やまぐち‐けん【山口県】
⇒山口
やまぐち‐し【山口市】
⇒山口
やま‐ぐに【山国】
山の多い国や地方。また、四方を山に囲まれた土地。「—育ち」
やまぐにのあき【山国の秋】
日本画家、東山魁夷の作品の一。東山が東京美術学校日本画科在学中の昭和4年(1929)、帝展に初めて出品し、入選した作品。
やま‐ぐま【山隈】
山の入り組んだ所。「姫君を介錯し、まづ—にぞ忍びける」〈浄・十二段〉
やま‐ぐも【山雲】
山にかかる雲。山からわき起こる雲。さんうん。
やま‐ぐるま【山車】
ヤマグルマ科の常緑高木。一科一属一種。山中に自生し、高さ約15メートル。葉は枝の先に輪状に互生し、長楕円形で先がと...
やま‐ぐわ【山桑】
1 桑の野生種。山地に自生し、高さ10〜15メートル。葉は卵形。葉柄が赤くなることが多い。4月ごろ花が咲き、実は赤...
やま‐け【山気】
《山師のような気質の意》万一の幸運を頼んで、思い切って事をしようとする心。やまき。やまっけ。「—がある」「—が出る」
やま‐げら【山啄木鳥】
キツツキ科の鳥。全長約30センチ。アオゲラに似て背は緑色、下面は淡灰褐色。雄だけ額が赤い。ユーラシアに分布し、日本...
やま‐こ【山子】
1 《「やまご」とも》きこりなど山で働く人。 2 山中に住む妖怪。山の精気の凝ったもの、また、猿の年を経たものとい...
やま‐こうばし【山香】
クスノキ科の落葉低木。山地に自生。樹皮は灰褐色で、枝を折ると芳香がある。葉は長楕円形で両端がとがり、裏面は灰白色。...
やま‐こうもり【山蝙蝠】
ヒナコウモリ科の哺乳類。体長6〜8センチ、毛は褐色でビロード状。飛ぶのが速く、主に昆虫を食べる。樹洞などをねぐらと...
やま‐こかし【山こかし】
1 鉱山・山林などの売買の際に金銭をだまし取ること。また、その人。「奥州の金山売ったる山売りの—とは汝(おのれ)が...
やま‐ことば【山言葉/山詞】
1 忌み詞の一。猟師・きこりなどが、山に入ったときだけ用いる特殊な言葉。水を「わっか」、狼を「やみ」などという類。...
やま‐ごえ【山越え】
[名](スル) 1 山を越えて行くこと。また、その道。やまごし。 2 昔、関所札のない者が、間道を通って関所を越え...
やまごえ‐あみだ【山越え阿弥陀】
来迎(らいごう)図の一。阿弥陀仏が上半身を山のかなたに現して、行者を迎える図。
やま‐ごし【山越し】
[名](スル) 1 山を越すこと。やまごえ。 2 山の向こうがわ。「—に位置する隣町」
やま‐ごと【山事】
1 鉱山などの売り買いにかかわること。 2 投機的な事業や仕事。「五十両をくすねての—」〈滑・古朽木・三〉
やま‐ごぼう【山牛蒡】
1 ヤマゴボウ科の多年草。高さ1メートル以上になり、太いゴボウに似た根がある。葉は大きく、卵形で、質は厚くて柔らか...
やま‐ごもり【山籠もり】
[名](スル)山の中にこもること。山寺などにこもって修行すること。「特訓のため—する」
やま‐ごや【山小屋】
登山者の宿泊・休憩・避難などのために、山の中に建てる小屋。ヒュッテ。《季 夏》
やま‐さか【山坂】
1 山と坂。山や坂。「—を踏み越える」 2 《「やまざか」とも》山の中の坂道。
やま‐さか【山険】
山のけわしいこと。山の傾斜が急であること。また、その所。「—を設(ま)け置きて、尽(ことごと)くに防禦(ふせき)と...
やまさき‐とよこ【山崎豊子】
[1924〜2013]小説家。大阪の生まれ。本姓、杉本。大阪を舞台にした小説で執筆活動をスタートし、「花のれん」で...
やまさき‐は【山崎派】
自由民主党にあった派閥の一。近未来政治研究会の平成10年(1998)から同24年までの通称。会長は山崎拓。→石原派
やまさき‐ばし【山崎橋】
淀川に架かっていた橋。僧行基が神亀2年(725)に架けたと伝えられる。奈良時代から平安時代にかけて、交通の要衝とし...
やま‐さち【山幸】
1 山でとれる獲物や山菜など。山の幸。⇔海幸(うみさち)。 2 山で獲物をとる力をもった道具。⇔海幸。「—も己(お...
やまさちひこ【山幸彦】
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の異称。
やま‐さつ【山猟】
山の猟男(さつお)。山で狩猟をする男。猟師。山のさつお。
やま‐さなかずら【山さな葛】
山にある野生のサネカズラ。「あしひきの—もみつまで妹(いも)に逢はずや我(あ)が恋ひ居らむ」〈万・二二九六〉
やま‐さ・ぶ【山さぶ】
[動バ上二]《「さぶ」は接尾語》山らしいようすをただよわせる。「畝傍(うねび)のこの瑞山(みづやま)は日の緯(よこ...
やま‐さん【山様】
1 江戸の下谷(したや)・品川の遊里で、上野寛永寺や芝の増上寺の坊主客のこと。「—といふは品川初会なり」〈柳多留・...
やま‐さわ【山沢】
山と沢。また、山間の沢。さんたく。
やまさわ‐びと【山沢人】
山の沢辺に住む人。「あしひきの—の人多(さは)にまなと言ふ児(こ)があやにかなしさ」〈万・三四六二〉
やまざき【山崎】
京都府南部、乙訓(おとくに)郡大山崎町の地名。また、隣接する大阪府三島郡島本町を含めた地域。淀川の北岸に位置し、古...
やまざき【山崎】
《「やまさき」とも》姓氏の一。 [補説]「山崎」姓の人物山崎闇斎(やまざきあんさい)山崎宗鑑(やまざきそうかん)山...
やまざき‐あんさい【山崎闇斎】
[1619〜1682]江戸前期の儒学者・神道家。京都の人。名は嘉。別号、垂加(しでます)。禅僧となったが朱子学を学...
やまざきがくえん‐だいがく【ヤマザキ学園大学】
ヤマザキ動物看護大学の旧称。
やまざき‐しんとう【山崎神道】
⇒垂加(すいか)神道
やまざき‐そうかん【山崎宗鑑】
室町後期の連歌師・俳人。近江(おうみ)の人。本名、志那弥三郎範重。将軍足利義尚に仕え、のち出家して山城国山崎に閑居...
やまざきそうかんでん【山崎宗鑑伝】
大野洒竹による、連歌師山崎宗鑑の評伝。叢書「俳諧文庫」に採録されている。
やまざき‐たかし【山崎貴】
[1964〜 ]映画監督・脚本家・VFX制作者。長野の生まれ。監督・脚本・VFX制作を務めた「ALWAYS(オール...
やまざき‐ちょううん【山崎朝雲】
[1867〜1954]彫刻家。福岡の生まれ。高村光雲に師事し、同門の平櫛田中らとともに日本彫刻会を結成。木彫による...
やまざきどうぶつかんご‐だいがく【ヤマザキ動物看護大学】
東京都八王子市に本部を置く私立大学。平成22年(2010)にヤマザキ学園大学として開学。動物看護師などを養成する。
やまざき‐なおまさ【山崎直方】
[1870〜1929]地理学者。高知の生まれ。東大に地理学科を創設、また日本地理学会を組織。日本アルプス立山にカー...
やまざき‐の‐たたかい【山崎の戦い】
天正10年(1582)中国征討中の羽柴秀吉が本能寺の変を知って毛利氏と和議を結んで引き返し、山城の山崎で明智光秀を...
やまざきよじべえねびきのかどまつ【山崎与次兵衛寿の門松】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。山崎与次兵衛と遊女吾妻の情話に、親子・夫...
やま‐ざくら【山桜】
1 山に咲いている桜。 2 バラ科の落葉高木。山地に自生する桜。樹皮は灰色で、横に皮目が走り、葉は倒卵形で先がとが...
やまざくら‐ど【山桜戸】
1 ヤマザクラの木で作った戸。「あしひきの—を開け置きて我(あ)が待つ君を誰(たれ)か留むる」〈万・二六一七〉 2...