いろ‐がわ【色革】
着色したなめし革。染め革。
いろ‐がわら【色河原】
近世、京都四条河原のこと。芝居小屋があり、男色を売る者がいたところからいう。
いろ‐がわり【色変(わ)り】
[名](スル) 1 色が変わること。また、そのもの。変色。「—した写真」 2 形や模様が同じで色の変わっていること...
いろ‐きちがい【色気違い】
1 色情狂(しきじょうきょう)。 2 ひどく好色なこと。また、その人。好色家。
い‐ろく【位禄】
1 官位と俸禄。 2 律令制で、四位・五位の者に与えられた禄。位階に応じて絁(あしぎぬ)・布・綿などが支給された。...
いろ‐くうかん【色空間】
ある特定の色を、数値などのパラメーターで表したもの。RGB・CMYK・YUVなどの方式がある。カラースペース。
いろく‐さだめ【位禄定め】
平安時代、毎年2月ごろに、公卿が、位禄を与えるべき人々の審査・協議をした儀式。
いろ‐くず【鱗】
1 魚などのうろこ。うろくず。〈和名抄〉 2 魚など、うろこのある生き物。うろくず。「宇治川の底に沈める—を網なら...
いろ‐ぐすり【色釉】
着色剤を混合した釉(うわぐすり)。陶磁器の上絵をかくのに用いる。しきゆう。
いろ‐ぐるい【色狂ひ】
女色におぼれ、放蕩(ほうとう)すること。女狂い。「人間一生のうちに、一たびは—に取り乱さぬといふ事一人もなし」〈浮...
いろ‐ぐろ【色黒】
[名・形動]色、特に肌の色が黒いこと。また、そのさま。「—な(の)人」
いろ‐け【色気】
1 色の加減。色の調子。色合い。「青の—が薄い」 2 異性に対する関心や欲求。色情。「—がつく」 3 人をひきつけ...
いろ‐けし【色消し】
[名・形動] 1 風情を消すこと。興趣をそぐこと。また、そのさま。つや消し。「—なことをしたものだ」 2 レンズな...
いろけし‐レンズ【色消しレンズ】
色収差を補正したレンズ。ふつう2種類以上のガラスを用いて二つ以上の波長の光について補正する。→アクロマートレンズ
いろけ‐づ・く【色気付く】
[動カ五(四)] 1 異性に関心をもちはじめる。性に目覚める。「息子もそろそろ—・いてきた」 2 花や果物などが色...
色気(いろけ)より食(く)い気(け)
色欲よりも食欲のほうが先であること。転じて、見えを捨てて実利をとること。
いろこ【鱗】
《「うろこ」の古形》 1 うろこ。いろくず。「高麗のあげばり十一間を—のごとくうちたり」〈宇津保・吹上下〉 2 頭...
いろ‐こ【色子】
江戸時代、男色を売った歌舞伎の少年俳優。舞台子(ぶたいこ)。→陰間(かげま)
色(いろ)濃(こ)・い
1 ある傾向が強く現れている。「不況の影響が—・い地場産業」「焦る気持ちが—・く出ている」 2 衣服の色が濃い。特...
いろ‐こい【色恋】
男女間の恋愛や情事。色事。「—抜きのつきあい」「—沙汰」
イロコイ
米国北東部に居住するアメリカ先住民の一部族。16世紀以降、5部族を統合して政治的連合であるイロコイ同盟を形成した。...
いろ‐こうせい【色校正】
⇒カラーキャリブレーション
いろこ‐まきえ【色粉蒔絵】
蒔絵の一。錫(すず)粉や朱・青漆粉などを、漆で描いた文様に蒔いたもの。
いろ‐ごと【色事】
1 男女間の恋愛や情事。「—には縁遠い生活」 2 芝居で、男女間の情事のしぐさ。 3 情人。愛人。いろ。「あの花紫...
いろごと‐し【色事師】
1 歌舞伎で、色事を演じるのを得意とする役者。濡(ぬ)れ事師。 2 情事の巧みな男。女たらし。
いろ‐ごのみ【色好み】
1 情事を好むこと。また、その人。好色漢。 2 恋愛の情趣をよく解すること。また、その人。「—といはるるかぎり、五...
いろ‐ざし【色差(し)】
《「いろさし」とも》 1 色をつけること。彩色。着色。 2 顔などの色つや。色のぐあい。「御—まことにめでたく御心...
いろ‐ざかり【色盛り】
女の、容色が最も美しい年ごろ。また、色情の盛んな年ごろ。女盛り。
いろ‐ざと【色里】
花柳街。特に、遊郭。遊里。色町。
いろざんげ【色ざんげ】
宇野千代による長編小説。昭和8年(1933)から昭和10年(1935)にかけて発表。当時同棲していた東郷青児をモデ...
いろ‐しすう【色指数】
1 星の色を数量的に示す尺度。写真等級から実視等級を引いた差で表す。赤い星ほど大きい値となる。 2 火成岩分類の基...
いろ‐しな【色品】
1 種々の品。品々。「是へ参れ、御年貢の—を申せ」〈虎明狂・筑紫の奥〉 2 多くの種類。いろいろな手段、方法。「御...
いろ‐しゅうさ【色収差】
レンズを通して物体の像を結ばせるとき、その像の位置・大きさが、光の波長によって異なること。不鮮明な像となるため、屈...
いろ‐しんど【色深度】
コンピューターのディスプレーなどにおいて、1画素(ピクセル)で表現できる色数。RGBに分解した各色の階調の数をビッ...
いろ‐じかけ【色仕掛(け)】
ある目的を達成するために、色情を利用して異性をだましたり、誘惑したりすること。「—で承知させる」
いろ‐じろ【色白】
[名・形動]色、特に肌の色が白いこと。また、そのさま。「—な(の)少女」
イロス
⇒ギロス
いろ‐すな【色砂】
和室の砂壁の上塗りに用いる、色のついた砂。
いろ‐ずり【色刷(り)/色摺り】
1 種々の色彩を用いて印刷物や版画などを刷ること。また、そのもの。 2 衣服などに、色彩で模様をすり出すこと。
いろ‐せ
《「いろ」は接頭語。「せ」は親しい男性を呼ぶ称》同母の兄弟。「吾(あ)は天照大御神の—なり」〈記・上〉
いろ‐ぞめ【色染(め)】
種々の色に染めること。特に、布を黒・藍(あい)・紺など以外の色に染めること。また、染めたもの。
いろだい‐おさめ【色代納め】
江戸時代、米年貢に代えて麦・アワ・ヒエ・竹・綿・筵(むしろ)・縄などを納めること。
いろ‐だか【色高】
江戸時代の雑税の一。クワ・コウゾ・ウルシなどの栽培によって、田畑以外の山野・河海などからの収益があるとき、これを高...
いろ‐だし【色出し】
1 磨いて光沢を出すこと。 2 料理で、キュウリやナスの皮の色を熱湯やみょうばんなどで、さらに引き立たせること。
いろ‐だて【色立】
連句の付合(つけあい)手法の一。色彩の取り合わせで前句に付ける方法。→七名八体(しちみょうはったい)
いろ‐だま【色玉】
ザクロの別名。
いろ‐ちがい【色違い】
1 「色変わり2」に同じ。「—のブラウス」 2 驚いて顔色の変わること。「息子—して、そんな大気な事承りますと身の...
いろ‐ちゅうしん【色中心】
透明な物質中に生じた格子欠陥。イオン結晶やガラスなどの非晶質中に局所的な電位が生まれ、特定の波長の光を吸収して着色...
いろ‐ちょうか【色超過】
⇒星間赤化
いろ‐チョーク【色チョーク】
赤・青・黄などの色をつけた白墨。特に、普通の白墨と区別していう。