はち‐にん【八人】
1 8名の人。 2 《「火」の字を分解すると「八人」となるところから》火のこと。八人童子。
はちにん‐がた【八人肩】
八人が交代で駕籠(かご)を担ぐこと。また、その駕籠。八枚肩。「—の大乗物」〈浮・一代男・七〉
はちにん‐げい【八人芸】
一人で八人分の楽器や声色(こわいろ)などを聞かせる芸。万治・寛文(1658〜1673)のころから流行。
はち‐ねつじごく【八熱地獄】
⇒八大地獄
はち‐の‐き【鉢の木】
鉢植えの木。
はちのき【鉢木】
謡曲。四番目物。零落の身の佐野源左衛門尉常世は、大雪の夜、旅僧に身をやつした北条時頼を泊め、秘蔵の鉢の木を焚(た)...
はち‐の‐こ【蜂の子】
1 ハチの幼虫。特に、クロスズメバチの幼虫。信州地方で甘露煮や蜂の子飯などにして賞味。《季 秋》 2 カヤ(榧)の...
はち‐の‐こ【鉢の子】
「鉢1」に同じ。
はち‐の‐こし【蜂の腰】
砂時計で、中央部のくびれた部分のこと。
はち‐の‐じ【八の字】
「八」の字の形。「—眉(まゆ)」
はちのじ‐きどう【八の字軌道】
⇒準天頂軌道
八(はち)の字(じ)を寄(よ)・せる
眉(まゆ)を八の字にして眉間(みけん)にしわを寄せる。顔をしかめる。「—・せて考え込む」
はち‐の‐す【蜂の巣】
1 ハチが幼虫を育てたり花の蜜などを蓄えたりするために作る巣。一般には、六角形の多数の巣部屋のある、アシナガバチ・...
はちのすじょう‐ふうかがん【蜂の巣状風化岩】
⇒タフォニ
蜂(はち)の巣(す)をつついたよう
大騒ぎとなって収拾がつかないさま。「—な騒ぎ」
はちのへ【八戸】
青森県南東部、太平洋に面する市。漁業・重化学工業が盛ん。もと南部氏の城下町。鎌倉時代に、当時の糠部(ぬかのぶ)郡を...
はちのへがくいん‐だいがく【八戸学院大学】
青森県八戸市にある私立大学。昭和34年(1959)に設立された光星学院を母体とし、昭和56年(1981)に八戸大学...
はちのへ‐こう【八戸港】
青森県八戸市にある港。重要港湾の一で、管理者は青森県。非鉄金属業や製紙業を支える工業港であるとともに、東・東南アジ...
はちのへ‐こうぎょうだいがく【八戸工業大学】
青森県八戸市にある私立大学。昭和47年(1972)に開学。平成7年(1995)には大学院を設置した。
はちのへ‐し【八戸市】
⇒八戸
はちのへ‐だいがく【八戸大学】
⇒八戸学院大学
はちはい‐どうふ【八杯豆腐】
薄く細長く切った豆腐を、水4杯・醤油2杯・酒2杯の割合の汁で煮て、葛(くず)を加えた料理。うどん豆腐。
はち‐はち【八八】
1 8と8。また、8の8倍。 2 花札の遊び方の一。88点以上を勝ちとして、12回で勝負を争うもの。はち。はちじゅ...
はち‐はち【鉢鉢】
[感]托鉢(たくはつ)僧が、門前に立って物乞(ものご)いをするときに発する語。はっちはっち。「御存じの坊主—」〈浮...
はちはち‐かんたい【八八艦隊】
旧日本海軍の建艦案。各8隻の戦艦と巡洋戦艦とを基幹とする大艦隊計画であったが、大正10年(1921)のワシントン軍...
はち‐ひらき【鉢開き】
《「はちびらき」とも》 1 鉢の使い初め。「今日の振舞ひは、ただ亭主の—にて候」〈咄・醒睡笑・七〉 2 「鉢坊主」...
はちひらき‐ぼうず【鉢開き坊主】
「鉢坊主」に同じ。「米の乏しき—となりて」〈浮・胸算用・一〉
はち‐ひんし【八品詞】
英文法などで行われている伝統的な八つの品詞分類。名詞・代名詞・形容詞・動詞・副詞・前置詞・接続詞・間投詞の称。
は‐ちびき【葉血引】
スズキ目ハチビキ科の海水魚。全長約50センチ。背は赤褐色、腹は淡色。本州中部以南や南アフリカのやや深海に分布。
はち‐びたい【鉢額】
はげ上がって、広く突き出た額をあざけっていう語。「『額こそは高けれ』『—で候ふもの』」〈虎寛狂・今参〉
はちビット‐カラー【8ビットカラー】
《8bit color》コンピューターのディスプレーで表示する色に関するモードの一。1画素当たり8ビットの色情報を...
はちビット‐パソコン【8ビットパソコン】
《8bit personal computer》CPUに8ビットのマイクロプロセッサーを搭載したパーソナルコンピュ...
はち‐びょう【八病】
⇒詩八病(しはちへい)
はちびょう‐ルール【八秒ルール】
バスケットボールの時間制限の一。攻撃側の選手は、自陣ゴールのあるコートからセンターラインをはさんだ相手側のコート内...
はち‐ピー‐エス‐ケー
《8 phase shift keying》搬送波の位相が45度ずつ異なるPSK(位相偏移変調)。BPSK(二位相...
はち‐ふくでん【八福田】
仏語。敬い仕えると福徳を生じるものを、田にたとえて8種にしたもの。仏・聖人・和尚(おしょう)・阿闍梨(あじゃり)・...
はち‐ぶ【八分】
[名](スル) 1 一分(いちぶ)の8倍。 ㋐10分の8。8割。8分目。「書類に—どおり目を通す」 ㋑100分の8...
はち‐ぶ【八部】
「八部衆」の略。
はちぶ‐おんぷ【八分音符】
⇒はちぶんおんぷ(八分音符)
はち‐ぶ・く【蜂吹く】
[動カ四]口をとがらせて文句を言う。不平を言う。「鼻などうち赤めつつ—・き言へば」〈源・松風〉
はちぶ‐しゅう【八部衆】
仏法を守護する八体一組の仏の眷属(けんぞく)。天・竜・夜叉(やしゃ)・乾闥婆(けんだつば)・阿修羅・迦楼羅(かるら...
はちぶせ‐こうげん【鉢伏高原】
兵庫県北西部、養父(やぶ)市関宮(せきのみや)に広がる高原。標高800メートル前後で、主峰は鉢伏山(標高1221メ...
はちぶん‐おんぷ【八分音符】
全音符の8分の1の長さを表す音符。はちぶおんぷ。
はちぶん‐ぎ【八分儀】
船の位置を決めるときに、天体の高度を測る器械。六分儀の前身で、目盛り環は円周の8分の1の45度が用いられている。オ...
はちぶんぎ‐ざ【八分儀座】
天の南極の含まれる小星座。日本からは見えない。学名(ラテン)Octans
はちぶん‐め【八分目】
1 10分の8の分量。8割程度。「コップに水を—ほど入れる」 2 物事を控えめにすること。ほどほどの程度。「腹—」
はち‐へい【八病】
⇒詩八病(しはちへい)
はち‐へいじ【八平氏】
《「はちへいし」とも》桓武平氏の末流で関東に勢力を張った、千葉・上総(かずさ)・三浦・土肥・秩父・大庭(おおば)・...
はち‐ぼ【八墓】
平安時代、朝廷で管理した皇親・外戚八人の墓。以後、歴代の親疎によって加除があり、一定ではない。荷前(のさき)の使い...
はち‐ぼうず【鉢坊主】
托鉢(たくはつ)して金品を乞い歩く僧。鉢開き。鉢開き坊主。「—も見かへらねば」〈鶉衣・糸瓜辞〉