く‐く【九九】
1から9までの数を互いに掛け合わせた数の一覧表。また、その唱え方。「一一(いんいち)が一」から「九九(くく)、八一...
く‐く【句句】
言葉や詩歌の一句一句。「其文もまた絶妙にして—錦繍なるが故に」〈逍遥・小説神髄〉
く・く【漏く】
[動カ四]漏れる。間をくぐり抜ける。「春の野の繁み飛び—・く鶯(うぐひす)の」〈万・三九六九〉
く・く【絎く】
[動カ下二]「くける」の文語形。
く‐く【区区】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 まちまちで、まとまりがないさま。「巷説—として一定しない」〈嶺雲・明治叛臣伝〉...
く‐く【煦煦】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 日の光などが暖かなさま。「—たる春日(しゅんじつ)に背中をあぶって」〈漱石・草...
ククイ
トウダイグサ科の高木。葉は卵形で三〜七つに裂け、互生する。白色の小花が円錐状に集まって咲く。果実は球形で、種子から...
くぐい【鵠】
《「くくい」とも》白鳥(はくちょう)の古名。《季 冬》「今高往く—の音を聞きて」〈記・中〉
くくし【括し】
1 くくること。また、くくる材料。 2 「括し染め」の略。
くくし‐あ・げる【括し上げる】
[動ガ下一][文]くくしあ・ぐ[ガ下二]固くくくる。縛り上げる。「後ろ手に—・げた人の手がそれだ」〈藤村・春〉
くくし‐おび【括し帯】
くくり染め(絞り染め)の帯。
くくし‐こそで【括し小袖】
くくり染め(絞り染め)の小袖。
くくし‐ぞめ【括し染(め)】
⇒絞(しぼ)り染め
くく・す【括す】
[動サ四] 1 縛る。くくる。「女めを梯子に—・せ」〈伎・幼稚子敵討〉 2 くくり染めにする。「紅の鹿子結(かのこ...
ククタ
コロンビア北東部、ノルテ‐デ‐サンタンデル県の都市。ベネズエラとの国境に近い。鉄道およびパンアメリカンハイウエーが...
くく‐たち【茎立ち】
《「くく」は茎の意》カブ、アブラナなどの野菜。また、薹(とう)のたった野菜。《季 春》「井のもとや—摘んで寺泊り/白雄」
ククナリエス
ギリシャ、エーゲ海西部、スポラデス諸島のスキアトス島南西部にある海岸保養地。中心地スキアトスの南西約16キロメート...
くくのち‐の‐かみ【久久能智神】
日本神話で、伊弉諾(いざなぎ)・伊弉冉(いざなみ)の二神が生んだ神々の一。木の神。句句廼馳(くくのち)。
くくみ【銜み/鑣】
1 口にふくむこと。くぐもること。「—声(ごえ)」 2 刀の柄(つか)や鞘(さや)を金・銀などの薄板で包んだもの。...
くく‐みら【茎韮】
《「くく」は茎、「みら」はニラの意》ニラの花茎が伸びたもの。「伎波都久(きはつく)の岡の—われ摘めど」〈万・三四四四〉
くく・む【銜む/含む】
[動マ五(四)] 1 口の中にふくむ。「例の—・んだような言語(ものいい)までが」〈二葉亭訳・夢かたり〉 2 表面...
くく・める【銜める/含める】
[動マ下一][文]くく・む[マ下二] 1 事情を言い聞かせて納得させる。いいふくめる。「博士は噛んで—・めるように...
くぐも・る
[動ラ五(四)]《古くは「くくもる」》 1 声などが、中にこもる。はっきりしない。「音曲の音が—・るように聞こえて...
くくり【括り】
1 ひもなどでくくること。 2 複数のものを一つの範疇にまとめること。ひとまとめ。枠。「すべての事故を業務上過失と...
くくり‐あ・げる【括り上げる】
[動ガ下一][文]くくりあ・ぐ[ガ下二]しっかりと縛って、ずり落ちないようにする。また、きつく縛りつけて、動かない...
くくり‐あご【括り顎】
肉づきがよくて二重になったあご。「—の円い顔」〈荷風・あめりか物語〉
くくりお‐の‐はかま【括り緒の袴】
裾に通した緒で裾口をくくるようにした袴。指貫の古い形とされる。
くくり‐ざる【括り猿】
四角な布に綿を縫い込み、四隅を足として1か所に集めてくくり、頭をつけて猿の形に作ったもの。江戸時代に流行し、幟猿(...
くくり‐ずきん【括り頭巾】
頭の形に合わせて丸く作り、へりをしぼった頭巾。大黒頭巾。「—で野暮(やぼ)めが𠮟(しか)るやつさ」〈黄・高漫斎〉
くくり‐そで【括り袖】
綿を入れてふっくらと縫った袖口。「互ひに心懸け袖の、縁に縒(よ)り糸—」〈浄・薩摩歌〉
くくり‐ぞめ【括り染(め)】
⇒絞(しぼ)り染め
くくり‐つ・ける【括り付ける】
[動カ下一][文]くくりつ・く[カ下二]ひもなどで他のものに縛りつける。また、比喩的に行動の自由を奪う。「荷物を車...
くくり‐なおし【括り直し】
事業などの枠組みを再編成すること。取引所での売買の単位となる、また、株主総会での議決権の単位となる株式数を変更する...
くくり‐ばかま【括り袴】
裾口にひもを通してくくり、すぼめた袴。指貫・狩袴など。「其の身は玉だすきをあげて—利根(りこん)に、烏帽子(えぼし...
くくり‐ひも【括り紐】
物をくくるのに使うひも。
くくり‐まくら【括り枕】
布帛(ふはく)で筒形に縫い合わせ、そば殻・茶殻などを入れ、両端をくくって作る枕。箱枕・木枕などと区別していう。
くくり‐もの【括り物】
くくり染め(絞り染め)にしたもの。「巻き染め、むら濃、—など染めたる」〈枕・一五九〉
くくり‐わな【括り罠】
動物が仕掛けに脚を踏み入れるとワイヤーが締まり、捕獲する罠。
くく・る【括る】
[動ラ五(四)] 1 ひもや縄などを掛けて、ばらばらの物を一つにまとめて縛る。束ねる。「古新聞をひもで—・る」 2...
くぐ・る【潜る】
[動ラ五(四)]《古くは「くくる」とも》 1 物の下や狭い間・中を、姿勢を低くして通って向こう側へ出る。また、門や...
ククルビタシン
ウリ科の植物の多くに含まれる苦味物質。トリテルペンに属するステロイドの一種。二重結合の位置などが異なる、多くの異性...
くく・れる【括れる】
[動ラ下一]ひもなどが巻きついて細く締まる。また、ひもなどが食い込んだように筋ができる。「—・れた顎(あご)」