路交通法のような行政取締法規に含まれている罰則...
とくべつ‐けいほう【特別警報】
従来の気象警報の発表基準をはるかに超える豪雨や暴風などが予想され、甚大な災害の危険が差し迫っているときに、最大限の...
とくべつ‐けつぎ【特別決議】
株式会社の株主総会での決議の一。定款の変更、会社の解散・合併など、会社経営の根本にかかわる議案についての決議で、議...
とくべつ‐げんけい【特別減刑】
恩赦の一。刑の言い渡しを受けた特定の者に対して、刑または刑の執行を減軽すること。
とくべつ‐こうげきたい【特別攻撃隊】
⇒特攻隊
とくべつ‐こうこく【特別抗告】
訴訟法上、通常の不服申し立てのできない決定・命令に対し、憲法違反を理由として最高裁判所に対して行う抗告。刑事訴訟で...
とくべつ‐こうとうけいさつ【特別高等警察】
明治末期から第二次大戦の敗戦まで、思想犯罪取り締まりに当たった警察。大逆事件を契機として、明治44年(1911)警...
とくべつ‐こうふぜい【特別交付税】
地方交付税の一。災害などの緊急時に国が交付する。→普通交付税
とくべつ‐こうむいん【特別公務員】
裁判・検察・警察の職務を行う公務員と、これらを補助する者。 [補説]特別職公務員とは異なる。