き‐きょく【棋局/棊局】
1 碁盤。また、将棋盤。 2 碁・将棋の局面。
き‐きょく【貴局】
相手を敬って、その人の属する郵便局・水道局など、「局」と名のつく所をいう語。
き‐きょく【鰭棘】
魚類のひれを支えている先のとがった骨質のもの。
ききょ‐ちゅう【起居注】
中国で、天子の側近にいて、その言行を記録すること。また、その官職や、記録された文書。
ききょ‐らい【帰去来】
《陶淵明(とうえんめい)の「帰去来辞」から》官職を退いて故郷に帰ろうとすること。→帰りなんいざ
ききょらいのじ【帰去来辞】
陶淵明作の文。5世紀初頭の成立。官を辞して帰郷し、自然を友とする田園生活に生きようとする決意を述べたもの。
きき‐よ・い【聞(き)良い】
[形][文]ききよ・し[ク]耳に快く響くさま。聞いて気持ちがよい。「—・い音量」「このような陰口は—・いものではない」
きき‐よう【聞(き)様】
聞く方法。聞き方。また、聞いて理解する態度。「—が悪い」
き‐き・る【着切る】
[動ラ五(四)]衣服などを、着ることができなくなるまで着る。「散々—・ってしまった子供の衣類や」〈秋声・足迹〉
きき‐わ・く【聞き分く】
[動カ四]声や話などを聞いて判断する。「ことに男は人の声をも手をも見分き—・かぬものを」〈枕・二七四〉 [動カ下二...
きき‐わけ【聞(き)分け】
人の言うことを納得してそれに従うこと。多く、子供についていう。分別。「—のよい子」「—のないことを言う」
きき‐わ・ける【聞(き)分ける】
[動カ下一][文]ききわ・く[カ下二] 1 聞いて音や声などの違いを区別する。「野鳥の声を—・ける」 2 聞いてそ...
きき‐わす・れる【聞(き)忘れる】
[動ラ下一][文]ききわす・る[ラ下二] 1 うっかりして、聞くべきことを聞かないままにする。「集合時刻を—・れる...
きき‐わずら・う【聞き煩ふ】
[動ハ四]聞いて心苦しく思う。「母北の方をせめ奉れば、—・ひ給ひて」〈源・竹河〉
きき‐わた・す【聞き渡す】
[動サ四] 1 あたり一帯の声・音を聞く。「伴僧の声々、遠く近く—・されたるほど」〈紫式部日記〉 2 ずっと聞きつ...
きき‐わた・る【聞き渡る】
[動ラ四]長い間ずっと聞く。以前からずっと聞いている。「音にのみ—・りこし宇治川の網代(あじろ)の波も今日ぞかぞふ...
ききをのがれて【危機をのがれて】
《原題The Skin of Our Teeth》ワイルダーの戯曲。1942年初演、刊行。1943年ピュリッツァー...
き‐きん【飢饉/饑饉】
1 天候異変などで、農作物の収穫が少なく、食糧が欠乏すること。「天保の—」 2 必要とする物が非常に不足すること。...
き‐きん【基金】
1 経済活動の財産的基礎となる資金。 2 特別会計・特殊法人などの財産的基礎となる資金。 3 地方公共団体が特定の...
き‐きん【寄金】
金銭を寄付すること。また、その金銭。寄付金。「多額の—が集まる」「政治—」
ききんがた‐きぎょうねんきん【基金型企業年金】
確定給付型企業年金の一種。企業とは別の法人格の基金を設立して、そこで年金資金を管理・運用するもの。企業年金基金。→...
き‐きんぞく【貴金属】
産出量が少なく、貴重な金属。空気中で酸化されにくくて酸類などにも冒されにくい。金・銀・白金・イリジウムなど。⇔卑金属。
き‐きんぞく【希金属】
⇒レアメタル
き‐ぎ【木木】
多くの木。いろいろの木。「—の緑」
き‐ぎ【危疑】
[名](スル)あやぶみ疑うこと。「よし—すべき理由はなくとも」〈逍遥・小説神髄〉
き‐ぎ【気気】
人それぞれの気質・気持ち。「互いの—もすむとおぼしく」〈緑雨・門三味線〉
き‐ぎ【奇技】
珍しい技芸。また、それによって作った珍しい物。「万国の方物或は近世の—を陳列し」〈村田文夫・西洋聞見録〉
き‐ぎ【嬉戯】
[名](スル)うれしそうに遊び戯れること。「鞠(まり)投げに—するさま」〈藤村・伸び支度〉
き‐ぎ【機宜】
時機にふさわしいこと。また、それをするのによい機会。「—を得た適切な措置」
き‐ぎく【黄菊】
1 黄色い花の菊。《季 秋》 2 襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は青で、秋に用いる。
きぎくしらぎく【黄菊白菊】
大町桂月の詞華集。明治31年(1898)刊。美文韻文黄菊白菊。
きぎし【雉/雉子】
キジの別名。《季 春》
雉(きぎし)の頓使(ひたづか)い
《天つ神の命を受けて葦原(あしはら)の中つ国に降(くだ)った天若日子(あめのわかひこ)が帰ってこないので、キジを遣...
きぎす【雉/雉子】
キジの別名。きぎし。《季 春》「夫人は身を潜めて、—の伏隠れた風情であった」〈鏡花・白鷺〉
きぎ‐たかたろう【木々高太郎】
[1897〜1969]大脳生理学者・小説家。山梨の生まれ。本名、林髞(たかし)。ソ連に留学し、パブロフの条件反射理...
き‐ぎぬ【生絹】
生糸で織った練られていない絹織物。すずし。→練り絹
き‐ぎょ【帰御】
貴人がお帰りになること。「鎌倉の騒動にて、急ぎ—あるべし」〈浄・会稽山〉
き‐ぎょ【綺語】
「きご(綺語)」に同じ。「狂言—」
き‐ぎょう【企業】
営利を目的として、継続的に生産・販売・サービスなどの経済活動を営む組織体。また、その事業。資本主義経済のもとでは、...
き‐ぎょう【起業】
[名](スル)新しく事業を始めること。「—公債」 [用法]起業・創業——「新しい会社を起業する」のように、これから...
き‐ぎょう【機業】
織物をつくる事業。織物業。
きぎょう‐いしき【企業意識】
労働者の生活の向上は自分の属する企業の繁栄によるのであり、企業あっての労働者であるとする考え方。
きぎょう‐おうだん【企業横断】
ある目標の下に企業と企業をつないで作業すること。「—型の情報検索」
きぎょう‐か【企業家】
企業をおこしたり、企業の経営に取り組んだりする人。企業者。
きぎょう‐か【起業家】
新しく事業をおこして運営する人。また、それを専門に行う人。
きぎょうかいかく‐ほう【企業改革法】
《「上場企業会計改革および投資家保護法」の通称》証券取引法等に定められた企業情報開示の正確性と信頼性を改善すること...
きぎょう‐かいけい【企業会計】
企業の経営活動とその結果について、主として貨幣額によって記録・計算・報告する方法。財務会計と管理会計に大別される。
きぎょうかいけい‐きじゅん【企業会計基準】
企業会計基準委員会(ASBJ)が制定する、日本における財務会計の基準。「棚卸資産の評価に関する会計基準」「連結財務...
きぎょうかいけいきじゅん‐いいんかい【企業会計基準委員会】
公益財団法人財務会計基準機構(FASF)に設置されている、日本企業の会計基準を開発、設定するための機関。平成13年...
きぎょうかいけい‐げんそく【企業会計原則】
企業の会計処理および公認会計士監査などにおいて準拠すべき基準。企業会計制度対策調査会によって昭和24年(1949)...