りょう‐りょう【了了】
[形動タリ]物事が明らかなさま。また、理解が速いさま。「時に隣室に声あり。低うして—聞べからず」〈織田訳・花柳春話〉
りょう‐りょう【喨喨】
[ト・タル][文][形動タリ]音の明るく澄んで鳴り響くさま。「—たるトランペットの響き」
りょう‐りょう【稜稜】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 かどだっているさま。また、気性などが厳しいさま。「—たる山々」「気骨の—たる人...
りょう‐りょう【寥寥】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 ひっそりとしてもの寂しいさま。また、空虚なさま。「—たる荒れ野」 2 数の非常...
両両(りょうりょう)相俟(あいま)って
二つのものが互いに助け合って。「デザインと機能とが—すばらしい家具」
りょうりょう・じ
[形シク] 1 「ろうろうじ1」に同じ。「愛敬づきたる人の、髪たけにていと—・じき」〈宇津保・国譲上〉 2 「ろう...
りょう‐りん【両輪】
1 二つの輪。二つある、両方の車輪。「車の—」 2 両者が一組になって用をなすもののたとえ。「会長と社長は社運営の—だ」
りょう・る【料る】
[動ラ五(四)]《「料理」の動詞化》料理する。物事をうまく処理する。「山鳥を—・る時、青年は…台所へ立って」〈漱石...
りょう‐れき【凌轢/陵轢】
[名](スル)侮り踏みにじること。りょうりゃく。「郷侶を—し民人を虐待し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
りょう‐ろう【竜楼】
1 宮殿の楼門。りゅうろう。「—鳳闕(ほうけつ)」 2 皇太子の異称。
りょう‐ろくはら【両六波羅】
京都の南と北に置かれた六波羅探題。
りょう‐ろん【両論】
相対する二つの論。両方の議論。「賛否—」「—併記」
りょう‐わ【両輪】
江戸中期から明治にかけ、主として京坂地方で流行した女性の髪の結い方の一。髷(まげ)を二つ作って笄(こうがい)を挿し...
りょう‐わき【両脇】
両方の脇、また、両方の脇の下。「—に買い物袋を抱える」
涼(りょう)を取(と)・る
涼しい風に当たるなどして、暑さをしのぐ。すずむ。涼を納(い)れる。「縁先で—・る」