かがく‐でんち【化学電池】
物質の化学反応によって放出されるエネルギーを電気エネルギーに変換する電池。充電のできない一次電池と、充電可能な二次...
かがく‐とうりょう【化学当量】
化学反応における、元素または化合物の基本量。 1 酸素の2分の1グラム原子と化合する元素の量。原子量を原子価で割っ...
かがく‐とくいせい【化学特異星】
外層大気の化学組成の違いによって通常の恒星と異なるスペクトルを示す特異星の一種。ある特定の元素の輝線や吸収線が見ら...
かがく‐にんしん【化学妊娠】
⇒生化学的妊娠
かがく‐ねっしょう【化学熱傷】
化学物質による皮膚・粘膜の損傷。皮膚に直接触れるほか、呼吸による喉や気道の粘膜損傷も含む。酸やアルカリなどの化学薬...
かがくねんりょう‐ロケット【化学燃料ロケット】
⇒化学ロケット
かがく‐のうやく【化学農薬】
化学的に合成された農業用の薬剤。病害虫の天敵などを用いる生物農薬に対していう。
かがく‐はくぶつかん【科学博物館】
自然科学およびその応用分野に関する資料・物品を収集・保管し、展示および研究をする博物館。
かがく‐はっこう【化学発光】
化学反応に伴って発光する現象。例えば、ルミノールが酸化されて青紫色の光を放つなど。化学ルミネセンス。ケミルミネセンス。
かがく‐はんのう【化学反応】
1 物質を構成する原子間で組み替えが起こって変化する過程。 2 (比喩的に)複数のものが組み合わされて、予想しなか...
かがくはんのう‐しき【化学反応式】
化学反応の質的・量的関係を、化学式を用いて表した式。左辺に反応物質を、右辺に生成物質を示す。両辺を=で結んで化学方...
かがく‐ばんのう【科学万能】
科学、特に自然科学が、すべての問題を解決しうるという考え方。科学を最高のものとし、非科学的な事柄を排斥する意を含む。
かがく‐ばんぱく【科学万博】
⇒筑波博
かがく‐パルプ【化学パルプ】
化学薬品を使って木材からリグニンなどを除き、セルロースを取り出したパルプ。用いる薬品により、亜硫酸パルプ・ソーダパ...
かがく‐ひはん【科学批判】
諸科学の存立基盤を省察する批判哲学、または認識論的批判。特に数学、自然科学に対するカントの批判に始まり、新カント学...
かがく‐ひりょう【化学肥料】
化学的処理によって作られる肥料。硫安・硝安・尿素・過燐酸(かりんさん)石灰・硝酸カリなどの無機化合物が用いられる。...
かがく‐ひん【化学品】
化学的に合成された物質を含む製品や、化学的な工程で製造された製品。化成品。
かがく‐ぶっしつ【化学物質】
純物質を、化学の研究対象として取り扱うときにいう語。また、化学合成して作った物質。
かがくぶっしつあんぜんせい‐データシート【化学物質安全性データシート】
⇒エム‐エス‐ディー‐エス(MSDS)
かがくぶっしつ‐かびんしょう【化学物質過敏症】
柔軟剤・化粧品・接着剤・塗料・農薬・食品添加物・排気ガスなど、身の回りの多種類の化学物質に反応してさまざまな症状を...
かがくぶっしつしんさ‐きせいほう【化学物質審査規制法】
《「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の略称》難分解性の化学物質による環境汚染を防止することを目的とする...
かがくぶっしつ‐はいしゅつはあくかんりそくしんほう【化学物質排出把握管理促進法】
《「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」の略称》事業者による化学物質の自主的な管...
かがく‐ぶつりがく【化学物理学】
物質の分子構造や化学反応の機構などを、量子力学や統計力学などを用いて研究する、物理学の一分野。物理化学より物理的な...
かがく‐ぶんせき【化学分析】
物質固有の化学的性質を利用して、その成分や組成などを知る操作。定性分析と定量分析に大別される。
かがく‐へいき【化学兵器】
毒ガスなど、化学薬品を使用して作られる兵器の総称。
かがく‐へいき【科学兵器】
科学を応用して作られる兵器。特に、核兵器・生物兵器・化学兵器をさす。
かがくへいききんし‐きかん【化学兵器禁止機関】
⇒オー‐ピー‐シー‐ダブリュー(OPCW)
かがくへいき‐きんしじょうやく【化学兵器禁止条約】
《「化学兵器の開発、生産、貯蔵及び使用の禁止並びに廃棄に関する条約」の通称》サリンなどの毒ガスや枯れ葉剤など、化学...
かがく‐へいこう【化学平衡】
可逆反応で、正反応と逆反応との速度が等しくなり、見かけ上は反応が停止した状態。
かがく‐へんか【化学変化】
1 ある物質が、分解または化合によって、原子配列が変化して全く新しい物質に変わること。→物理変化 2 (比喩的に)...
かがく‐ほうていしき【化学方程式】
⇒化学反応式
かがく‐ポテンシャル【化学ポテンシャル】
混合物中に存在する一つの成分1モル当たり、または1分子当たりの、定温・定圧下での自由エネルギー。
かがく‐めっき【化学鍍金】
電気を使うことなく、化学反応によって行うめっき。還元剤を用いて金属イオンを析出し、材料表面に付着させる。硝酸銀水溶...
かがく‐やくひん【化学薬品】
化学的変化を起こさせるために用いる薬品。医薬品などに対していい、工業薬品に対しては精製されたものをいう。
かがく‐やけど【化学火傷】
⇒化学熱傷
かがく‐りゅうざん【化学流産】
⇒生化学的妊娠
かがく‐りょうほう【化学療法】
病原微生物や癌(がん)細胞を化学的に合成された薬品や抗生物質を用いて殺滅・抑制しようとする治療法。
かがくりょう‐ろん【化学量論】
物質の化学的組成と物理的性質との間の数量的な関係を研究する化学の一部門。初めは、質量保存の法則・定比例の法則・気体...
かがく‐ルミネセンス【化学ルミネセンス】
⇒化学発光
かがく‐レーザー【化学レーザー】
化学反応で励起された分子による誘導放出を利用するレーザー。ケミカルレーザー。
かがく‐ロケット【化学ロケット】
燃料の燃焼(化学反応)を推力として利用するロケットの総称。固体ロケット、液体ロケットがあり、いずれも燃料と酸化剤を...
かがくろんそう【歌学論叢】
佐佐木信綱の歌論集。明治41年(1908)刊。