快刀(かいとう)乱麻(らんま)を断(た)・つ
よく切れる刀で、もつれた麻を切る。もつれた事柄を、もののみごとに処理することのたとえ。
かい‐とく【解得】
[名](スル)理解して自分のものとすること。「ラムリ心窃かにフローレンスの意を—せしものとなし」〈織田訳・花柳春話〉
かいとく‐しょいん【懐徳書院】
懐徳堂の異称。
かいとく‐どう【懐徳堂】
享保9年(1724)、大坂町人が中井甃庵(なかいしゅうあん)を中心として開設した私塾。享保11年(1726)幕府の...
かい‐ととの・える【買(い)整える/買(い)調える】
[動ア下一][文]かひととの・ふ[ハ下二]必要なものを買って用意する。買いそろえる。「学用品を—・える」
かいと‐ばん【垣外番】
江戸時代、大坂で、町の夜番や木戸番をした者。町内の冠婚葬祭の際には雑役に従事した。
カイト‐フォト
《kite photographyから》凧(たこ)にカメラを付けて、遠隔操作で空中撮影すること。カイトフォトグラフィー。
カイトベイ‐ようさい【カイトベイ要塞】
《Citadel of Qaitbay》エジプト北部、地中海に面する港湾都市アレクサンドリアにある要塞。15世紀に...
かい‐ともし【掻い灯し】
《「かきともし」の音変化》油火を用いるあかり。特に清涼殿の夜の御殿(おとど)の四隅にともした灯籠(とうろう)のこと...
かい‐とり【買(い)取り】
1 金を払って自分のものにすること。 2 商品が売れ残っても返品しない約束で仕入れること。「この書籍は—扱いだ」
かい‐とり【鎰取】
「かぎとり」に同じ。
かいとり‐せいきゅう【買取請求】
1 投資信託の換金方法の一。投資家が保有する受益証券(投資信託)を販売会社に買い取ってもらうもの。この場合、投資信...
かいとり‐や【買(い)取り屋】
1 不用品などを買い取る店。 2 債務者にクレジットカードで買い物をさせ、その商品を安く買い取る業者。債務者はすぐ...
かい‐と・る【買(い)取る】
[動ラ五(四)]代金を払って自分のものにする。買い受けて自分の所有とする。「別荘を安く—・る」
かい‐ど【灰土】
1 灰と土。土灰(どかい)。 2 火山灰などのまざった土。
かい‐ど【塊土】
かたまりになった土。土塊。
かい‐どう【会同】
[名](スル) 1 ある目的のために、たくさんの人が1か所に集まること。会合。 2 物事が集まって一つになること。
かい‐どう【会堂】
1 集会などに使う目的で建てた大きな建物。 2 キリスト教の教会の建物。
かい‐どう【怪童】
からだが図抜けて大きく、怪力のある子供。
かい‐どう【海棠】
1 バラ科の落葉小高木。枝は紫色で垂れ下がり、葉は楕円形。4月ごろ、紅色の花が下向きに咲き、実は丸く、黄褐色に熟す...
かい‐どう【海道】
1 海上の、船が通る道。ふなじ。海路。航路。 2 海沿いに通じる道。海辺の道路。 3 特に、東海道をいう。「—一の...
かい‐どう【皆働】
すべての人が働くこと。皆労。
かい‐どう【街道】
1 中央と地方、また町と町とを結ぶ、行政上、交通上の主要な道路。「日光—」 2 (比喩的に)大きな目標や目的に向か...
かい‐どう【開堂】
禅宗で、新たに住職となった僧が、法堂(はっとう)を開き、最初の説法を行う儀式。
かいどうき【海道記】
鎌倉時代の紀行。1巻。作者未詳。貞応2年(1223)京都と鎌倉間の東海道を往復した際の紀行。文体は漢文脈の濃い和漢...
かいどう‐くだり【海道下り】
1 昔、京都から東海道を通って東国に旅をしたこと。あずまくだり。 2 中世歌謡の一群。叙情的な歌の中に、東海道を京...
かいどう‐すじ【海道筋】
1 海辺の道筋。 2 東海道など主要な道路の道筋。街道筋(かいどうすじ)。「—の旅籠屋(はたごや)、馬次(うまつぎ...
かいどう‐すじ【街道筋】
街道の道筋。「—の民家」
かいどうとうせい【海道東征】
阪田寛夫の短編小説。昭和61年(1986)、雑誌「文学界」に発表。翌昭和62年(1987)、第14回川端康成文学賞...
海棠(かいどう)睡(ねむ)り未(いま)だ足(た)らず
《玄宗皇帝が酔後の楊貴妃を評した言葉から》美人が、眠り足りないときのように、酒に酔って目もとをほんのり赤くしている...
海棠(かいどう)の雨(あめ)に濡(ぬ)れたる風情(ふぜい)
美人が、雨にぬれた海棠の花のようにうちしおれている、可憐なようすのたとえ。海棠の雨を帯びたる風情。
かいどうまる【怪童丸/快童丸】
浄瑠璃・歌舞伎の山姥(やまんば)物に登場する子供の役名。坂田公時(金時)の幼名。金太郎。→金太郎
かいどう‐ゆづけ【街道湯漬(け)】
1 近世、街道筋で旅人に出した簡単な湯漬け。街道茶漬け。 2 通り一遍の形ばかりの御馳走。また、形式的で誠意のない...
かいどうをゆく【街道をゆく】
司馬遼太郎による旅行記のシリーズ。街道という切り口を通じ、それぞれの土地の歴史や風俗について考察する。昭和46年(...
かい‐どき【買(い)時】
買うのに有利でちょうどよい時期。「相場が下がって今が—だ」
かい‐どく【買(い)得】
割安で、買ったほうが得であること。「今がお—です」⇔買い損(ぞん)。
かい‐どく【会読】
[名](スル)数人が集まって、同じ書物を読み合って、その内容や意味を研究し、論じ合うこと。「原書を—する」
かい‐どく【回読】
[名](スル)何人かで書物を順繰りにまわして読むこと。まわしよみ。
かい‐どく【解読】
[名](スル)古文書・暗号・古代言語などを読み解くこと。「古代文字を—する」「暗号文を—する」
かい‐どく【貝毒】
貝類に含まれる毒。サキシトキシンやテトラミンなど。
灰土(かいど)に帰(き)・す
建物がみな焼けて何もなくなる。灰燼(かいじん)に帰す。「空襲で町は—・した」
かい‐どり【掻取】
1 着物の裾が地に引かないように、褄(つま)や裾を引き上げること。 2 《1のようにして着用するところから》打掛小...
かい‐どり【飼(い)鳥】
ペットとして飼う小鳥。カナリア・ブンチョウ・インコなど。⇔野鳥。
かいどり‐すがた【掻取姿】
歩きやすいように着物の褄(つま)をつまみ上げた姿。「物も着あへず抱き持ち、ひきしろひて逃ぐる、—のうしろ手」〈徒然...
かい‐ど・る【掻い取る】
[動ラ五(四)] 1 着物の裾や褄(つま)を手で引き上げる。「半纏の裾を—・り」〈鏡花・婦系図〉 2 要点をあげて...
かい‐どんや【買問屋】
⇒かいといや
かいな【腕/肱】
[名]「うで」の古い言い方。肩からひじまでの部分。二の腕。また、肩から手首までの部分もいう。うで。 [接尾]助数詞...
かい‐な
[連語] 1 《「かい」「な」は、ともに終助詞》疑いの意を込めて念を押す意を表す。「ここでお雇いなさるの—」〈滑・...
かい‐ない【回内】
前腕を、掌(てのひら)が下を向くように回転させること。→回外 →内旋
かい‐な・い【甲斐無い】
[形][文]かひな・し[ク] 1 何かをしただけの効き目、効果が現れない。何をしたところでどうすることもできない。...