やぶれ‐ぞうり【破れ草履】
すり切れて、ぼろぼろになった草履。やれぞうり。
やぶれ‐ついじ【破れ築地】
こわれた築地塀。
やぶれ‐め【破れ目】
物の破れているところ。やれめ。
やぶれ‐や【破れ屋/破れ家】
こわれいたんだ家。また、むさくるしい家。あばらや。はおく。
やぶ・れる【破れる】
[動ラ下一][文]やぶ・る[ラ下二] 1 裂けたり、穴があいたり、つぶれたりして、もとの形がこわれる。また、割れさ...
ヤブロネツ‐ナド‐ニソウ
チェコ北部、ボヘミア地方の都市。16世紀半ばにドイツ人がガラス技術をもたらし、ボヘミアガラスや宝飾品産業の中心地と...
藪(やぶ)をつついて蛇(へび)を出(だ)す
必要もないことをしたために災いを受けるたとえ。藪蛇。
や‐ぶん【夜分】
よる。夜中。「—失礼いたします」
や‐へん【矢偏】
漢字の偏の一。「知」「短」などの「矢」の称。
やべ‐がわ【矢部川】
福岡県南部を流れる矢部川水系の本流。福岡・大分・熊本の3県にまたがる三国山に源を発して筑後(ちくご)平野南部を西流...
や‐ほ【弥帆/矢帆】
《「や」は重ねる意。本帆に対して重ねてかけるところから》大船のへさきに張る、小さな補助帆。「帆柱を吹き折られて、—...
や‐ほう【野砲】
野戦用の大砲の一。一般に、歩兵支援用の口径75〜105ミリの榴弾砲をいう。
や‐ほう【野堡】
歩兵のために設けたとりで。土砂などで堅固に築いたもの。
や‐ほこ【八矛】
多くの矛。また、多くの棒状のもの。「田道間守(たぢまもり)常世(とこよ)に渡り—持ち参(ま)ゐ出来(こ)し時」〈万...
やほたで‐を【八穂蓼を】
[枕]多くの穂のついたタデを刈って積む意から「穂積(ほづみ)」にかかる。「—穂積の朝臣(あそ)が腋草(わきくさ)を...
や‐ほつ【夜発】
夜、路傍で客を引いた最下級の売春婦。「隠売女(じごく)、—をする徒(やつ)は」〈魯文・安愚楽鍋〉
やほ‐ばしら【弥帆柱】
弥帆を張る帆柱。やほのはしら。
や‐ほろ【矢母衣】
箙(えびら)の矢の上から、または空穂(うつぼ)の穂の上からかぶせる袋状の布帛(ふはく)。
やぼ【野暮】
[名・形動]《語源未詳。「野暮」は当て字》 1 人情の機微に通じないこと。わからず屋で融通のきかないこと。また、そ...
や‐ぼう【野望】
分不相応な望み。また、身の程を知らない大それた野心。「世界制覇の—を抱く」
やぼうのラビリンス【野望のラビリンス】
藤田宜永の処女小説。フランス在住の私立探偵、鈴切信吾を主人公とするハードボイルド作品。昭和61年(1986)刊。
やぼ‐がた・い【野暮堅い】
[形][文]やぼがた・し[ク]無粋で堅苦しい。「今時おぬしのような—・い事を言うものが」〈松村春輔・春雨文庫〉
やぼ‐くさ・い【野暮臭い】
[形][文]やぼくさ・し[ク]いかにもやぼな感じである。「—・い身なり」
やぼ‐すけ【野暮助】
やぼなこと、やぼな人を人名めかしていう語。
やぼっ‐た・い【野暮ったい】
[形]やぼな感じだ。あかぬけない。「—・い服装」 [派生]やぼったさ[名]
やぼ‐てん【野暮天】
《仏教の「…天」に擬したもので、「天」は程度の高い意を表すという》たいそうやぼなこと。また、その人。
やぼ‐よう【野暮用】
趣味や遊びではない、仕事上やつきあい上の用事。「—で出かける」
ヤポンスキー
日本人。 [補説]ロシア語では、日本(人)の、の意。
やま【山】
[名] 1 陸地の表面が周辺の土地よりも高く盛り上がった所。日本では古来、草木が生い茂り、さまざまな恵みをもたらす...
や‐ま【矢間】
1 鎧(よろい)などで、矢が立つすきま。「甲冑をゆり合はせゆり合はせ、—をたばひて振舞へば」〈盛衰記・三五〉 2 ...
やま【夜摩】
《(梵)Yāmaの音写》ヒンズー教の神。赤目、黒光りする肌で、黄衣を着て縄を手に、人体から霊魂を力任せに引き抜き去...
やま‐あい【山間】
1 山と山との間。山峡(やまかい)。さんかん。「—の小さな村」 2 馬の頭で、両耳の間。
やま‐あい【山藍】
1 トウダイグサ科の多年草。山地に群生し、高さ約40センチ。地下茎は白く、乾くと紫色になる。茎は角ばっていて、長楕...
やまあいのけむり【やまあいの煙】
重兼芳子の短編小説。火葬場を舞台とした作品。昭和54年(1979)発表。同年、第81回芥川賞受賞。昭和59年(19...
やま‐あかがえる【山赤蛙】
無尾目アカガエル科の両生類。ニホンアカガエルに似るが、背側線が鼓膜のあたりで曲線を描く。本州・四国・九州の山地にすむ。
やま‐あざみ【山薊】
キク科の多年草。山地に生え、高さ1〜2メートル。葉は羽状に深く裂けていて、縁にとげがある。秋、紫色の頭状花を多数穂...
やま‐あし【山足】
スキーで、斜面に横向きに立ったときの山側(高いほう)にある足。⇔谷足。
やま‐あじさい【山紫陽花】
アジサイ科の落葉低木。山地の沢沿いなどに生え、楕円形の葉が対生する。夏、青や白色の花びら状の萼(がく)をもつ装飾花...
やま‐あそび【山遊び】
3月3日や4月8日などに山野に行って遊楽する行事。《季 春》
やま‐あらし【山荒/豪猪】
齧歯(げっし)目ヤマアラシ科の哺乳類の総称。頭胴長35〜90センチ、尾長17〜23センチ。体の上面に針状の中空の剛...
やま‐あらし【山嵐】
1 山から吹いてくる嵐。やまおろし。 2 柔道の手技の一。相手の同じ側の襟と袖を握って釣り込み、前隅に浮かして崩し...
やま‐あららぎ【山蘭】
コブシの古名。「婦(いも)と我(あれ)といるさの山の—手な取り触れそや」〈催馬楽・婦と我〉
やま‐あり【山蟻】
膜翅(まくし)目アリ科ヤマアリ亜科の昆虫の総称。山地にすむものが多い。脚は長くて歩くのに適し、腹端に毒針をもたない...
やま‐あるき【山歩き】
趣味として山を歩くこと。
やまい【病】
1 病気。わずらい。「胸の—」 2 欠点。短所。悪い癖。「酒を飲みすぎるのが彼の—だ」 3 気がかり。心配。苦労の...
やま‐い【山井】
「やまのい」に同じ。「限りなく解くとはすれどあしひきの—の水はなほぞ凍れる」〈拾遺・雑秋〉
やま‐い【山居】
山に住むこと。また、その居所。やまずみ。さんきょ。「あしひきの—はすとも踏み通ふ跡をも見ぬは苦しきものを」〈後撰・恋二〉
やまい【山藍】
「やまあい(山藍)」の音変化。「あしひきの—に摺(す)れる衣をば神につかふるしるしとぞ思ふ」〈拾遺・雑秋〉
やま‐い【山藺】
カヤツリグサ科の多年草。山地や平地の湿った所に生え、高さ30〜40センチ。茎は針金状で、つやのある細長い葉がつく。...
病(やまい)革(あらた)ま・る
病気が重くなる。危篤状態になる。