いたち‐しだ【鼬羊歯】
オシダ科の多年生のシダ。山野に生え、根茎は短く、塊状。葉は束生し、長さ30〜70センチ、羽状複葉でいちばん下の羽片...
いた‐チタンせき【板チタン石】
二酸化チタンからなる鉱物。褐色・黒などで、ふつうは斜方板状あるいは柱状結晶。斜方晶系。火成岩や変成岩に含まれる。英...
鼬(いたち)の最後(さいご)っ屁(ぺ)
《イタチが窮したときに悪臭を放って敵をひるませるところから》困ったときに非常手段に訴えること。
鼬(いたち)の無(な)き間(ま)の貂(てん)誇(ほこ)り
《天敵のイタチがいないとテンがいばる意から》恐れるものがいない所で大いばりするたとえ。鼬の無き間の鼠(ねずみ)。
鼬(いたち)の目陰(まかげ)
《イタチが人を見るときに前足を目の上にかざすという俗信から》疑わしげに人を見るようす。
鼬(いたち)の道(みち)
《イタチは通路を遮断されると、その道を二度と使わないという俗信から》行き来・交際・音信が絶えること。鼬の道切り。「...
鼬(いたち)の道切(みちき)り
1 行く手をイタチが横切ると不吉の前兆であるとする俗信。 2 「鼬の道」に同じ。
いたち‐はじかみ【鼬椒】
サンショウの古名。〈新撰字鏡〉
鼬(いたち)眉目(みめ)好(よ)し
イタチに出会ったり鳴き声を聞いたりすると凶事があるという俗信から、その時に凶を吉に変えるために唱える呪文(じゅもん...
いた‐ちょう【板長】
《「板前の長」の意》板前をまとめる、調理場の責任者。
いた‐チョコ【板チョコ】
板状のチョコレート。
いた‐ちん【板賃】
1 版木(はんぎ)を彫る料金。「黄楊(つげ)はかへって—桜に五割増ぢゃといふ」〈浮・元禄大平記〉 2 版木の使用料。
いたっ‐て【至って】
[副]《「いたりて」の音変化》程度のはなはだしいさま。きわめて。非常に。「—健康だ」「—陽気な性格」
い‐た・つ【居立つ】
[動タ四]立ったり座ったりする。じっとしていられないようす、また熱心に世話をするようすにいう。「太政大臣(おほきお...
いたつかわ・し【労かはし】
[形シク]⇒いたずかわし
いたつき【労き/病】
⇒いたずき
いた‐つき【板付き】
1 板の付いたもの。また、板に付いたもの。 2 板の間(ま)。板敷き。 3 《「板」は舞台の床板の意》歌舞伎などで...
いた‐つき【平題箭】
練習用の、先のとがっていない小さい鏃(やじり)。また、その鏃をつけた矢。「はやく左の目に—立ちにけり」〈宇治拾遺・一五〉
いたつき‐かまぼこ【板付き蒲鉾】
小板に盛りつけて蒸すか焼くかして作ったかまぼこ。
いたつ・く【労く】
[動カ四]⇒いたずく
いた‐つけ【板付け】
1 舞台で、俳優の姿、立ち木、遠山などの輪郭をはっきりさせるために取り付ける照明器具。板などでできた細長い箱の中に...
いたつけ‐くぎ【板付け釘】
薄い板を打ち付けるのに用いる、長さ2センチくらいの短い釘。
いたつけ‐ぞうり【板付け草履】
⇒板草履
いたづけ【板付】
福岡市博多区の地名。福岡空港があり、米軍使用時には板付飛行場とよばれていた。
いたづけ‐いせき【板付遺跡】
板付にある弥生時代の遺跡。環濠(かんごう)を巡らした集落や水田の跡からなる。
いたづけ‐くうこう【板付空港】
福岡空港の通称。
いた‐で【痛手/傷手】
1 重い傷。重傷。ふかで。「—を負う」 2 大きい被害や損害。大きな打撃。「台風で稲作に—をこうむった」「失恋の—」
いた‐でん【いた電】
「悪戯(いたずら)電話」の略。
いた‐とうば【板塔婆】
供養のため、梵字や経文などを書いて墓に立てる細長い板。卒塔婆(そとば)。
いた‐ど【板戸】
板を張った戸。雨戸など。
いた‐どこ【板床】
1 床框(とこがまち)を入れ、畳の代わりに板を敷いた床の間。 2 畳の芯(しん)に板を用いたもの。また、その板。
いたどり【虎杖】
1 タデ科の多年草。山野に自生。高さ約1.5メートル。茎にはかすかな紅色の斑点があり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異...
いたどり‐がわ【板取川】
岐阜県中南部を流れる川。長良(ながら)川の支流の一。福井県との県境、平家(へいけ)岳(標高1442メートル)に源を...
板(いた)に付(つ)・く
1 役者が経験を積んで、演技が舞台によく調和する。 2 経験を積んで、動作や態度が地位・職業などにしっくり合う。「...
板(いた)に上(のぼ)・す
出版する。上梓(じょうし)する。
いた‐の‐ま【板の間】
1 板敷きの部屋。板敷きの所。 2 銭湯・温泉場の脱衣場。
いたのま‐かせぎ【板の間稼ぎ】
銭湯などの脱衣場で、他人の衣服・金品などを盗むこと。また、その者。板場稼ぎ。
いた‐の‐もの【板の物】
板を芯(しん)に平たく巻いた絹織物。いたもの。いた。
いた‐のり【板海苔】
生ノリを刻んで簀(す)の上に並べた木枠に流し込み、乾燥させたもの。ごく薄い板状になることから。
いた‐ば【板場】
1 料理屋で、まな板を置く所。調理場。板前。 2 菓子屋で、のし板を置く所。 3 (関西地方で)日本料理の料理人。...
いた‐ばさみ【板挟み】
《板と板との間に挟まれて身動きできない意から》対立する二者の間に立ってどちらに付くこともできず、苦しむこと。「義理...
いたばし【板橋】
東京都北部の区名。中山道(なかせんどう)の第一の宿、板橋宿から発展。神事芸能の田遊びが演じられる北野神社・諏訪神社...
いたばし‐く【板橋区】
⇒板橋
いた‐ばね【板発条】
板状のばね。数枚を重ね合わせたものを重ね板ばねという。
いた‐ばめ【板羽目】
板張りの羽目。板張りの壁や塀。
いた‐ばり【板張り】
1 板を張ること。また、板を張った所。 2 和服を解き洗いして糊(のり)をつけ、張り板に張ってしわを伸ばして干すこと。
いた‐ひき【板挽き】
材木をひいて板にすること。また、それを職業とする人。
いた‐び【板碑】
鎌倉時代から江戸初期にかけて盛んに行われた、死者の追善供養のために建てた平たい石の卒塔婆(そとば)。最上部を三角形...
いたび‐かずら【崖石榴】
クワ科の蔓(つる)性の常緑低木。暖地にみられ、岩などをよじ登る。葉は長円形で先がとがり、厚く、裏面に網目状の細脈が...
いた‐びき【板引き】
絹布のつや出し加工の一。漆塗りの板に蝋(ろう)を引き、糊(のり)をつけて絹布を張り、よく乾かして引きはがす。また、...