なぐさめ【慰め】
慰めること。また、そのもの。「子供の成長が—になる」「けががなかったのがせめてもの—である」
なぐさめ‐がお【慰め顔】
慰めようとする顔つき、そぶり。「—で言葉をかける」
なぐさめ‐ぐさ【慰め種/慰め草】
心を慰める材料。心をいやすもととなるもの。「命侍らむ限りは、何か朝夕の—にて見過ぐしつべし」〈源・東屋〉
なぐさめ‐どころ【慰め所】
心の慰めになる所や物事、相手。「限りだになき物思ひは口惜しく、—だにぞなかりける」〈狭衣・二〉
なぐさ・める【慰める】
[動マ下一][文]なぐさ・む[マ下二] 1 何かをして、一時の悲しみや苦しみをまぎらせる。心を楽しませる。心をなご...
なぐさもる【慰もる】
《動詞「なぐさむ」の連体形「なぐさむる」の音変化》気をまぎらす。なぐさめる。「—心はなしにかくのみし恋ひや渡らむ月...
ナグシェ‐ラジャブ
ササン朝ペルシア時代の遺跡。都市遺跡ペルセポリスの北約3キロメートルに位置する。ササン朝を建てたアルデシール1世と...
ナグシェ‐ロスタム
アケメネス朝ペルシア時代の王墓群。都市遺跡ペルセポリスの北約4キロメートルに位置する岩山の壁面を十字形に彫り込んだ...
ナーグプル
インド西部、マハラシュトラ州の都市。18世紀初頭、ゴンド王国により建設。英国統治時代は中央州の州都となった。同州東...
なぐ‐や【投ぐ矢/投ぐ箭】
「投げ矢」に同じ。「—持ち千尋射渡し剣大刀腰に取り佩(は)き」〈万・四一六四〉
なぐら
海上の風がおさまったあとも、なお高く立っている波。なぐれ。なごろ。
なぐら‐アンパル【名蔵アンパル】
沖縄県、石垣島西部の名蔵川河口に広がる干潟。石垣市に属する。面積1.57平方キロメートル。マングローブの林が広がり...
なぐり【殴り/擲り】
1 なぐること。 2 ⇒薙(な)ぎ面(づら)
なぐり‐あい【殴り合い】
互いに相手をなぐること。「口論の末、—になる」
なぐり‐がき【殴り書(き)】
[名](スル)乱暴に、または無造作に書くこと。また、そのように書いたもの。「メモ用紙に—する」
なぐり‐けいこく【名栗渓谷】
埼玉県南西部、入間川上流の名栗川にある渓谷。飯能市の岩根橋から上流約1キロメートルの谷。奇岩と渓谷美に富んでいる。...
なぐり‐こ【名栗湖】
埼玉県南西部、飯能市名栗地区にある人造湖。入間川上流にある支流の有間川がせき止められて昭和61年(1986)完成し...
なぐり‐こみ【殴り込み】
殴り込むこと。「—をかける」
なぐり‐こ・む【殴り込む】
[動マ五(四)] 1 けんか相手などの所へ押しかけて乱暴をはたらく。「武装して—・む」 2 相手の根拠地に進出して...
なぐり‐ころ・す【殴り殺す】
[動サ五(四)]殴って殺す。殴殺(おうさつ)する。「鉄棒で—・す」
なぐり‐たお・す【殴り倒す】
[動サ五(四)]殴って倒す。「けんかの相手を—・す」
なぐり‐つ・ける【殴り付ける】
[動カ下一][文]なぐりつ・く[カ下二] 1 強く殴る。「思いきり—・ける」 2 絵や文章などを、なげやりに粗っぽ...
なぐり‐とば・す【殴り飛ばす】
[動サ五(四)]力まかせに強く殴る。「悪さをして父に—・される」
なぐ・る
[動ラ下二]「なぐれる」の文語形。
なぐ・る【殴る/擲る/撲る】
[動ラ五(四)] 1 (こぶしや棒などで)相手を乱暴に強く打つ。「—・る蹴るの暴行」 2 乱暴に物事をする。また、...
なぐるさ‐の【投ぐる箭の】
[枕]投げる矢が遠く飛ぶ意から、「遠ざかる」に掛かる。「—遠ざかり居て思ふ空安けなくに」〈万・三三三〇〉
なぐれ
《動詞「なぐれる」の連用形から》 1 横にそれること。「其の拍子に風の—で奴等の上の釣洋灯(つりランプ)がぱっと消...
なぐ・れる
[動ラ下一][文]なぐ・る[ラ下二] 1 横の方へそれる。「莨(たばこ)の煙白く横に—・れて」〈小杉天外・はやり唄...
ナグレーシュワラム‐じいん【ナグレーシュワラム寺院】
《Nagleswaram Temple》スリランカ北部の都市ジャフナ近郊にあるヒンズー教寺院。市街北郊の町キーリマ...
な‐ぐわ・し【名細し/名美し】
[形シク]名高い。名がりっぱである。「—・しき稲見の海の沖つ波千重に隠りぬ大和島根は」〈万・三〇三〉
なけ‐なくに【無けなくに】
[連語]《形容詞「なし」の古い未然形「なけ」+連語「なくに」》ないわけではないのに。いるのに。あるのに。「ま葛(く...
なけ‐なし
あるとはいえないほど少ないこと。ほんのわずかしかないこと。「—の金をはたく」
な・ける【泣ける】
[動カ下一]《泣くことができる意から》思いがあふれて、ひとりでに泣いてしまう。涙が出るほど感動する。「—・ける映画...
なければ‐なら◦ない【無ければならない】
[連語] 1 《「なけれ」は形容詞「ない」の仮定形》当然あるべきである。あるに違いない。あることが必要だ。「国家に...
なげ【投げ】
1 投げること。「槍—」「身—」 2 相撲・柔道の技の一。相手の回しや腕・首などに手をかけ、腰を入れて投げ倒すこと...
な‐げ【無げ】
[形動][文][ナリ] 1 ないように見えるさま。「事も—にやってのける」 2 無造作なさま。心のこもっていないさ...
なげ‐あ・う【投(げ)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに相手に向かって投げる。「枕を—・う」 2 野球で、投手が相手の投手と競って投球する。...
なげ‐あし【投(げ)足】
1 足を投げ出して座ること。また、その足。 2 他人の行為などで迷惑を受けること。「そいで、其の—がわたへんとこへ...
なげ‐あみ【投(げ)網】
1 「投網(とあみ)」に同じ。 2 鴨捕り用の三角形の網。下方に長い柄をつけて、鴨が飛んでくるのを待ち構え、通過直...
なげ‐い・ず【投げ出づ】
[動ダ下二]投げ与える。なげだす。「ただあららかなる東絹(あづまぎぬ)どもを、押しまろがして—・でつ」〈源・東屋〉
なげ‐いだ・す【投げ出だす】
[動サ四]「投げ出(だ)す」に同じ。「果ては命を—・す、投げ丁半の旅稼ぎ」〈伎・五十三駅扇宿附〉
なげ‐いれ【投(げ)入れ/抛げ入れ】
生け花で、自然のままの風姿を保つように生けること。また、その花。室町末期に始まる。投げ込み。投げ入れ花。
なげいれ‐ばな【投(げ)入れ花】
「投げ入れ」に同じ。
なげ‐い・れる【投(げ)入れる】
[動ラ下一][文]なげい・る[ラ下二]投げて中へ入れる。投げ込む。「いかりを海に—・れる」
なげ‐う・つ【投(げ)打つ/擲つ/抛つ】
[動タ五(四)] 1 惜しげもなく差し出す。また、捨ててしまう。「全財産を—・つ」 2 投げつける。なげすてる。「...
なげ‐うり【投(げ)売り】
[名](スル)損を承知で、安値で売ること。捨て売り。「在庫品を—する」
なげ‐おうぎ【投(げ)扇】
⇒投扇興(とうせんきょう)
なげ‐おろ・す【投(げ)下ろす】
[動サ五(四)]上から下の方へ向けて投げる。「救命具を海に—・す」
なげか・う【嘆かふ】
[連語]《動詞「なげ(嘆)く」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》嘆きつづける。しきりに嘆息する。「隠(こも...
なげ‐かえ・す【投(げ)返す】
[動サ五(四)] 1 投げて相手に返す。「投手の正面に—・す」 2 言葉や視線などを相手に返す。「ほほえみを—・す」