はな‐の‐ひ【花の日】
19世紀中ごろ、米国で始まったプロテスタント教会の行事。多く、6月第2日曜日に、子供たちが教会に花を持ち寄って礼拝...
はな‐の‐ひも【花の紐】
「花の下紐」に同じ。「百草(ももくさ)の—解く秋の野を思ひたはれむ人なとがめそ」〈古今・秋上〉
はな‐の‐ふぼ【花の父母】
《草木を潤し養うところから》雨や露のこと。「草木は雨露の恵み、養ひえては—たり」〈謡・熊野〉
はな‐の‐ぼうし【花の帽子】
「縹帽子(はなだぼうし)」に同じ。
はな‐の‐まく【花の幕】
花見の宴のときに張りめぐらす幕。花見幕。《季 春》
はな‐のみ【花蚤】
甲虫目ハナノミ科の昆虫の総称。体長2〜15ミリ。体は細く、背が盛り上がり、尾端はとがる。花に集まるものが多く、太い...
はな‐の‐みやこ【花の都】
都の美称。はなやかな都。また、花の盛りの都。「—パリ」《季 春》
はな‐の‐もと【花の本/花の下】
1 花の咲いている木の下。花の陰。《季 春》 2 《鎌倉・南北朝時代に、寺社の桜の木の下で連歌を興行したところから...
はな‐の‐やど【花の宿】
花の咲いている家。花のある宿。《季 春》
はな‐の‐ゆき【花の雪】
白く咲く花、また、散る花を雪に見立てていう語。《季 春》「大仏膝うづむらむ—/其角」
はな‐のれん【花暖簾】
鮮やかな色を取り合わせて花模様をおぼろ染めにしたのれん。 [補説]書名別項。→花のれん
はなのれん【花のれん】
山崎豊子の小説。大阪を舞台に寄席経営者の女性の波乱万丈の人生を描く。昭和33年(1958)刊行。同年、第39回直木...
花(はな)は折(お)りたし梢(こずえ)は高(たか)し
欲しくても手に入れる方法がない。思いどおりにならないたとえ。
はな‐はく【花博】
平成2年(1990)4月1日から9月30日までの間、大阪の鶴見緑地で開催された国際博覧会(特別博)。テーマは「自然...
はなはくきねんこうえん‐つるみりょくち【花博記念公園鶴見緑地】
⇒鶴見緑地
はなはく‐どおり【花博通り】
大阪市の北東部を東西に走る道路の呼び名。沿線に花の万博が開催された鶴見緑地がある。
はなはくれない【花はくれない】
佐藤愛子の長編小説。副題「小説佐藤紅緑」。昭和42年(1967)刊。父、紅緑の半生を娘の視点から描く。
はなはさくらぎ【花はさくら木】
辻原登の歴史冒険小説。江戸時代中期の京・大坂を舞台とする。平成18年(2006)刊。同年、第33回大仏次郎賞受賞。
花(はな)は桜木(さくらぎ)人(ひと)は武士(ぶし)
花では桜が第一であるように、人では潔い武士が第一であるということ。
はな‐はずかし・い【花恥ずかしい】
[形]花もはじらうほど、ういういしく美しい。娘の恥じらうさまにもいう。「—・い年ごろ」
はなはだ【甚だ】
[副]普通の程度をはるかに超えているさま。たいへん。非常に。「—多い」「—恐縮です」
はなはだ‐し・い【甚だしい】
[形][文]はなはだ・し[シク]普通の度合いをはるかに超えている。「—・い被害」「非常識も—・い」 [派生]はなは...
はなはだ‐もって【甚だ以て】
[連語]「はなはだ」を強めた言い方。非常に。「—残念である」
はなはな‐あそび【鼻鼻遊び】
子供の遊びの一。二人が向かい合い、互いに鼻の頭に指を置き、一人が「鼻、鼻、耳」と言って耳をさすと、他の一人は口や目...
花(はな)は根(ね)に鳥(とり)は古巣(ふるす)に
花は木の根元に散り落ちて肥やしとなり、鳥は自分のねぐらに帰る。物事はみな、その本(もと)に帰ることのたとえ。
はな‐ばさみ【花鋏】
花や小枝などを切るのに用いる鋏。
はな‐ばしら【鼻柱】
1 鼻の左右の穴を隔てている部分。鼻中隔。 2 鼻を隆起させている軟骨。また、鼻の隆起。鼻梁(びりょう)。鼻筋。 ...
はな‐ばたけ【花畑/花畠】
草花を栽培している畑。また、草花のたくさん咲いている場所。《季 秋》→御花畑
はなばたけ‐きょうじょう【花畠教場】
江戸時代の岡山藩の藩校。寛永18年(1641)藩主池田光政が熊沢蕃山を招いて、岡山城下花畠に開設。
はな‐ばち【花蜂】
花から花へ飛び回って花粉や蜜を集め、幼虫の餌にするハチ。ミツバチ・ハキリバチ・マルハナバチ・クマバチなど。体は一般...
はな‐ばちす【花蓮】
花の咲いている蓮(はす)。蓮の花。「日下江(くさかえ)の入江のはちす—」〈記・下・歌謡〉
はな‐ばな【花花/華華】
[副]美しくはなやかであるさま。はでやかに。「眉いと黒く、—とあざやかに、涼しげに見えたり」〈堤・虫めづる姫君〉
はなばな‐し・い【花花しい/華華しい】
[形][文]はなばな・し[シク]はでで人目をひくさま。はなやかで、みごとである。「—・くデビューする」「—・い一生...
はなばなしきいちぞく【華々しき一族】
森本薫の戯曲。昭和10年(1935)発表。映画監督の夫とその弟子、舞踏家の後妻を中心とする家庭劇。作者没後の昭和2...
はな‐ばん【端番】
1 最初の当番。 2 歌舞伎劇場の出方で、木戸の前に出て客を場内に案内した者。
はな‐ひしゃげ【鼻拉げ】
鼻がつぶれたように低いこと。はなひしげ。
はな‐ひじき【花肘木】
輪郭線が複雑な刳(く)り形になっている肘木。
はな‐ひら・く【花開く】
[動カ五(四)] 1 花がさく。「梅が—・く」 2 物事が盛んになる。成果が現れる。開花する。「才能が—・く」
はなひり‐の‐き【嚔の木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生え、葉は長楕円形で柄がない。夏、淡緑色の壺状の花が多数下向きに咲く。葉の粉末を殺虫剤に...
はな・ひる【嚔ひる】
[動ハ上一]《上代の上二段動詞「はなふ」の上一段化》くしゃみをする。《季 冬》「やや、—・ひたる時、かくまじなはね...
はな‐び【花火/煙火】
黒色火薬・発色剤などをまぜ合わせて筒や玉などに詰め、点火して破裂・燃焼させ、その色彩の美しさや爆音などを楽しむもの...
はな‐びえ【花冷え】
桜が咲くころの、一時的な冷え込み。《季 春》「—や剝落しるき襖(ふすま)の絵/秋桜子」
はなび‐し【花火師】
花火の製造や、その打ち上げを業とする人。
はな‐びし【花菱】
文様や紋所の名。菱形の周囲を花弁の形に図案化したもの。
はなびし‐あちゃこ【花菱アチャコ】
[1897〜1974]漫才師・俳優。福井の生まれ。本名、藤木徳郎。横山エンタツとのコンビで、東京六大学野球に材を取...
はなびし‐そう【花菱草】
ケシ科の多年草。高さ約50センチ。葉は羽状複葉で、裂片は糸状。夏、黄色い4弁花を開く。米国カリフォルニアの原産で、...
はなび‐ず【花火図】
企業の取引関係を表した図。取引がある企業同士を線で結んでいくと、それぞれの企業から四方八方へと線が伸びて花火のよう...
はなび‐せんこう【花火線香】
⇒線香花火
はなび‐ぜきしょう【花火石菖】
イグサ科の多年草。山野の湿地に生え、高さ30〜50センチ。茎は平たく、葉は細長い。夏、不規則に広げた柄の先に多数の...
はなびとかいどう‐にさんなな【花人街道二三七】
北海道の旭川から美瑛(びえい)、富良野などを通って占冠(しむかっぷ)村へ至る、国道237号線のルートの愛称。