はね‐の・く【跳ね退く】
[動カ五(四)]身をおどらせてどく。とびのく。「—・いて落石を避けた」
はね‐の・ける【撥ね除ける】
[動カ下一][文]はねの・く[カ下二] 1 はじくようにしてわきへのける。勢いよく押しやる。「掛け布団を—・ける」...
はね‐ばかま【撥ね袴】
糊が強く、着ると端がはね上がるように折り目のついた袴。転じて、それを着けて威張っているさまをいう。「主の威光の—か...
はね‐ばし【跳ね橋/撥ね橋】
1 城塞などの入り口に設け、不必要なときは綱・鎖などでつり上げておけるようにした橋。 2 船を通行させるときだけ、...
はね‐ばし【撥ね箸】
嫌い箸の一。食事の際に、食べたくないものを箸でのけること。
はね‐び【跳ね火】
火がはじけて飛ぶこと。また、その火。はしり火。
はね‐ぶとん【羽根布団/羽布団】
鳥の羽毛を中に入れた布団。軽くて暖かい。《季 冬》→羽毛布団[補説]
はね‐ペン【羽根ペン】
ガチョウなどの羽の軸を削って作ったペン。ペン先にインクをつけながら書く。鵝(が)ペン。クイル。
はね‐ぼうき【羽箒】
「はぼうき(羽箒)」に同じ。
はね‐ぼり【撥ね彫(り)】
⇒撥鏤(ばちる)
はね‐ポンプ【羽根ポンプ】
⇒ウイングポンプ
はね‐まわ・る【跳ね回る】
[動ラ五(四)]跳ねて動きまわる。「砂場をはだしで—・る」
ハネムーナー
新婚のカップル。
ハネムーン
1 新婚後の約1か月間。蜜月。 2 新婚旅行。蜜月旅行。 3 (1から転じて)政権発足からしばらくの間、国民・メデ...
ハネムーン‐ベビー
《(和)honeymoon+baby》新婚旅行でみごもった赤ん坊。
はね‐もとゆい【跳ね元結】
結んだとき、端がはね返るようにした元結。金紙・銀紙などで作り、中に針金が入れてある。江戸中期に流行し、主に若い女性...
はね‐もの【跳ね者】
軽はずみな人。とっぴな言動をする人。おっちょこちょい。とびあがりもの。はねあがり。「そりゃ、はねがかかります。—、...
はね‐もの【撥ね物】
規格に合わないとして取り除かれた品物。
はね‐やすめ【羽休め】
鳥が枝などにとまり、羽を休めること。はねやすみ。
はね‐ようじ【羽根楊枝/羽楊枝】
細長い柄(え)の頭に鳥の羽をつけた小さい楊枝。おはぐろや薬などをつけるのに用いる。
は・ねる【刎ねる】
[動ナ下一][文]は・ぬ[ナ下二]《「跳ねる」と同語源》刀で首を切り落とす。「首を—・ねる」
は・ねる【跳ねる】
[動ナ下一][文]は・ぬ[ナ下二] 1 勢いよくとび上がる。躍り上がる。「川面に魚が—・ねる」「驚いた馬が—・ねる...
は・ねる【撥ねる】
[動ナ下一][文]は・ぬ[ナ下二]《「跳ねる」と同語源》 1 とばし散らす。液体などをはじきとばす。「泥を—・ねる...
羽(はね)を交(か)わ・す
「羽を並ぶ1」に同じ。「—・し枝を連ぬる契りの末も」〈奥の細道〉
羽(はね)を交(か)わせる鳥(とり)
「比翼(ひよく)の鳥1」に同じ。「生きての世死にての後の後の世も—となりなむ」〈大鏡・師尹〉
羽(はね)を垂(た)・れる
平伏して頭を下げる。降伏したさまにいう。「長田の四郎忠宗は…父子十騎ばかり—・れて」〈古活字本平治・下〉
羽(はね)を並(なら)・ぶ
1 《中国の、比翼の鳥の伝説から》男女・夫婦がこまやかな愛情で結ばれる。羽を交わす。「木にもおひず羽も並べで何しか...
羽(はね)を伸(の)ば・す
束縛するものがなくなって、のびのびと自由に振る舞う。「休暇をとって—・す」