すす‐ゆ【煤湯】
煤払いを済ませたあと、からだの汚れを落とすために入る風呂。「今日—を沐(あび)て五塵(ごぢん)の垢を落とし」〈滑・...
すすり【啜り】
すすること。「かゆを一—すする」「洟(はな)—」
すすり‐あ・げる【啜り上げる】
[動ガ下一][文]すすりあ・ぐ[ガ下二] 1 息を強く吸って鼻汁を鼻の中に入れる。「子供が洟(はな)を—・げる」 ...
すすり‐なき【啜り泣き】
すすり泣くこと。「弔問客の間から—の声が漏れる」
すすり‐な・く【啜り泣く】
[動カ五(四)]すすりあげるようにして泣く。しゃくりあげて泣く。「物陰で—・く」
すす・る【啜る】
[動ラ五(四)] 1 液状のものを吸い込むようにして口の中に入れる。「かゆを—・る」「茶を—・る」 2 垂れた涙や...
すすろ・う【啜ろふ】
[動ハ四]《動詞「すす(啜)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「すすらふ」の音変化》たてつづけにすする。...
すすんで【進んで】
[副]自分から積極的に。「エコ活動に—取り組む」
すず【鈴】
1 金属・陶器などの、下部に裂け目のある空洞の球の中に小さい玉が入っていて、振り動かして音を立てるもの。神社にある...
すず【錫】
炭素族元素の一。単体は銀白色の金属光沢を有し、延性・展性に富む。天然に錫石などとして産する。鉄板にめっきをしてブリ...
すず【篠/篶】
1 スズタケの別名。「こよひ誰—吹く風を身にしめて吉野の岳(たけ)に月をみるらむ」〈新古今・秋上〉 2 細い竹の子...
すず【珠洲】
石川県の能登半島北東端の市。日本海に面する外浦は景勝地に富み、富山湾岸の内浦は砂浜が発達。瓦などを産する。人口1....
すず‐いし【錫石】
酸化錫からなる鉱物。赤褐色ないし黒褐色で、金剛光沢をもつ柱状結晶。正方晶系。鉱脈または砂鉱床から産出。錫の重要な鉱石。
すず‐いし【鈴石】
⇒鳴り石
すず‐の‐お【鈴の緒】
鈴に取り付けて、引いて鳴らすためのひも。鈴緒(すずお)。
すず‐か【鈴鹿】
シカの雌。雌鹿(めじか)。「あはれけに—鳴くなり」〈古今打聞・下〉 宮中に代々伝来した和琴(わごん)の名器の名。
すずか【鈴鹿】
三重県北部の市。中心の神戸(かんべ)は、もと本多氏の城下町。和服の模様染めに用いる伊勢型紙の産地。西部に鈴鹿サーキ...
すずか‐いりょうかがくだいがく【鈴鹿医療科学大学】
三重県鈴鹿(すずか)市にある私立大学。平成3年(1991)に、鈴鹿医療科学技術大学として開学。平成10年(1998...
すずか‐がわ【鈴鹿川】
三重県北部を流れる川。鈴鹿山脈南端の鈴鹿峠付近に源を発して東流し、亀山市・鈴鹿市を経て四日市市南端で伊勢湾に注ぐ。...
すず‐かけ【篠懸/鈴懸】
1 修験者(しゅげんじゃ)が衣服の上に着る麻の法衣。直垂(ひたたれ)と似た形に作る。すずかけごろも。 2 スズカケ...
すずかけ‐ごろも【篠懸衣】
「篠懸1」に同じ。「幾かへり行き来の嶺のそみかくだ(=山伏)—きつつなれけん」〈金槐集・下〉
すずかけ‐そう【鈴懸草】
オオバコ科の多年草。岐阜県の一部の竹林中にみられる。つる状の茎が伸び、夏、葉のわきに多数の濃紫色の小花を房状につけ...
すずかけ‐の‐き【鈴懸の木】
1 スズカケノキ科の落葉高木。街路樹に多く用いられ、樹皮は大きくはげて白と淡緑色のまだらになる。葉は切れ込みがあっ...
すずかこくさい‐だいがく【鈴鹿国際大学】
鈴鹿大学の旧称。
すずか‐こくていこうえん【鈴鹿国定公園】
鈴鹿山脈を中心とする国定公園。御在所山(ございしょやま)・湯ノ山温泉などがある。
すずか‐さかえ【鈴鹿栄】
[1888〜1957]軟式野球発展の功労者。京都の生まれ。大正5年(1916)京都少年野球研究会に参加。少年向きの...
すずか‐さんみゃく【鈴鹿山脈】
三重・滋賀県境を南北に走る山脈。最高峰は御池岳(おいけがたけ)で、標高1247メートル。主峰は御在所山(ございしょ...
すずか‐サーキット【鈴鹿サーキット】
三重県鈴鹿市にあるレーシング場。昭和37年(1962)開設。立体交差を含む全長約5.8キロメートルのコースをもち、...
すずか‐し【鈴鹿市】
⇒鈴鹿
すず‐かぜ【涼風】
すずしい風。夏の終わりに吹くさわやかな風。りょうふう。《季 夏》「—や青田の上の雲の影/許六」
すずか‐だいがく【鈴鹿大学】
三重県鈴鹿(すずか)市にある私立大学。平成6年(1994)に鈴鹿国際大学として開学。平成27年(2015)に現名に...
すずか‐とうげ【鈴鹿峠】
鈴鹿山脈南端にある峠。旧東海道の要所で、箱根に次ぐ難所として知られた。標高378メートル。峠下のトンネルを国道1号...
すずか‐の‐せき【鈴鹿の関】
三重県亀山市、鈴鹿峠の麓にあった関所。美濃の不破(ふわ)の関、越前の愛発(あらち)の関とともに古代三関の一。
すずか‐まごうた【鈴鹿馬子唄】
三重県の民謡で、鈴鹿市付近の馬子唄。関の小万・丹波与作の伝説にまつわる流行歌が、鈴鹿峠越えの馬子たちによってうたわ...
すずか‐やま【鈴鹿山】
鈴鹿峠・鈴鹿の関付近の山。[歌枕]「世にふればまたも越えけり—昔の今になるにやあるらむ」〈拾遺・雑上〉
すず‐がえる【鈴蛙】
無尾目スズガエル科の両生類。美しい声で鳴くカエル。体長4〜6センチ。背面は緑色または灰褐色で多数の突起が散在。腹面...
すずがね‐の【鈴が音の】
[枕]官吏の乗る駅馬が鈴をつけていたところから、「早馬(はゆま)」にかかる。「—駅家(はゆまうまや)の堤井(つつみ...
すず‐がも【鈴鴨】
カモ科の鳥。全長約45センチ。雄は頭部が紫黒色、背中は白色に黒い虫食い状の模様がある。雌は頭部と背面が褐色で、くち...
すずがもり【鈴ヶ森】
東京都品川区南大井付近の旧地名。慶安4年(1651)に江戸幕府が設けた刑場跡がある。 歌舞伎狂言「浮世柄比翼稲妻(...
すずき【鱸】
スズキ目スズキ科の海水魚。全長約90センチ。体は細長く、側扁する。背側は灰青色で、腹側は銀白色。幼魚には背部と背び...
すずき【鈴木】
姓氏の一。 [補説]「鈴木」姓の人物鈴木朖(すずきあきら)鈴木章(すずきあきら)鈴木一朗(すずきいちろう)鈴木梅太...
すずき‐あきら【鈴木朖】
[1764〜1837]江戸後期の国学者。尾張の人。号、離屋(はなれや)。本居宣長(もとおりのりなが)の門下。品詞・...
すずき‐あきら【鈴木章】
[1930〜 ]化学者。北海道の生まれ。有機化合物の合成で、根岸英一が開発した根岸カップリング反応に改良を加え、ホ...
すずき‐いちろう【鈴木一朗】
⇒イチロー
すずき‐うめたろう【鈴木梅太郎】
[1874〜1943]農芸化学者。静岡の生まれ。東大教授。明治42年(1909)米ぬかから脚気(かっけ)に効く成分...
すずき‐カップリングはんのう【鈴木カップリング反応】
有機化合物の合成にパラジウムを触媒として用いるクロスカップリング反応の一つ。根岸カップリング反応で使われた亜鉛に代...
すずき‐かんたろう【鈴木貫太郎】
[1868〜1948]軍人・政治家。大阪の生まれ。連合艦隊司令長官・枢密顧問官などを歴任。侍従長の時に二・二六事件...
すずき‐きさぶろう【鈴木喜三郎】
[1867〜1940]政治家。神奈川の生まれ。判事・検事・検事総長を経て、法相・内相を歴任。特別高等警察の拡充、治...
すずき‐クロスカップリングはんのう【鈴木クロスカップリング反応】
⇒鈴木カップリング反応
すずき‐けいし【鈴木啓示】
[1947〜 ]プロ野球選手・監督。兵庫の生まれ。昭和40年(1965)近鉄バファローズに入団。2年目から5年連続...