ないし‐どころ【内侍所】
1 平安時代、三種の神器の一つである神鏡(八咫鏡(やたのかがみ))を安置した所。温明殿(うんめいでん)にあり、内侍...
ないし‐の‐かみ【尚侍】
内侍司(ないしのつかさ)の長官。もと従五位相当、のち従三位相当。天皇に近侍して、奏請・伝宣などをつかさどったが、の...
ないし‐の‐じょう【掌侍】
内侍司(ないしのつかさ)の判官(じょう)。もと従七位相当、のち従五位相当。その第一位を勾当内侍(こうとうのないし)...
ないし‐の‐すけ【典侍】
内侍司(ないしのつかさ)の次官。もと従六位相当、のち従四位相当。てんじ。
ないし‐の‐つかさ【内侍司】
律令制の後宮十二司の一。天皇に近侍して、奏請・伝宣の事にあたり、また、後宮の礼式などをつかさどった。職員は女性で、...
ないし‐は【乃至は】
[接]「ないし」を強めていう語。「書類は持参—郵送のこと」
ない‐しゃく【内借】
[名](スル) 1 内々に借金すること。「実家から—する」 2 受け取るべき金銭の一部を期日前に借りること。前借り...
ない‐しゃく【内戚】
父方の親戚(しんせき)。ないせき。⇔外戚(げしゃく)。「—にも外戚にも、女というものなむ乏(とも)しく侍る」〈宇津...
ない‐シャント【内シャント】
血液透析で、十分な血流量を確保するために、主に前腕の皮下で動脈と静脈を皮下でつなぎ合わせ、穿刺しやすい静脈に大量の...
ない‐しゅう【内周】
内側で測ったまわりの長さ。うちまわり。⇔外周。
ない‐しゅうげん【内祝言】
内々に祝言すること。
ない‐しゅっけつ【内出血】
[名](スル)体内で出血が起こること。血液が組織や体腔内にとどまって体外に出ない状態。「打撲部位が—する」⇔外出血。
ない‐しゅひ【内珠皮】
種子植物の胚珠を包む珠皮が2枚あるとき、その内側のもの。⇔外珠皮。
ない‐しゅひ【内種皮】
種子を包む2枚の種皮のうち、内側のもの。⇔外種皮。
ない‐しょ【内書】
1 内密の書状。 2 執事・奉行などの手を通さずに、主君が直接に出す書状。将軍の出すものは特に御内書とよばれた。直...
ない‐しょ【内緒/内証/内所】
《「ないしょう(内証)」の音変化》 1 「ないしょう(内証)2」に同じ。「—の話」「—にする」 2 「ないしょう(...
ない‐しょう【内相】
内務大臣の略称。
ない‐しょう【内証】
1 仏語。自己の心の内で真理を悟ること。内面的な悟り。 2 表向きにせず、内々にしておくこと。外部には隠しておくこ...
ない‐しょう【内障】
1 仏語。煩悩(ぼんのう)など、心の内部の障害。 2 「内障眼」の略。
ない‐しょう【内鞘】
高等植物の茎または根の内皮のすぐ内側にあって、維管束を囲む柔組織の細胞層。根ではこれが分裂して側根を形成する。
ない‐しょう【内訟】
[名](スル)自分で自分の過ちをとがめること。内省。
ないしょう‐がん【内障眼】
⇒底翳(そこひ)
ない‐しょうしゃ【内照射】
癌(がん)の放射線治療で、微量の放射性物質を体の中に入れて病巣に放射線を照射する方法。小線源治療。体内照射。内部照...
ないしょうしゃ‐りょうほう【内照射療法】
⇒アイソトープ治療
ないしょう‐ちょう【内証帳】
私的な事柄が書いてある帳面。「玉川千之丞—の事」〈浮・男色大鑑・五〉
ない‐しょうでん【内昇殿】
宮中の清涼殿の殿上(てんじょう)の間(ま)に昇ることを許されること。うちの昇殿。
ないしょう‐むき【内証向き】
家計に関すること。勝手向き。「—はいざ知らず、福々しくぞ見えし」〈滑・古朽木〉
ないしょう‐よし【内証善し】
財政状態がよいこと。また、その人。「利発なる商人あり。—と世間の見立て違はず」〈浮・桜陰比事・三〉
ない‐しょく【内職】
[名](スル) 1 本職とは別に、収入を得るためにする仕事。副業。 2 家庭の主婦などが家計の助けに主として自宅で...
ない‐しょく【内食】
[名](スル) 1 「うちしょく(内食)」に同じ。 2 こっそり食事を取ること。内証で食事をすること。また、その食...
ないしょく‐しょうほう【内職商法】
高収入の内職を紹介すると勧誘をし、その前に講習の受講や用具の購入、あるいは登録料が必要だとして高額の金銭をだまし取...
ないしょ‐ごと【内緒事】
秘密にしていること。また、内々のこと。ないしょうごと。
ないしょのてがみ【ないしょの手紙】
《原題、(チェコ)Listy důvěrné》ヤナーチェクの弦楽四重奏曲第2番の通称。1928年作曲。名称は作曲家...
ないしょ‐ばなし【内緒話】
人に聞かれないように、こっそりする話。ないしょうばなし。
ないし‐るい【内翅類】
完全変態を行う昆虫の一群。蛹(さなぎ)になってから翅(はね)が外部に現れる。⇔外翅類。
ない‐しん【内心】
1 表に出さない気持ち。心のうち。心中。副詞的にも用いる。「—を打ち明ける」「—びくびくだった」 2 三角形の内接...
ない‐しん【内申】
[名](スル)内々に申し述べること。また、その文書。「本人の適性について—する」
ない‐しん【内診】
[名](スル) 1 直腸や女性の生殖器の内部を診察すること。 2 医師が自分の診療所内で診療を行うこと。宅診。
ない‐しん【内親】
父方の親類。内戚(ないせき)。「偏に外縁の愁へに就きて、卒(にはか)に—の道を忘れぬ」〈将門記〉
ないしん‐しょ【内申書】
1 内申の事項を記して報告する書類。 2 入学者選抜の資料として、志願者の学業成績・性格・出欠状況などを記入して出...
ないしん‐せい【内進生】
《「内部進学生」の略》「内部生」に同じ。⇔外進生。
ないしん‐だい【内診台】
内診1の際に、患者が横たわる台。椅子型のものもある。
ないしん‐てん【内申点】
内申書2に記される成績のことで、特に数値化された部分についていう語。
内心(ないしん)如夜叉(にょやしゃ)
「外面似菩薩(げめんじぼさつ)内心如夜叉」の略。
ない‐しんのう【内親王】
1 皇室典範で、嫡出の皇女および嫡男系嫡出の皇孫である女子。旧皇室典範では、皇女から皇玄孫までの女子をいった。 2...
ない‐じ【内耳】
耳の最深部の、複雑な骨壁に囲まれた部分。聴覚をつかさどる蝸牛(かぎゅう)と、平衡感覚をつかさどる三半規管・前庭(ぜ...
ない‐じ【内事】
内部に関する事柄。うちうちのこと。⇔外事。
ナイジェリア
アフリカ西部、ギニア湾に面する国。正称、ナイジェリア連邦共和国。ニジェール川とその支流域にある。首都アブジャ。最大...
ないじ‐えん【内耳炎】
内耳の炎症。難聴・耳鳴り・めまいなどを起こす。迷路炎。
ないじ‐しんけい【内耳神経】
聴覚と平衡をつかさどる脳神経。内耳の蝸牛(かぎゅう)から始まる聴神経(蝸牛神経)と、三半規管・前庭(ぜんてい)から...