やまとがわ‐どおり【大和川通り】
大阪市の南部を、大和川に沿って東西に走る道路の呼び名。
やまと‐ぐさ【大和草】
アカネ科の多年草。山地の樹下に生え、高さ約15センチ。葉は卵円形で、対生する。4、5月ごろ、茎の上部の葉の付け根に...
やまと‐ぐら【大和鞍/倭鞍】
騎乗用の馬具の一。唐鞍(からくら)の皆具(かいぐ)に対して、和様の鞍の皆具をいう。中心となる鞍橋(くらぼね)は、前...
やまとこおりやま【大和郡山】
奈良県北西部の市。江戸時代は柳沢氏の城下町。電子・食品などの工業や江戸時代以来の金魚の養殖が盛ん。人口8.9万(2...
やまとこおりやま‐し【大和郡山市】
⇒大和郡山
やまとこじふうぶつし【大和古寺風物誌】
亀井勝一郎による評論。昭和18年(1943)刊。左翼文学から退き、日本の古典作品や仏教思想に傾倒するようになった著...
やまと‐ごたつ【大和炬燵】
置きごたつ。もと奈良地方から産出したところからいう。
やまと‐こっか【大和国家】
律令国家成立以前の大和政権による日本の統一国家。→大和政権
やまと‐ことのは【大和言の葉】
1 「やまとことば1」に同じ。 2 「やまとことば2」に同じ。「伊勢、貫之(つらゆき)に詠(よ)ませ給へる—をも」...
やまと‐ことば【大和言葉/大和詞】
1 日本固有の言葉。漢語・外来語に対していう。和語。やまとことのは。 2 和歌。やまとうた。やまとことのは。「その...
やまと‐ごえ【倭音/和音】
呉音。漢音を「からごえ」というのに対していう。わおん。
やまと‐ごころ【大和心】
1 「大和魂(やまとだましい)2」に同じ。→漢心(からごころ) 2 日本人らしい自然ですなおな心。「敷島の—を人問...
やまと‐ごと【大和琴/倭琴】
1 外来楽の渡来以前から日本にあった古代の琴(こと)。→唐琴(からごと) 2 和琴(わごん)の異称。
ヤマトサウルス
中生代白亜紀後期に生息した、ハドロサウルス科の草食恐竜。体長約7〜8メートル。平成16年(2004)に兵庫県洲本市...
やまと‐さるがく【大和猿楽】
中世、大和国に本拠地をもって、春日神社の神事などに奉仕した猿楽の座の総称。大和四座が著名で、近世以降の猿楽の主流と...
やまとさるがく‐よざ【大和猿楽四座】
⇒猿楽四座
やまと‐さんざん【大和三山】
奈良盆地南部にある天香具山(あまのかぐやま)・畝傍山(うねびやま)・耳成山(みみなしやま)の総称。藤原京跡を三角状...
やまと‐さんみゃく【やまと山脈】
南極大陸のクイーンモードランドにある山脈。昭和基地の内陸約300キロメートルに位置する。標高約2000メートルの氷...
やまと‐し【大和市】
⇒大和
やまと‐しざ【大和四座】
大和猿楽の諸座のうち、円満井(えんまんい)・坂戸(さかど)・外山(とび)・結崎(ゆうざき)の四座。のちに、それぞれ...
やまと‐しじみ【大和小灰蝶/大和蜆】
1 (大和小灰蝶)シジミチョウ科のチョウ。本州以南に普通にみられ、翅(はね)の開張27ミリくらい。翅の表面は雄が青...
やまと‐しま【大和島】
大和国。また、大和を中心とする地域。多く海からみていう。大和島根。「天離(ざか)る鄙(ひな)の長道(ながち)ゆ恋ひ...
やまと‐しまね【大和島根】
日本国。「いざ子ども狂業(たはわざ)なせそ天地(あめつち)の堅めし国そ—は」〈万・四四八七〉 「大和島」に同じ。「...
やまと‐じ【大和路】
大和国の道。また、大和国に通じる道。特に、京都五条から伏見・木津を経て奈良に通じる道。 大和地方。
やまと‐じだい【大和時代】
日本史の時代区分の一。大和政権が支配していた律令国家成立以前の時代。大和朝。
やまと‐せいけん【大和政権】
大和および河内(かわち)を中心とする諸豪族の連合政権。大王(おおきみ)とよばれる首長を盟主に、畿内地方から4世紀中...
やまと‐ゆきはら【大和雪原】
《「やまとせつげん」とも》白瀬矗(のぶ)率いる南極探検隊(白瀬隊)が、明治45年(1912)に到達・命名した地。南...
やまと‐そう【大和相/倭相】
日本流の観相。「帝(みかど)、かしこき御心に—をおほせて」〈源・桐壺〉
やまとぞっくん【大和俗訓】
江戸中期の教訓書。8巻。貝原益軒著。宝永5年(1708)刊。儒教道徳をもとに、特に婦女子を対象とした実践倫理を説く...
やまと‐たい【大和堆】
日本海の中央部にある海底の高まり。最浅部236メートル。付近の北大和堆とともに大和海嶺をなす。好漁場。名称は、大正...
やまとたかだ【大和高田】
奈良県北西部の市。専立寺(せんりゅうじ)の寺内町として形成され、商業が発達。大和絣(がすり)の産地。近郊農業も盛ん...
やまとたかだ‐し【大和高田市】
⇒大和高田
やまとたける【ヤマトタケル】
スーパー歌舞伎の演目。昭和61年(1986)初演。原作、梅原猛。脚本・演出、3世市川猿之助。神話の英雄、日本武尊(...
やまとたける‐の‐みこと【日本武尊/倭建命】
記紀伝説上の英雄。景行天皇の皇子。気性が激しいため天皇に敬遠され、九州の熊襲(くまそ)、東国の蝦夷(えぞ)の討伐に...
やまと‐だいがく【大和大学】
大阪府吹田市にある私立大学。平成26年(2014)に開学した。
やまと‐だましい【大和魂】
1 日本民族固有の精神。勇敢で、潔いことが特徴とされる。天皇制における国粋主義思想、戦時中の軍国主義思想のもとで喧...
やまと‐ちょうてい【大和朝廷】
⇒大和政権
やまと‐とじ【大和綴じ】
和装本の綴じ方の一。用紙を重ねてこよりなどで中綴じしてから前後に表紙をつけ、上下に穴を一つまたは二つずつあけ、その...
やまと‐な【大和名】
日本風の名称。日本名。和名(わみょう)。→唐名(からな)「—に言ひにくきものをこそ添へては詠(よ)め」〈規子内親王歌合〉
やまと‐なでしこ【大和撫子】
1 ナデシコの別名。 2 日本女性の清楚な美しさをほめていう語。
やまと‐に【大和煮】
牛肉などを、醤油に砂糖・ショウガなどを加えて甘辛く煮たもの。
やまと‐にしき【大和錦/倭錦】
日本で織った錦。日本風の文様のある錦。中国伝来の唐錦(からにしき)に対していう。
やまと‐の‐あやうじ【東漢氏】
古代の渡来系氏族。阿知使主(あちのおみ)の子孫と伝えられ、大和飛鳥地方に住し、文筆・外交・財務をもって大和政権に仕えた。
やまと‐の‐くに【大和国】
⇒大和
やまとひめ‐の‐みこと【倭姫命】
垂仁天皇の皇女。天照大神(あまてらすおおみかみ)の社を、伊勢の五十鈴川(いすずがわ)のほとりに建てたと伝えられる。...
やまとひめのみことせいき【倭姫命世記】
神道五部書の一。1巻。神護景雲2年(768)禰宜(ねぎ)五月麻呂(さつきまろ)の撰と伝えるが、建治・弘安(1275...
やまと‐ひょうぐ【大和表具】
日本で発達した最も一般的な表具の形式。一文字・風帯・中縁(ちゅうべり)・上下から構成され、風帯は一文字と共裂(とも...
やまと‐ひょうそう【大和表装】
⇒大和表具
やまと‐ぶえ【大和笛】
神楽笛(かぐらぶえ)の異称。
やまと‐ぶき【大和葺き】
板葺きの一。板を1枚おきに上下に張り、その端を少し重ねて葺くもの。