こ‐な【子な】
「子ら」の上代東国方言。男性が恋人や妻を親しみを込めて呼ぶ語。「うべ—は我(わぬ)に恋ふなも立(た)と月(つく)の...
こな【粉】
1 砕けて細かくなったもの。粉末。「木炭の—」 2 米や麦、ソバなどをひいて細かくしたもの。特に、小麦粉。「—をまぶす」
こ‐な【小名】
村内や町内を小分けした名。小字(こあざ)。⇔大名(おおな)。
コナ
米国ハワイ州、ハワイ島西部の地域名。中心地はカイルアコナ。フアラライ山の中腹はコーヒーの生産が盛ん。ケアウホウをは...
こ‐な【此な】
[連体]《「ここな」の音変化》ここにいる。ここの。この。人を表す体言の上につけて、相手を軽視したり、親しさを表した...
こない
[形動](関西地方で)このようであるさま。こんな。語幹を副詞的に用いることもある。「—なものは見たこともない」「—...
こないだ【此間】
《「このあいだ」の音変化》 1 先日。先ごろ。副詞的にも用いる。「—はお世話になりました」「—会ったばかり」 2 ...
こないだ‐じゅう【此間中】
先ごろのいく日かの間。こないだうち。「—探していた本」
こな‐おしろい【粉白粉】
粉末状のおしろい。
こな‐おとし【粉落(と)し】
主に九州北部のラーメン店で、麺のゆで加減を表す語。ゆで時間が短く、打ち粉を落とすために湯通しするだけで、麺は極めて...
こ‐なか【子中/子仲】
子供ができた夫婦または男女の間柄。
こな‐かき【餗/糝】
そば粉・麦粉・米粉などを練って煮立てた料理。
こ‐なかぐろ【小中黒】
鷲(わし)の矢羽で、上下が白くまん中の黒い部分が小さいもの。
こなかむら‐きよのり【小中村清矩】
[1822〜1895]幕末から明治初期の国学者。江戸の人。号、陽春廬(やすむろ)。和歌山藩の古学館教授。「古事類苑...
こ‐なから【小半/二合半】
1 半分の半分。1升の4分の1。2合5勺(約4.5デシリットル)。「—入りの徳利」 2 少量の酒。こなからざけ。「...
子中(こなか)をな・す
子供ができるほどの深い仲になる。「—・せし阿古屋(あこや)めは」〈浄・出世景清〉
こな‐が【小菜蛾】
鱗翅(りんし)目スガ科の昆虫。翅(はね)の開帳約1.5センチ。幼虫は青虫で、ダイコン・ハクサイなどを食害。温暖地で...
こ‐なが・い【小長い】
[形]《近世語》ふつうのものより長い。「—・い刀の落とし差し」〈伎・三人吉三〉
こ‐なぎ【小水葱/小菜葱】
ミズアオイ科の一年草。水田や池に生え、ミズアオイに似るが全体に小さい。夏から秋、青紫色の花を開く。花を染料に用いた...
コナクリ
ギニア共和国の首都。大西洋岸カムール半島先端のトンボ島にある港湾都市で、本土とは埋め立て道路で連絡。付近から鉄鉱・...
こな‐ぐすり【粉薬】
粉末状の薬。散薬。こぐすり。
こな‐ごな【粉粉】
[形動][文][ナリ]ごく細かに砕けるさま。こなみじん。「ガラスが—に割れる」
こな‐さま【此方様】
[代]《「こなたさま」の音変化》二人称の人代名詞。あなたさま。おまえさま。女性が相手を敬い、または親しんで呼ぶのに...
こな‐さん【此方様】
[代]二人称の人代名詞。「こなさま」のくだけた言い方。あんた。おまえさん。「—の孝行の道さへ立てば、わしも心は残ら...
こな‐ざとう【粉砂糖】
純度の高いグラニュー糖などの砂糖を、細かくすりつぶしたもの。製菓材料としてデコレーションやアイシングに用いられる。...
こなし【熟し】
1 こなすこと。 2 物を取り扱うこと。処理すること。運用。「着—」 3 からだの動かしかた。「身の—」 4 歌舞...
こ‐なし【小梨】
バラ科の落葉小高木。葉は長楕円形。4、5月ごろ、白色の花を開き、果実は球形で、黄色に熟す。ずみ。《季 実=秋 花=春》
こ‐な・す【熟す】
[動サ五(四)]《粉(こ)に成す、の意》 1 食べた物を消化する。「胃腸で食物を—・す」 2 かたまっているものを...
こ‐なすび【小茄子】
サクラソウ科の多年草。原野や道端に生え、高さ5〜20センチ。葉は卵形で、対生する。夏、黄色い5弁花をつけ、実は形が...
こな‐ずみ【粉炭】
木炭が砕けて細かくなったもの。《季 冬》「—のよく起きてゐる灰の中/立子」
こな‐せっけん【粉石鹸】
粉末状の石鹸。ソーダ石鹸を加熱乾燥し、粉砕して作る。洗濯用。
こ‐な‐た【此方】
[代] 1 近称の指示代名詞。ある地点より話者のいる地点に近い場所・方向などを示す。こちら。こっち。「山の—」「静...
こなた‐かなた【此方彼方】
[代]指示代名詞。 1 こちらとあちら。「白雲の—に立ちわかれ心を幣(ぬさ)とくだく旅かな」〈古今・離別〉 2 あ...
こなた‐さま【此方様】
[代]二人称の人代名詞。あなたさま。「江戸元結屋の亭主は—の旦那と承りまして御座る」〈浮・好色盛衰記・五〉
こなた‐ざま【此方方】
こちらのほう。「—に渡りするものども立ちこみたれば」〈更級〉
こなた‐しゅう【此方衆】
[代]二人称の人代名詞。あなたがた。「—が放蕩者(だうらくもの)ぢゃの不孝者ぢゃのと」〈鳩翁道話・一〉
こ‐なだい【小名題】
歌舞伎狂言で、通し狂言全体の大名題に対し、その中の各幕につけられた題名。また、その看板。→大名題
こな‐だに【粉蜱】
コナダニ科のダニの総称。体長0.2〜0.7ミリ、半透明の乳白色。小麦粉・チーズなどを食害し、畳床にも発生。ケナガコ...
こな‐ちゃ【粉茶】
緑茶をふるい分けたあとに残った粉状の茶。こちゃ。
こな‐チーズ【粉チーズ】
パルメザンチーズなどを粉状にしたもの。
こ‐なつ【小夏】
「日向夏」の別称。
こな‐ひき【粉挽き】
豆・麦などの穀類をひいて粉にすること。また、その仕事をする人。
こな‐ひと【此な人】
[代]《「ここなひと」の音変化。近世上方語》二人称の人代名詞。おまえさん。「—、何いやる」〈浄・油地獄〉
こ‐なべ【小鍋】
小さい鍋。
こなべ‐だて【小鍋立て】
小鍋を使って手軽に料理をすること。また、その料理をつつき合って食べること。
こ‐なまいき【小生意気】
[形動][文][ナリ]いかにも生意気なさま。生意気で憎らしいさま。「—な娘」
こ‐なみ【小波】
小さい波。⇔大波。
こなみ【前妻/嫡妻】
一夫多妻のころの制度で、先に結婚した妻。前妻または本妻。⇔後妻(うわなり)。「—が肴(な)乞はさばたちそばの実の無...
こな‐みじん【粉微塵】
非常に細かく砕けること。こっぱみじん。こなごな。「—に砕ける」
こな‐みそ【粉味噌】
粉状にした味噌。乾燥味噌。