あか‐つき【閼伽坏】
閼伽の水を盛る器。多く銅製。
あか‐つき【暁】
《「あかとき(明時)」の音変化》 1 太陽の昇る前のほの暗いころ。古くは、夜半から夜の明けるころまでの時刻の推移を...
あか‐つき【垢付き】
垢のついた着古した衣服。死者が生前に用いていた衣服や所持品を形見として分けるときにいう語。
あかつき‐おき【暁起き】
1 夜明け前に起きること。「置く霜の—を思はずは君が夜殿(よどの)に夜離(よが)れせましや」〈後撰・恋五〉 2 夜...
あかつき‐がた【暁方】
夜明けに近いころ。「—の風のけはひさへぞ心ことなる」〈紫式部日記〉
あかつき‐づくよ【暁月夜】
夜明け方に出ている月。有明の月。あかときづくよ。「夜深き—の、えもいはず霧(き)りわたれるに」〈源・賢木〉
あかつきとゆうべのうた【暁と夕の詩】
立原道造の第2詩集。昭和12年(1937)12月、私家版で刊行。全10編のソネットからなり、「或る風に寄せて」「眠...
あかつきのだっそう【暁の脱走】
谷口千吉監督・脚本による映画の題名。昭和25年(1950)公開。原作は田村泰次郎の小説「春婦伝」で、共同脚本は黒沢...
あかつき‐の‐ちゃじ【暁の茶事】
茶事七式の一。1、2月の厳寒期の午前4時から5時にかけて席入りをする茶会。残灯の茶事。残月の茶事。夜込み。
あかつきのてら【暁の寺】
三島由紀夫の長編小説「豊饒の海」の第3巻。昭和45年(1970)刊。第2巻「奔馬(ほんば)」の主人公の青年の生まれ...
あかつきのほし【暁の星】
《原題、(イタリア)Stella mattutina》イタリアの女流詩人・小説家、ネグリの小説。1921年刊。別邦...
あかつきのめだま【暁の目玉】
福田清人の自伝的な児童小説。昭和43年(1968)刊。「春の目玉」「秋の目玉」とあわせた三部作の最終作。
あかつき‐の‐わかれ【暁の別れ】
女の家に泊まった男が、暁に別れて帰ること。「あな、苦しや。—や」〈源・総角〉
あかつきはひかりから【暁は光から】
《原題、(イタリア)L'alba sepàra dalla luce l'ombra》トスティの歌曲集「アマランタ...
あかつき‐ファイブ【AKATSUKI FIVE】
バスケットボールの男子・女子日本代表チームの愛称。平成28年(2016)に日本バスケットボール協会が発表した。 [...
あかつき‐やみ【暁闇】
夜明け前、月がなく辺りが暗いこと。陰暦で、1日から14日ごろまで、月が上弦のころの現象。あかときやみ。「うば玉の—...
あか‐づ・く【垢付く】
[動カ五(四)]《「あかつく」とも》垢がついて汚れる。垢じみる。「—・いた服」
あか‐つち【赤土/赭土】
1 鉄分を多く含んだ赤色の粘土。 2 関東ローム層のような風化して褐色となった火山灰層の土。 3 赤黒色の絵の具。
あか‐つめくさ【赤詰草】
マメ科の多年草。原野や路傍に生え、葉は3枚の長楕円形の小葉からなる複葉で、白い斑がある。夏、赤紫色の小花が集まって...
あか‐つら【赤面/赭面】
《「あかづら」とも》 1 赤い顔。あからがお。あかっつら。 2 歌舞伎の化粧法の一つで、顔を赤い砥(と)の粉で塗る...
あかて‐がに【赤手蟹】
イワガニ科のカニ。海岸の河口近くの湿地にすむ。甲幅3センチほど、暗青緑色で、はさみ脚が赤い。
あか‐てつ【赤鉄】
アカテツ科の常緑高木。葉は卵形で柄をもつ。花は釣鐘状で、実は黒くつやがある。九州・沖縄・小笠原に分布。くろてつ。
あか‐てはいしょ【赤手配書】
「国際逮捕手配書」の通称。
あか‐てる【赤照る】
歌舞伎などで、火事場や日の出などの場面に舞台を赤く見せるために燃やす薬品。また、その赤い火。→青照る
あか‐てん【赤点】
《赤い色で記すことから》落第点。「テストで—を取る」
アカディア
カナダのノバスコシア州、ニューブランズウィック州、および米国のメーン州のあたりの旧称。17世紀初頭にフランス人が開...
アカデミア‐ばし【アカデミア橋】
《Ponte dell'Accademia》イタリア北東部、ベネト州の都市ベネチアにある、大運河(カナルグランデ)...
アカデミシャン
1 学士院・芸術院などの会員。 2 学者タイプの人。学究肌の人。
アカデミズム
1 大学などでの、理論を重視し、学問・芸術の純粋性・正統性を守ろうとする立場。ジャーナリズムに対比して用いられるこ...
アカデミック
[形動] 1 学問の分野で正統的で堅実なさま。学究的。「—な研究書」 2 伝統的、格式的で、新しさや生気に乏しいさ...
アカデミック‐イヤー
大学や高校など、学校の年度。学年度。スクールイヤー。
アカデミックえいごのうりょく‐はんていしけん【アカデミック英語能力判定試験】
⇒ティープ(TEAP)
アカデミック‐ハラスメント
《(和)academic+harassment》大学内で、権力や地位を利用して教員や学生にいやがらせをすること。ア...
アカデミック‐ばん【アカデミック版】
⇒アカデミックパッケージ
アカデミック‐パッケージ
学生・教員・研究者向けに割安で販売されるソフトウエア。アカデミック版。
アカデミック‐マーケティング
製品の新しい機能や効果を、研究機関や大学などの第三者機関に科学的に検証してもらうことで、消費者への訴求力を高めるマ...
アカデミック‐ライセンス
⇒サイトライセンス
アカデミー
《プラトンが前387年ころアテネの郊外に設立したアカデメイア(Akadēmeia)という学園に由来する》 1 西洋...
アカデミー‐しょう【アカデミー賞】
米国の映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が最優秀映画作品・俳優・監督などを選んで毎年与える賞。1927年創始。受...
アカデミー‐フランセーズ
フランス学士院を構成するアカデミーの一。1635年リシュリューが創設。フランス語の保存と純化を目的とし、1694年...
あか‐でんしゃ【赤電車】
その日の最終の路面電車。前後部の行き先標識を赤電球で照明して示すところからいう。赤電。→青電車
あか‐でんわ【赤電話】
主に店頭などに設置されていた電話の通称。また一般に、公衆電話。かつて、電電公社・NTTが設置した委託公衆電話が赤色...
あか‐とき【暁】
《「明時(あかとき)」の意で、「あかつき」の古形》夜半から明け方までの時刻。また、夜明け方。「秋の夜は—寒し白たへ...
あかとき‐くたち【暁降ち】
《「くたち」は動詞「くたつ」の連用形から》夜がその盛りを過ぎて、明け方近いころ。「今夜(こよひ)の—鳴く鶴(たづ)...
あかとき‐づくよ【暁月夜】
「あかつきづくよ」に同じ。「しぐれ降る—紐解かず恋ふらむ君と居らましものを」〈万・二三〇六〉
あかとき‐やみ【暁闇】
「あかつきやみ」に同じ。「夕月夜—の朝影にあが身はなりぬ汝(な)を思ひかねて」〈万・二六六四〉
あかとくろ【赤と黒】
《原題、(フランス)Le Rouge et le Noir》スタンダールの長編小説。1830年刊。貧しい青年ジュリ...
あか‐とり【垢取り】
1 櫛(くし)の歯の間にたまった垢を取る道具。 2 馬の垢を取る道具。馬櫛(うまぐし)。 3 (「赤鳥」とも書く)...
あか‐とり【淦取り】
船底にたまった水を取ること。また、その道具。すっぽん。淦取り杓(しゃく)。
あか‐とんぼ【赤蜻蛉】
1 トンボ科アカネ属(アカトンボ属とも)のトンボの総称。アキアカネ・ナツアカネなど。体は赤または橙褐(とうかつ)色...