うんえん‐かがん【雲煙過眼】
《蘇軾「宝絵堂記」から》雲や煙がたちまち過ぎ去ってしまうように、物事を長く心に留めないこと。物事に執着しないこと。
うんえん‐ひどう【雲煙飛動】
1 雲や霞が空をすばやく飛んで行くこと。 2 筆跡が生き生きとして勢いのあること。
うん‐おう【暈滃】
《連声(れんじょう)で「うんのう」とも》 1 ぼかし。 2 「暈滃式」の略。
うん‐おう【蘊奥】
《連声(れんじょう)で「うんのう」とも》学問・技芸などの最も奥深いところ。奥義。極意。「芸の—を究める」
うんおう‐しき【暈滃式】
地図の描き方の一。等高線に対して直角に引くけばの太さや長さを変えて起伏の感じを表す方法。急傾斜の所ほど線は太く短く...
うんか【浮塵子/白蝋虫】
半翅(はんし)目ウンカ科の昆虫の総称。形はセミに似る。繁殖力が強く、稲などの茎や葉から液を吸って枯死させる害虫。ヒ...
うん‐か【雲霞】
1 雲と霞(かすみ)。 2 大ぜいの人が群がり集まるたとえ。「—のごとく押し寄せる」
うん‐かい【雲海】
1 高山の山頂や飛行機から見下ろしたときに、一面に広がって海のように見える雲の上面。《季 夏》「—や太き幹ほど濡れ...
うんかいのうえのたびびと【雲海の上の旅人】
《原題、(ドイツ)Der Wanderer über dem Nebelmeer》フリードリヒの絵画。カンバスに油...
うん‐かく【閣】
1 《「(うん)」は香草の名》書物をしまっておく建物。書庫。台(うんだい)。 2 内御書所(うちのごしょどころ)のこと。
うん‐かく【惲格】
⇒惲寿平(うんじゅへい)
うん‐かく【雲角】
箏(そう)の部分の名。本体上面の両端にあって弦を支える駒のうち、演奏する所に遠いほうのもの。→竜角(りゅうかく)
うん‐かく【雲客】
平安中期以後、清涼殿に昇ることを許された者。堂上方(どうじょうがた)・殿上人(てんじょうびと)を総称する。雲の上人...
うん‐かく【雲鶴】
1 雲と鶴(つる)とを組み合わせた文様。位袍(いほう)に多く用いられ、親王および太閤の所用とされた。 2 高麗(こ...
うん‐かく【雲核】
雲粒の核となる微粒子。大気中に浮遊する微粒子(エーロゾル)のうち、吸湿性があるものが雲核として働き、そのまわりに水...
うん‐かん【雲漢】
1 天(あま)の川。銀河。 2 大空。
うん‐が【運河】
給排水、灌漑(かんがい)、船舶の航行などのために、陸地を掘り開いてつくった人工の水路。
うん‐がい【雲外】
雲の外。また、空のはるか遠い所。雲上。「機影が—に消える」
うんがい‐そうてん【雲外蒼天】
雨雲の上には青空が広がっている。今ある苦難もやがて去って良いことがあるだろうというたとえ。
ウンガレッティ
[1888〜1970]イタリアの詩人。エジプトの生まれ。純粋詩から出発。第一次大戦後に、エルメティズモの代表的詩人...
うんがん‐じ【雲巌寺】
栃木県大田原市にある臨済宗妙心寺派の寺。開創は大治年間(1126〜1131)と伝えられるが、未詳。高峰顕日(こうほ...
うん‐き【温気】
暑さ。特に、蒸し暑さ。「生暖い人込の—」〈荷風・すみだ川〉
うん‐き【運気】
自然界の現象に現れる人間の運勢。天地・人体を貫いて存在するとされた五運と六気。人間の脈にも現れるとして漢方医に重視...
うん‐き【雲気】
1 雲。また、雲の動き。 2 空中に立ち上る異様の気。昔、天文家や兵術家が天候・吉凶などを判断する根拠にしたもの。...
うんき‐もん【雲気文】
中国で、戦国・漢時代にみられる文様。空中に充満する気を表すC字形と弧線の連続した図案。流気文。
うん‐きゃく【運脚】
奈良・平安時代、租税である庸・調を徒歩で都まで運んだ農民。脚夫。
うん‐きゃく【雲脚】
1 雲が流れ動くこと。また、その速さ。くもあし。 2 垂れ下がったように見える雲。くもあし。 3 粗悪な抹茶。点茶...
うんきゃく‐だい【雲脚台】
折敷(おしき)の四隅に雲形の脚をつけた白木の台。宮中・院中へのささげ物をのせたが、現在は儀式・祭典用として幣帛料(...
うん‐きゅう【運休】
[名](スル)《「運転休止」「運行休止」「運航休止」の略》交通機関が運転や運行を休止すること。
うん‐きゅう【雲級】
雲の高さや形による世界共通の分類。巻雲(けんうん)・巻積雲・巻層雲・高積雲・高層雲・乱層雲・層積雲・層雲・積雲・積...
うんきゅう‐ほう【運弓法】
⇒ボウイング
うん‐きょう【雲鏡】
気象観測器械の一。鏡に雲を映し、雲の進行方向・速度などを測る器械。
ウングジャ‐とう【ウングジャ島】
《Unguja Island》タンザニア東部、インド洋上にあるザンジバル島の正式名称。
うんけい【運慶】
[?〜1223]平安末期から鎌倉初期にかけての仏師。康慶の子。慶派の中心的仏師として活躍。豪放な力強さと写実に特色...
うん‐けい【雲形】
1 雲の形。 2 ⇒雲級(うんきゅう)
うんけい‐じょうぎ【雲形定規】
⇒くもがたじょうぎ
うん‐げい【雲霓】
雲と虹。または、虹。
うん‐げん【繧繝/暈繝】
同じ色を濃から淡へ、淡から濃へと層をなすように繰り返す彩色法。中国西域から伝わり、主に宝相華(ほうそうげ)などの文...
うんげん‐にしき【繧繝錦】
繧繝による彩色の間に花・鳥・菱(ひし)などの文様を配置した錦。畳・茵(しとね)などの敷物のへり、表具の装飾に用いる。
うんげん‐ばし【繧繝縁】
「うんげんべり」に同じ。
うんげん‐べり【繧繝縁】
繧繝錦のへり。また、そのへりをつけた畳や茵(しとね)。うげんばし。うんげんばし。
うん‐こ
《「うん」はいきばる声、「こ」は接尾語》大便をいう幼児語。うんち。
うん‐こう【香】
植物ヘンルーダの別名。
うん‐こう【運行】
[名](スル) 1 惑星・衛星・彗星(すいせい)などが、その軌道上を運動すること。「地球の—」 2 電車やバスなど...
うん‐こう【運航】
[名](スル)船や航空機が決まった航路を進むこと。「連絡船は一日二便—している」
うん‐こう【雲向】
雲の動いてくる方向。観測者が雲の動きに逆らって立ったときの方向で表し、例えば北から南へ雲が動く場合は「雲向北」という。
うん‐こう【雲高】
地上から雲底までの高さ。
うんこう【雲崗/雲岡】
中国山西省北部、大同市の西にある町。雲崗石窟がある。ユンカン。
うんこう‐きろくけい【運行記録計】
⇒タコグラフ
うんこう‐けい【雲高計】
⇒シーロメーター