かい‐な・ず【掻い撫づ】
[動ダ下二]《「かきなづ」の音変化》なでる。「ただ一人ゐたる所に、この猫が向ひゐたれば、—・でつつ」〈更級〉
かいな‐だゆ・し【腕弛し】
[形ク]腕がだるい。「経を…ささげ奉りしに、—・くもあらず」〈宇治拾遺・一〇〉
かい‐なで【掻い撫で】
[名・形動ナリ]《「かきなで」の音変化》表面をなでただけで、ものの奥深いところを知らないこと。また、そのさま。通り...
かいな‐ひねり【腕捻り】
相撲のきまり手の一。相手の腕を自分の両手で取り、からだを開きながら外側にひねって相手を横に倒す技。→網打ち →とったり
かい‐ならし【掻い均し】
《「かきならし」の音変化》「斗掻(とか)き」に同じ。
かい‐なら・す【飼(い)慣らす/飼い馴らす】
[動サ五(四)] 1 動物にえさを与えたりして、なつかせる。「野鳥を—・す」 2 人をこちらの都合のよいように手な...
かいなり‐がた【貝状形】
貝のような形。特に、笄(こうがい)の一種。江戸時代に、三の間(ま)以上の奥女中が用いた。
腕(かいな)を返(かえ)・す
相撲で、上手投げや小手投げを防ぐため、相手のわきの下に差し入れた腕のひじを大きく横に上げる。差し手を返す。
かいなん【海南】
和歌山県北西部、紀伊水道に面する市。黒江漆の産地。家庭日用品産業が盛ん。人口5.5万(2010)。 四国の別称。 ...
かい‐なん【海難】
船が航海中に起こる事故。沈没・転覆・座礁・漂流・衝突・火災など。
かいなん‐がくは【海南学派】
⇒南学(なんがく)
かいなん‐きゅうじょ【海難救助】
海難にあった人や船舶・積み荷などを救助すること。
かいなん‐し【海南市】
⇒海南
かいなんしゅう【槐南集】
森槐南の漢詩集。明治44年(1911)、全8冊で刊行。
かいなん‐しょう【海南省】
⇒海南
かいなん‐しょうめいしょ【海難証明書】
船が航海中に船体・積み荷などの災難に出あったとき、船長の申請により、最寄り港の当該官公署が航海日誌などの証拠資料に...
かいなん‐しんぱん【海難審判】
海難審判所が海難審判法に基づいて、職務上の故意・過失により海難(船舶事故)を発生させた海技従事者等の懲戒を行うため...
かいなんしんぱん‐しょ【海難審判所】
国土交通省の特別機関。平成20年(2008)10月設置。海難(船舶事故)が発生した際に、海難審判法に基づいて海技従...
かいなんしんぱん‐ちょう【海難審判庁】
もと国土交通省の外局の一。平成20年(2008)10月施行の改正海難審判法に基づいて、海難審判庁はその原因究明機能...
かいなんしんぱん‐ほう【海難審判法】
海難審判に必要な組織および手続きを定めた法律。海難の原因を明らかにして、その発生の予防を目的とする。昭和22年(1...
かいなんそうさきゅうじょ‐きょうてい【海難捜査救助協定】
⇒SAR協定
かいなん‐とう【海南島】
中国広東(カントン)省の雷州半島の南にある島。面積3万4000平方キロメートル。1988年から海南省をなし、省都は...
かい‐なんぷう【海軟風】
「海風(うみかぜ)2」に同じ。⇔陸軟風。
かいにち‐おう【戒日王】
7世紀ごろの、中インドのカニャークプジャ国の王。仏教を保護し、文学を奨励した。自ら梵語(ぼんご)の仏教戯曲「ナーガ...
かいにつづくばしょにて【貝に続く場所にて】
石沢麻依の小説。令和3年(2021)発表。第165回芥川賞受賞。
かい‐にゅう【介入】
[名](スル)当事者以外の者が入り込むこと。争いやもめごとなどの間に入って干渉すること。「国際紛争に—する」
かいにゅう‐けん【介入権】
1 支配人・代理商・取締役などが競業避止義務に違反して自分のために取引をした場合に、その営業主・本人・会社などの権...
かいにゅう‐けんきゅう【介入研究】
《intervention studyの訳語》疾病と因果関係があると考えられる要因に積極的に介入して、新しい治療法...
かい‐にょ【垣入】
《「かいにゅ」とも》砺波平野などでの屋敷林の呼称。スギを中心にケヤキやカキなどが混植される。
かい‐にん【解任】
[名](スル)任務を解くこと。職務をやめさせること。免職と違って、本質的な身分には異動のないことが多い。解職。「取...
かい‐にん【懐妊/懐姙】
[名](スル)胎内に子を宿すこと。身ごもること。妊娠。懐胎。「めでたく—する」
かい‐にんき【買(い)人気】
市場の人気が買いに向かうこと。買い手が売り手よりも多いこと。
かいにん‐さん【海人酸】
海人草(かいにんそう)の水浸エキスから得られるアミノ酸の一。無色の結晶。回虫などの駆虫有効成分。
かいにん‐じょう【解任状】
外交使節につき、その任務を解く文書。転任・辞職・免職などで接受国から帰還するとき、本国から解任状を受け、これを接受...
かいにん‐そう【海人草】
紅藻の一種、マクリの別名。回虫駆除薬に用いる。かいじんそう。
かい‐ぬし【買(い)主】
売買で買うほうの人。買い手。買い方。⇔売り主。
かい‐ぬし【飼(い)主】
その動物を飼い育てている人。
かい‐ね【買(い)値】
物を買いとる値段。また、商品を仕入れたときの値段。「—を割る」
かいねい【会寧】
朝鮮民主主義人民共和国北東部の商業都市。豆満江を隔てて接する中国との貿易が盛ん。会寧焼の壺・鉢などを産出。ホェリョン。
かい‐ねこ【飼(い)猫】
家庭で飼っている猫。
カイネチン
植物の細胞分裂を促進する物質。サイトカイニンの一種。キネチン。
かい‐ねり【掻練/皆練】
《「かきねり」の音変化》 1 練って柔らかくした絹。練り絹。紅色のものについていうことが多い。 2 襲(かさね)の...
かい‐ねん【改年】
年の改まること。新しい年。《季 新年》「—吉慶、…先づ以て目出度(めでた)く覚え候」〈庭訓往来・正月〉
キナーゼ
《「カイネース」とも》ATPやGTPなどのリン酸基を他の化合物に転移させる酵素の総称。特に、プロテインキナーゼのこ...
かい‐の
[連語]《終助詞「かい」+終助詞「の」。近世語》文末に付けて用いる。 1 疑いをもって尋ねかけたり、確かめたりする...
かい‐の‐いえ【貝の家】
《Casa de las Conchas》スペイン西部の都市サラマンカにある邸宅。旧市街のサラマンカ大学内に位置す...
かい‐のう【皆納】
[名](スル)租税などを、残らず納めること。「年内に税金を—する」
かい‐の‐き【楷の木】
⇒楷2
かい‐の‐くち【貝の口】
男子の角帯や女子の半幅帯の結び方。1回結んだ先の片方を二つ折りにし、他方を内側に折り返して再度結ぶ。
かい‐の‐くに【甲斐国】
⇒甲斐