あか‐たん【赤短/赤丹】
花札で、赤色の短冊に松・梅・桜がそれぞれ組み合わされて描かれた札。また、その3枚がそろった役。あか。→青短
あかだ【阿伽陀/阿掲陀】
《(梵)agadaの音写。無病・健康・不死などの意》 1 あらゆる病気を治すという霊妙な薬。阿伽陀薬(あかだやく)...
あか‐だい【赤鯛】
赤い色をした鯛。マダイ・キダイ・チダイなど。
あか‐だけ【赤岳】
山梨県北部・長野県東部の県境にある円錐(えんすい)状の火山。八ヶ岳連峰の最高峰で、標高2899メートル。山頂には高...
あか‐だし【赤出し】
赤味噌、特に八丁味噌で作った味噌汁。元来は関西地方での呼び名。
あか‐だすき【赤襷】
1 若い女性などが斜め十文字に掛ける赤いたすき。 2 召集令状を受けて入隊する者が、肩から斜めに掛けた太く赤いたすき。
あか‐だな【閼伽棚】
閼伽桶(あかおけ)・閼伽坏(あかつき)や花などを置く棚。
あか‐だに【赤蜱】
ハダニの別名。
あか‐だま【赤玉/赤珠】
1 赤色の玉。また、明るく輝く玉。 2 琥珀(こはく)。 3 赤褐色をした碧玉(へきぎょく)。水にぬれると赤みを増...
あかだま‐つち【赤玉土】
赤土2の粒状のもの。保水性と通気性がよいので園芸用土とする。
あかだま‐の‐き【赤玉の木】
ヤブコウジの別名。
あかち‐だ【班田】
「はんでん(班田)」に同じ。「戸籍、計帳(かずのふむた)、—収め授くる法(のり)」〈孝徳紀〉
あか‐ちゃ【赤茶】
赤みを帯びた茶色。赤茶色。
あかちゃ・ける【赤茶ける】
[動カ下一]日に焼けたり、染料が色あせたりして赤みがかった茶色になる。「—・けた土」「—・けたカーテン」
あか‐ちゃん【赤ちゃん】
赤ん坊を親しみをこめていう語。あかご。
あかちゃん‐がえり【赤ちゃん返り】
幼児が、ミルクを欲しがる、おむつをしたがるなど、赤ん坊に戻ったかのような行動をとること。多く、母親など周囲の大人の...
あかちゃん‐ことば【赤ちゃん言葉】
幼児語のうち、特に言葉を覚え始めた赤ちゃんの使う言葉をいう。喃語(なんご)。
あかちゃん‐の‐えき【赤ちゃんの駅】
乳幼児と外出中の保護者が、授乳やおむつ交換などに利用できる、公共施設や民間施設の愛称。多くは、地方自治体によって登...
あかちゃん‐ポスト【赤ちゃんポスト】
新生児・乳児の養育を放棄したい親が、病院などに匿名で子を託すための設備。多く、小さな扉から屋内の保育器などに子を入...
あか‐ちょうちん【赤提灯】
《「あかぢょうちん」とも》店先に赤い提灯をつるした、安く酒を飲ませる大衆向けの店。居酒屋。一杯飲み屋。「—で一杯やる」
あか‐チン【赤チン】
マーキュロクロム水溶液の俗称。赤いヨードチンキの意でいうが、成分は違う。
あかチン‐さいがい【赤チン災害】
労災関係で、赤チンを塗る程度の軽い傷をいう隠語。度重なると重傷になるという意味もある。また転じて、軽微な事故として...
あか・つ【分つ/頒つ】
[動タ四] 1 分かち配る。あちこちに割り当てる。「秦(はた)の民—・ち、臣連(おほむらじ)等おのおの欲(ねがひ)...
あかつか‐ふじお【赤塚不二夫】
[1935〜2008]漫画家。満州の生まれ。本名、藤雄。強烈な個性を持つキャラクターが登場するギャグ漫画で幅広い人...
あかつき
平成22年(2010)5月、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた日本初の金星探査機PLANET-C(プラネ...
あか‐つき【閼伽坏】
閼伽の水を盛る器。多く銅製。
あか‐つき【暁】
《「あかとき(明時)」の音変化》 1 太陽の昇る前のほの暗いころ。古くは、夜半から夜の明けるころまでの時刻の推移を...
あか‐つき【垢付き】
垢のついた着古した衣服。死者が生前に用いていた衣服や所持品を形見として分けるときにいう語。
あかつき‐おき【暁起き】
1 夜明け前に起きること。「置く霜の—を思はずは君が夜殿(よどの)に夜離(よが)れせましや」〈後撰・恋五〉 2 夜...
あかつき‐がた【暁方】
夜明けに近いころ。「—の風のけはひさへぞ心ことなる」〈紫式部日記〉
あかつき‐づくよ【暁月夜】
夜明け方に出ている月。有明の月。あかときづくよ。「夜深き—の、えもいはず霧(き)りわたれるに」〈源・賢木〉
あかつきとゆうべのうた【暁と夕の詩】
立原道造の第2詩集。昭和12年(1937)12月、私家版で刊行。全10編のソネットからなり、「或る風に寄せて」「眠...
あかつきのだっそう【暁の脱走】
谷口千吉監督・脚本による映画の題名。昭和25年(1950)公開。原作は田村泰次郎の小説「春婦伝」で、共同脚本は黒沢...
あかつき‐の‐ちゃじ【暁の茶事】
茶事七式の一。1、2月の厳寒期の午前4時から5時にかけて席入りをする茶会。残灯の茶事。残月の茶事。夜込み。
あかつきのてら【暁の寺】
三島由紀夫の長編小説「豊饒の海」の第3巻。昭和45年(1970)刊。第2巻「奔馬(ほんば)」の主人公の青年の生まれ...
あかつきのほし【暁の星】
《原題、(イタリア)Stella mattutina》イタリアの女流詩人・小説家、ネグリの小説。1921年刊。別邦...
あかつきのめだま【暁の目玉】
福田清人の自伝的な児童小説。昭和43年(1968)刊。「春の目玉」「秋の目玉」とあわせた三部作の最終作。
あかつき‐の‐わかれ【暁の別れ】
女の家に泊まった男が、暁に別れて帰ること。「あな、苦しや。—や」〈源・総角〉
あかつきはひかりから【暁は光から】
《原題、(イタリア)L'alba sepàra dalla luce l'ombra》トスティの歌曲集「アマランタ...
あかつき‐ファイブ【AKATSUKI FIVE】
バスケットボールの男子・女子日本代表チームの愛称。平成28年(2016)に日本バスケットボール協会が発表した。 [...
あかつき‐やみ【暁闇】
夜明け前、月がなく辺りが暗いこと。陰暦で、1日から14日ごろまで、月が上弦のころの現象。あかときやみ。「うば玉の—...
あか‐づ・く【垢付く】
[動カ五(四)]《「あかつく」とも》垢がついて汚れる。垢じみる。「—・いた服」
あか‐つち【赤土/赭土】
1 鉄分を多く含んだ赤色の粘土。 2 関東ローム層のような風化して褐色となった火山灰層の土。 3 赤黒色の絵の具。
あか‐つめくさ【赤詰草】
マメ科の多年草。原野や路傍に生え、葉は3枚の長楕円形の小葉からなる複葉で、白い斑がある。夏、赤紫色の小花が集まって...
あか‐つら【赤面/赭面】
《「あかづら」とも》 1 赤い顔。あからがお。あかっつら。 2 歌舞伎の化粧法の一つで、顔を赤い砥(と)の粉で塗る...
あかて‐がに【赤手蟹】
イワガニ科のカニ。海岸の河口近くの湿地にすむ。甲幅3センチほど、暗青緑色で、はさみ脚が赤い。
あか‐てつ【赤鉄】
アカテツ科の常緑高木。葉は卵形で柄をもつ。花は釣鐘状で、実は黒くつやがある。九州・沖縄・小笠原に分布。くろてつ。
あか‐てはいしょ【赤手配書】
「国際逮捕手配書」の通称。
あか‐てる【赤照る】
歌舞伎などで、火事場や日の出などの場面に舞台を赤く見せるために燃やす薬品。また、その赤い火。→青照る
あか‐てん【赤点】
《赤い色で記すことから》落第点。「テストで—を取る」