かなづかいおくのやまじ【仮名遣奥山路】
江戸後期の語学書。3巻。石塚竜麿(いしづかたつまろ)著。寛政10年(1798)ごろ成立。万葉仮名の用法を整理し、上...
かな‐づち【金槌/鉄鎚】
1 つちの頭または全部を鉄で作ったもの。釘などを打ち込むのに使う。俗に、とんかちともいう。 2 《1はすぐ水中に沈...
かなづち‐あたま【金槌頭】
1 堅い頭。 2 頑固で融通の利かないこと。また、そういう人。石頭(いしあたま)。
金槌(かなづち)の川流(かわなが)れ
《金槌を水に入れると、柄は浮くが頭部は沈むところから》頭の上がらないことのたとえ。また、出世の見込みがないことのたとえ。
かなづち‐ろん【金槌論】
金槌で釘を打ち込むように、自分の言い分を繰り返し述べて、押し通そうとする議論。「ひっしひっしと生木に釘打つ—」〈浄...
かな‐てこ【鉄梃】
鉄製のてこ。かなてこぼう。
かなてこ‐おやじ【鉄梃親父】
鉄梃を使っても動かないような、頑固なおやじ。「ちょぼくさ言ふても、一向きかぬ—」〈伎・五大力〉
かなてこ‐ぼう【鉄梃棒】
「鉄梃(かなてこ)」に同じ。
カナディアン
1 カナダ人。 2 カナディアンカヌーのこと。 3 多く複合語の形で用い、カナダの、カナダ風の、の意を表す。
カナディアン‐カヌー
競技用カヌーの一。こぎ手は片ひざを立て、水かき(ブレード)が一方にだけついた櫂(かい)(パドル)で水をかいて進む。...
カナディアン‐ベーコン
ロース肉を用いたベーコン。通常のバラ肉を用いたベーコンに比べ脂肪が少なく肉質が多い。
カナディアン‐ロッキー
北アメリカ大陸西部を、アラスカからカナダを経てニューメキシコ州まで南北に走るロッキー山脈のカナダ部分。3000メー...
カナディエンヌ
毛皮を裏張りした七分丈の防寒用のコート。カナダ人が狩猟などの際に着用する上着に由来する。
かな‐でほん【仮名手本】
1 いろは歌を平仮名で書いた習字の手本。 2 いろは歌のこと。 「仮名手本忠臣蔵」の略。
かなでほんちゅうしんぐら【仮名手本忠臣蔵】
浄瑠璃。時代物。11段。竹田出雲・並木千柳(宗輔(そうすけ))・三好松洛(みよししょうらく)らの合作。寛延元年(1...
かな・でる【奏でる】
[動ダ下一][文]かな・づ[ダ下二] 1 楽器、特に管弦楽器を演奏する。「ギターを—・でる」 2 舞をまう。「その...
かな‐とおし【金通し/鉄通し】
底に針金の網を張った、ふるい。
かな‐とこ【鉄床/鉄砧】
「鉄敷(かなし)き」に同じ。
かなとこ‐ぐも【鉄床雲】
雲頂が水平に広がり、鉄床の形をした積乱雲。《季 夏》
かなとこ‐けんうん【鉄床巻雲】
かなとこ雲の雲頂にみられる、風下側に羽毛状に延びた上層雲。
かな‐ど【金戸】
ホウボウ科の海水魚。全長約20センチ。カナガシラに似るが、胸びれ内面の下半部に楕円形の黒斑がある。北海道以南の沿岸...
かな‐どう【金胴/鉄胴】
鎧(よろい)の胴の一。鉄板を蝶番(ちょうつがい)で合わせた胴。鉄板の表面を布帛(ふはく)で包んだ錦(にしき)包みや...
かな‐どうろう【金灯籠】
鉄・銅・真鍮(しんちゅう)などの金属で作った灯籠。
カナナスキス‐カントリー
カナダ、アルバータ州西部の観光・保養地。1988年カルガリーオリンピックのアルペン競技や第28回主要国首脳会議(G...
カナナラ
オーストラリア、西オーストラリア州北東部、キンバリー地方の町。オード川とダナム川の合流点に位置し、ダム湖がある。豊...
仮名(かな)に言(い)・う
《仮名は漢字に比べて平易なことから》平易にやわらげて言う。分かりやすく言う。
かな‐にゅうりょく【仮名入力】
《kana character input》キーボードによる日本語入力の際、キーボードに記されたかな文字で入力する...
カナのこんれい【カナの婚礼】
《原題、(イタリア)Nozze di Cana》ベロネーゼの絵画。カンバスに油彩。縦6.7メートル、横9.9メート...
かなのもとすえ【仮字本末】
江戸後期の語学書。2巻、付録1巻。伴信友(ばんのぶとも)著。嘉永3年(1850)刊。神代文字を否定し、仮名の起源と...
カナハいけ‐しゅうりつしぜんほごく【カナハ池州立自然保護区】
《Kanaha Pond State Wildlife Sanctuary》米国ハワイ州、マウイ島北部の都市カフル...
かな‐ばん【金版/金板】
《「かなはん」とも》書物の表紙や背に表題などを箔押しする際に使う、文字や図を彫刻した凸版。多くは真鍮(しんちゅう)製。
かな‐ばかり【矩計り】
1 建物の床高・天井高など、高さ関係を示す建築図面。 2 間竿(けんざお)。〈和訓栞〉
かな‐ばさみ【金鋏/金鉗】
1 金属板や針金を切るのに用いるはさみ。 2 「金箸(かなばし)」に同じ。
かな‐ばし【金箸】
鍛冶(かじ)の際に、焼けた鉄などを挟むための鉄製の器具。かなばさみ。
かな‐ばた【金機】
金属製の機織り機。また、りっぱな機織り機とも。「雌鳥が織る—」〈仁徳紀・歌謡〉
かな‐ばち【金鉢/鉄鉢】
1 金属製の鉢。食べ物を盛る。 2 兜(かぶと)の鉢で、鉄板を張り合わせたもの。革製の練鉢(ねりはち)に対していう。
かな‐ばん【金判】
金属製の印判。
かな‐ひばし【金火箸】
1 金属製の火箸。 2 細くてごつごつしているからだのたとえ。
かなびき‐そう【鉄引草】
ビャクダン科の多年草。草地に生え、他の草の根に寄生。高さ10〜25センチ。茎は細く、葉は線形で白みを帯びる。初夏、...
かな‐び・く【金引く】
[動カ四] 1 刀の切れ味を試す。「太刀の金をも—・きて御覧候へかし」〈太平記・三三〉 2 相手の心を試す。「おの...
かな‐ぶつ【金仏】
1 金属製の仏像。かなぼとけ。 2 感情の乏しい人のたとえ。「木仏—石ぼとけ」
かな‐ぶみ【仮名文】
仮名で書いた文章や手紙。かなぶん。⇔真名文(まなぶみ)。「—見給ふるは、目の暇(いとま)いりて、念仏も懈怠(けだい...
かな‐ぶん【金蚉】
コガネムシ科の昆虫。体長約2.5センチ、体は楕円形で平たく、銅色・緑色・赤銅色などで光沢がある。日中に飛び、クヌギ...
かな‐ぶん【仮名文】
仮名で書いた文章。かなぶみ。
かな‐ぶんぶん【金蚉蚉】
カナブンの別名。
かな‐へび【金蛇/蛇舅母】
有鱗(ゆうりん)目カナヘビ科のトカゲ。草地などにみられ、体長約20センチで、尾がその3分の2を占める。体は暗灰褐色...
かな‐べら【金篦】
1 金属製のへら。 2 こて。
かな‐ほうご【仮名法語】
仮名文、または漢字仮名まじり文でやさしく説明した仏教の教義。源信の「横川法語(よかわほうご)」、法然の「一枚起請文...
かな‐ぼう【金棒/鉄棒】
1 鉄製の棒。特に、鉄尖棒(かなさいぼう)。「鬼に—」 2 頭部にいくつかの鉄の輪をつけた、長いつえのような鉄の棒...
かなぼう‐ひき【金棒引き/鉄棒曳き】
1 金棒2を突き鳴らしながら夜警などをすること。また、その人。 2 うわさなどを大げさに触れ回る人。