えん‐らい【遠雷】
遠くのほうで鳴る雷。《季 夏》「—や睡ればいまだいとけなく/汀女」 [補説]書名別項。→遠雷
えんらい【遠雷】
立松和平の長編小説。都市近郊農村でトマトのハウス栽培を行う青年を主人公に、都市化の波とともに崩壊していく共同体の姿...
えんらいのきゃく【遠来の客】
米谷ふみ子の小説。昭和60年(1985)刊の作品集「過越しの祭」に収録。同年、第60回文学界新人賞受賞。自閉症児の...
えんらいのきゃくたち【遠来の客たち】
曽野綾子の短編小説。昭和29年(1954)「三田文学」に発表。同作を表題作とする小説集は昭和30年(1955)刊行...
えんら‐おう【閻羅王】
「閻魔王」に同じ。
えん‐らく【宴楽/燕楽】
酒宴を開いて遊興すること。また、その酒宴・宴会。
えんら‐にん【閻羅人】
「閻魔卒(えんまそつ)」に同じ。
えん‐らん【煙嵐/烟嵐】
山中にかかったもや。山靄(さんあい)。嵐気(らんき)。
えん‐らん【遠巒】
遠くに見える山々。遠山。
エンラージメント
写真の引き伸ばし。DPEのEにあたる。
えん‐り【円理】
和算の算法の一。円周、円の面積、球の体積などを計算できる。江戸中期、関孝和(せきたかかず)の弟子建部賢弘(たけべか...
えん‐り【遠離】
[名](スル)距離・思想・性格などが遠くかけ離れていること。「理想とは—した世界」
えん‐り【厭離】
仏語。けがれた現世を嫌い離れること。おんり。
エンリ
《Electronic Navigation Research Institute》⇒電子航法研究所
えんり‐えど【厭離穢土】
仏語。煩悩(ぼんのう)にけがれた現世を嫌い離れること。おんりえど。→欣求浄土(ごんぐじょうど)
エンリケ
ポルトガル王子ヘンリーのこと。エンリケ航海王子。
グラナドス
[1867〜1916]スペインの作曲家・ピアノ奏者。民族音楽を生かし、近代スペイン音楽を発展させた。作品にオペラ「...
エンリコよんせい【エンリコ四世】
《原題、(イタリア)Enrico IV》イタリアの劇作家・小説家、ピランデッロの戯曲。1922年、ミラノにて初演。...
カルーソー
[1873〜1921]イタリアのオペラ歌手。テノールの幅広い声量、表情豊かな演技で、20世紀初頭のオペラ黄金時代を...
エンリッチ
1 豊かにすること。富ませること。 2 ビタミン・カルシウムなどを添加して食品の栄養価を強化すること。また、その強...
えん‐りっぽん【閻立本】
[?〜673]中国、唐代初期の画家。陝西(せんせい)省万年の人。人物画にすぐれた。唐太宗に仕え、「秦王府十八学士図...
えんりゃく【延暦】
奈良後期・平安初期の、桓武天皇の時の年号。782年8月19日〜806年5月18日。
えん‐りゃく【遠略】
遠大で奥深い策略。「此人は年尚お若しと雖ども、英武にして—あり」〈竜渓・経国美談〉
えんりゃく‐じ【延暦寺】
滋賀県大津市坂本本町にある天台宗の総本山。山号は比叡山(ひえいざん)。延暦7年(788)に最澄が創建した一乗止観院...
えんりゃく‐そうろく【延暦僧録】
奈良時代の伝記書。唐からの帰化僧思託(したく)の著。延暦7年(788)成立。日本最初の僧の伝記といわれるが、現存せ...
えん‐りゅう【淹留】
[名](スル)長く同じ場所にとどまること。滞留。滞在。「余若(も)し永く—せば」〈織田訳・花柳春話〉
えん‐りょ【遠慮】
[名](スル)《3が原義》 1 人に対して、言葉や行動を慎み控えること。「—なくいただきます」「年長者への—がある...
えん‐りょう【円領】
⇒盤領(ばんりょう)
遠慮(えんりょ)会釈(えしゃく)もな・い
相手の意向を考えないで強引に事を進めるようす。「—・く批判する」
えんりょ‐がち【遠慮勝ち】
[形動][文][ナリ]言葉や態度が控えめであるさま。他人に気兼ねをして、思いどおりにしないことの多いさま。「—な態度」
遠慮(えんりょ)無(な)ければ近憂(きんゆう)あり
《「論語」衛霊公から》遠い将来のことを考えずにいると、必ず目前に心配事が起こる。
えんりょ‐ぶか・い【遠慮深い】
[形]他人に対する態度や言動が非常に控えめである。たいへんつつましい。「—・い物言い」
エンリル
シュメールのパンテオンの最高神。風と嵐の神。バビロン王朝以後にマルドゥク神が優位になるまで、信仰の中心地ニップール...
えん‐りん【円鱗】
サケ・マス・コイなど硬骨魚類の、円形の滑らかで硬いうろこ。
えん‐りん【園林】
庭園の中の林。また、庭園と林。
えん‐る【遠流】
⇒おんる(遠流)
えん‐るい【遠類】
血筋の遠い親類。
えん‐るい【塩類】
⇒塩(えん)
えん‐るい【縁類】
結婚や縁組みによって縁続きになった人。縁者。姻戚(いんせき)。
えんるい‐か【塩類化】
⇒塩類集積
えんるい‐さいぼう【塩類細胞】
硬骨魚類のえらにあり、体内の余分な塩類を能動的に排出する大型の細胞。
えんるい‐しゅうせき【塩類集積】
過剰な灌漑(かんがい)などによって耕地の土壌表面に多量の塩類が集積する現象。塩害による収量低下を招き、砂漠化の原因...
えんるい‐しょうがい【塩類障害】
土壌に含まれる塩類の濃度が高くなることによって、植物の根が障害を受け、成育が不良となること。肥料に含まれる塩類の蓄...
えんるい‐せん【塩類泉】
塩素イオンをもつ塩類、主として食塩を多量に含む温泉。
えんるい‐せん【塩類腺】
海ガメや海鳥などに発達している分泌腺(ぶんぴつせん)で、海水から過剰に摂取した塩分を排出するもの。塩腺。
えん‐れい【延齢】
寿命を延ばすこと。延年。延命。
えん‐れい【婉麗】
[名・形動]しとやかで美しいこと。また、そのさま。「—な微笑」
えん‐れい【艶麗】
[名・形動] 1 容姿があでやかで美しいこと。また、そのさま。「—な女優」 2 文章・音楽・絵画などの表現がはなや...
えんれい‐かく【延齢客】
ヒナギクの別名。
えんれい‐そう【延齢草】
シュロソウ科の多年草。山野の木陰に生え、高さ約20センチ。茎が1〜3本出て、その先に、広卵円形の葉を3枚輪生する。...