かり【甲/上】
《動詞「か(上)る」の連用形から》邦楽で、音の高さを上げること。特に、尺八でいう。かん。⇔乙(めり)。
かり【仮】
《「借り」と同語源》 1 間に合わせであること。「—の住まい」「—の措置」「—調印」 2 本当のもの、本来のもので...
かり【狩(り)/猟】
1 山野で鳥獣を追いかけて捕らえること。猟(りょう)。狩猟。《季 冬》「弓張や—に出る子のかげぼふし/嘯山」 2 ...
かり【借り】
1 借りること。また、借りたもの。特に、借金・借財・負債など。「—を返済する」⇔貸し。 2 人から恩義・援助・恥辱...
かり【雁/鴈】
[名]《鳴き声から》ガンの別名。《季 秋》「久しくて次なる—の鳴き渡る/汀女」 [副]ガンの鳴き声を表す語。「声に...
か‐り【下吏】
下級の官吏。したやくにん。
かり【狩/狩り】
(狩)俳句雑誌。昭和53年(1978)、鷹羽狩行の主宰により創刊。平成30年(2018)終刊。 (狩り)《原題、(...
カリ
コロンビア西部の工業都市。アンデス山脈中の盆地にある。織物・香料・自動車などの工業が盛ん。人口、都市圏219万(2...
カリ
1 カリウムの略称。「—ガラス」「—肥料」 2 炭酸カリウムの俗称。 3 カリウム塩のこと。「青酸—」 [補説]「...
カリ
土星の第45衛星。2006年にすばる望遠鏡で米国などの研究者が発見。名の由来は北欧神話の巨人。非球形で平均直径は約...
かり
[助動][○|○|かり|○|○|○]《助動詞「けり」にあたる上代東国方言》用言や助動詞の連用形に付いて、回想・詠嘆...
かり‐あお【狩襖】
⇒狩衣(かりぎぬ)
かり‐あげ【刈(り)上げ】
1 襟足(えりあし)や耳ぎわの頭髪を刈り上げること。また、その髪形。 2 すっかり刈り取ってしまうこと。特に、稲の...
かり‐あげ【借(り)上げ】
1 借り上げること。 2 江戸時代、財政難の藩が家臣から借りる形式で、扶持米(ふちまい)・知行を減じたこと。享保年...
かり‐あ・げる【刈(り)上げる】
[動ガ下一][文]かりあ・ぐ[ガ下二] 1 頭髪の後ろの部分を下から上へ刈っていく。「髪を短く—・げる」 2 残ら...
かり‐あ・げる【借(り)上げる】
[動ガ下一][文]かりあ・ぐ[ガ下二]政府や目上の者が、民間や目下の者から借りる。「民有地を—・げる」⇔貸し下げる。
かり‐あつ・める【駆(り)集める】
[動マ下一][文]かりあつ・む[マ下二]方々から急いで多くの人数を集める。「手伝いの人を—・める」
カリアティード
古代ギリシャの神殿建築で、円柱の代わりに梁(はり)を支える役目をする女性立像。→アトランテス
カリアリ
イタリア、サルデーニャ島南部にある港湾都市。サルデーニャ自治州の州都。製塩・石油化学工業が行われる。
カリアリ‐だいせいどう【カリアリ大聖堂】
《Cattedrale di Cagliari》イタリア半島の西方、サルデーニャ島、サルデーニャ自治州の都市カリア...
かり‐いえ【借(り)家】
「借家(しゃくや)」に同じ。
かり‐いお【仮庵/仮廬】
仮に作ったいおり。旅先などでの仮の宿り。かりお。「秋の野のみ草刈り葺(ふ)き宿れりし宇治の京(みやこ)の—し思ほゆ...
かりいお‐の‐まつり【仮庵の祭】
ユダヤ教の三大祭りの一。祖先がエジプト脱出後、荒野をさまよった生活を記念して、野外に仮小屋を設けて起居し、秋のぶど...
かり‐いぬ【狩(り)犬/猟犬】
狩猟のときに鳥獣を追ったり捕らえたりさせる犬。りょうけん。
かり‐いれ【刈(り)入れ】
[名](スル)穀物などを刈って取り入れること。収穫。「稲の—」
かり‐いれ【借(り)入れ】
[名](スル)金銭や品物を借りること。「改築資金を—する」「—金」⇔貸し出し。
かりいれ‐きん【借入金】
資金が不足した時に、他から借り入れる金。特に、企業や政府などが、金融機関や他の企業に借用証書・約束手形などを差し入...
かりいれ‐しほん【借入資本】
⇒他人資本
かり‐い・れる【刈(り)入れる】
[動ラ下一][文]かりい・る[ラ下二]実った稲や麦などを刈り取る。刈って取り入れる。収穫する。「早稲(わせ)を—・れる」
かり‐い・れる【借(り)入れる】
[動ラ下一][文]かりい・る[ラ下二]金や品物を借りる。「銀行から—・れる」⇔貸し出す。
かり‐う【刈り生】
草木を刈ったあと、再び芽が出ること。また、その場所。「長月の萩の—に置く露は」〈曽丹集〉
かり‐うえ【仮植え】
[名](スル)苗木などの移植で、本植えの前に一時的に植えておくこと。仮植(かしょく)。
かり‐う・ける【借(り)受ける】
[動カ下一][文]かりう・く[カ下二]借りて自分の手元に受け取る。借りる。「資金を—・ける」
かり‐うち【樗蒲】
4個の平たい楕円形の采(さい)(かり)をうって勝負を争う博打(ばくち)。ちょぼ。〈和名抄〉
かり‐うど【狩人/猟人】
⇒かりゅうど
かりうど‐ばち【狩人蜂】
⇒かりゅうどばち
カリウム
アルカリ金属元素の一。単体は銀白色の軟らかい金属で、水より軽い。化学的性質はナトリウムに似るが、より活性があり、水...
カリウム‐よんじゅう【カリウム四〇】
カリウムの放射性同位体。自然界に存在する天然の放射性物質で、カリウムの0.01パーセントを占める。半減期は13億年。
カリウムアルゴン‐ねんだいそくていほう【カリウムアルゴン年代測定法】
⇒カリウムアルゴン法
カリウム‐アルゴンほう【カリウムアルゴン法】
放射年代測定の一。鉱物中に含まれるカリウムの放射性同位体と、その崩壊によって生成するアルゴンとの量比から、鉱物が生...
カリウムアルミニウム‐みょうばん【カリウムアルミニウム明礬】
⇒カリ明礬
カリウムクロム‐みょうばん【カリウムクロム明礬】
⇒クロム明礬
カリウム‐ひりょう【カリウム肥料】
⇒カリ肥料
カリウム‐みょうばん【カリウム明礬】
⇒カリ明礬
カリエス
骨が壊疽(えそ)を起こして崩壊していく疾患。結核菌による脊椎カリエスが代表的。骨瘍(こつよう)。骨疽(こっそ)。
カリ‐えん【カリ塩】
塩化カリウム・硫酸カリウム・炭酸カリウムなど、カリウム塩類の総称。肥料にする。
カリエール
[1849〜1906]フランスの画家。女性像、特に母性愛をテーマとする作品が多く、単色の夢幻的な美しさを特徴とする...
カリエール‐ひろば【カリエール広場】
《Place de la Carrière》フランス北東部、グラン‐エスト地方、ムルト‐エ‐モーゼル県の都市ナンシ...
かりお【仮庵/仮廬】
「かりいお」の音変化。「旅の—に安く寝むかも」〈万・四三四八〉
かりおうじょうでんしぶん【仮往生伝試文】
古井由吉の長編小説。昭和61年(1986)から平成元年(1989)にかけて、雑誌「文芸」に掲載。平成元年(1989...