こうようかち‐せつ【効用価値説】
財の価値は、人々が主観的に判断する効用によって決まるとする学説。オーストリア学派によって提唱された。主観価値説。→...
こうようぐんかん【甲陽軍鑑】
江戸初期の軍学書。20巻。武田信玄の臣、高坂昌信の著述というが、小幡景憲(おばたかげのり)編纂説が有力。信玄を中心...
こうよう‐ご【公用語】
ある国や地域で、おおやけの場での使用が定められている言語。また、国際機構や国際機関で、おおやけの場での使用が定めら...
こうよう‐ざいさん【公用財産】
国有財産の一。行政財産に属し、国において国の事務・事業または職員の住居の用に供し、または供すると決定したもの。官庁...
こうよう‐ざん【広葉杉】
ヒノキ科の常緑高木。葉は硬く、鎌のような形で、小枝に密に並ぶ。4月ごろ、雄花と雌花とをつける。中国の原産で、日本に...
こうよう‐しゅうよう【公用収用】
⇒公用徴収
こうよう‐じゅ【広葉樹】
被子植物のうちの双子葉類の樹木。幅が広く平たく、表裏のある葉をつける。サクラ・クヌギなど。闊葉樹(かつようじゅ)。...
こうよう‐じゅ【硬葉樹】
常緑で、小形で厚く硬い葉をもつ木。コルクガシ・オリーブ・ユーカリなど。
こうようじゅ‐りん【広葉樹林】
大部分を広葉樹が占める森林。温帯から熱帯にかけて分布。日本では、ブナ・ミズナラ・カエデなどが主体の落葉広葉樹林と、...
こうようじゅ‐りん【硬葉樹林】
植物群系の一。硬葉樹を中心とするもの。夏は乾燥し、冬に降水量の多い地中海沿岸などに発達。
こうよう‐せいげん【公用制限】
国や公共団体が特定の公益事業の需要を満たすために、特定の財産権に加える公法上の制限。
こうようせきようそんしゃし【黄葉夕陽村舎詩】
江戸後期の漢詩文集。菅茶山著。初編8巻は文化9年(1812)、後編8巻は文政6年(1823)にそれぞれ刊行。遺稿1...
もみじ‐ぜんせん【紅葉前線】
イロハカエデが紅葉した日を結んで地図上に示したもの。10〜11月にかけて南下する。→桜前線
こうよう‐ちょうしゅう【公用徴収】
国や公共団体が特定の公益事業の用に供するために、特定の財産権を強制的に取得すること。公用収用。
こうよう‐にん【公用人】
1 江戸時代、大名・小名の家で、幕府に関する用務を取り扱った役。 2 明治初年、各藩で、それ以前の留守居役にあたる...
こうよう‐はくめい【航用薄明】
⇒航海薄明
こうよう‐ふたん【公用負担】
国や公共団体が特定の公益事業の目的に供するために、強制的に国民に課する経済的負担。
こうよう‐ぶつ【公用物】
公物のうち、官公署の建物や国立・公立学校の建物など、直接に国または公共団体の使用に供されるもの。→公共用物
こうよう‐ぶん【公用文】
国や公共団体が出す文書や法令などに用いる文章。
こうようぶんしょとう‐ききざい【公用文書等毀棄罪】
公的機関が使用のために保管している文書や電磁的記録を破壊する罪。刑法第258条が禁じ、3か月以上7年以下の懲役に処...
こうよう‐もん【高陽門】
平安京大内裏豊楽院(ぶらくいん)の門の一。東廊中門。東掖(とうえき)門。
こうよう‐りょけん【公用旅券】
国の用務で渡航する人やその同伴者に発給される旅券。渡航先に家族などを呼び寄せる際にも発給される。表紙は緑色で「OF...
こうようわかしゅう【黄葉和歌集】
江戸前期の私家集。烏丸光広作。寛文9年(1669)成立。孫の資慶(すけよし)が編集したもの。
こう‐よく【膏沃】
[名・形動]「膏腴(こうゆ)」に同じ。
こうよく‐ひこうき【高翼飛行機】
主翼が胴体の中心線よりも上に取り付けられている単葉飛行機。高翼機。
こうよく‐ほ【硬翼帆】
船舶の推進に風力を利用する、形が変形しない翼型の帆。特にタンカーなど大型船舶において燃料消費や環境負荷の低減が期待...
こう‐よしみつ【幸祥光】
[1892〜1977]能楽師。小鼓方幸流16世宗家。東京の生まれ。明治から昭和にかけて不世出の名人とうたわれた。
こうよぜんらんず【皇輿全覧図】
中国全土の最初の科学的実測地図。清の康熙帝の勅命により、フランス人のイエズス会士レジスらを中心に作製され、1717...
こう‐ら【甲羅】
1 《「ら」は接尾語》カメ・カニなどの背中の部分を覆う硬い殻。甲。 2 人の背中。 3 《「功」「劫」にかけて》年...
こう‐ら【香螺】
ナガニシの別名。《季 夏》
こう‐ら【公等】
[代]二人称複数の人代名詞。あなたがた。諸君。「—日本の大学生と」〈漱石・三四郎〉
こう‐らい【光来/高来】
他人を敬って、その来訪をいう語。おいで。光臨。「御—を仰ぐ」
こう‐らい【後来】
1 こののち。行く末。将来。「手を取って—を語ることも出来ず」〈左千夫・野菊の墓〉 2 遅れて来ること。また、その...
こうらい【高麗】
朝鮮の王朝の一。936年、王建が朝鮮半島全土を統一して建国。都は開城。仏教文化が栄えたが、13世紀には元に服属。...
こうらい‐うぐいす【高麗鶯】
スズメ目コウライウグイス科の鳥。全長26センチくらい。全体に黄色で、尾や翼の先、目から後頭部にかけて黒い。中国・朝...
こうらい‐がき【高麗垣】
袖垣(そでがき)の一。竹や葭(よし)などをあらい菱格子(ひしごうし)に組んだもので、多く手水鉢(ちょうずばち)の後...
こうらい‐がらす【高麗烏】
カササギの別名。《季 秋》
こうらい‐きじ【高麗雉】
キジ目キジ科の鳥。全長約80センチ。全体に褐色で、くびに白い輪がある。朝鮮半島の原産で、日本では北海道と対馬(つし...
こうらい‐し【高麗史】
史書。139巻。高麗朝の歴史を紀伝体で記したもので、李朝世宗の勅命により鄭麟趾(ていりんし)らが撰。1451年成立...
こうらい‐しば【高麗芝】
イネ科の多年草。シバに似る。本州以南から中国・東南アジアにかけて産し、芝生用。いとしば。
こうらい‐じょく【高麗卓】
茶の湯で用いる棚物の一。書院の床の中央に置き、香炉・香合・花瓶などを置いて飾る。高麗台子(だいす)を半分にしたもの...
こうらい‐せいじ【高麗青磁】
朝鮮、高麗時代の青磁。素地(きじ)に彫った文様に赤土・白土などを嵌入(かんにゅう)して製する象眼青磁は、その代表。
こうらい‐せんべい【高麗煎餅】
小麦粉と砂糖をこね合わせ、薄くのばして型で抜き焼いた菓子。江戸時代に大坂で売り出された。
こうらい‐だいす【高麗台子】
茶の湯で用いる棚物の一。4本柱の黒塗りのもの。高さ1尺5寸(約45.5センチ)、長さ2尺4寸(約72.7センチ)、...
こうらい‐ぢゃわん【高麗茶碗】
朝鮮から渡来して、桃山時代以降、茶人に抹茶茶碗として珍重された陶磁器の総称。主として李朝初期から中期にかけて焼かれ...
こうらい‐にんじん【高麗人参】
⇒朝鮮人参
こうらい‐ばし【高麗端/高麗縁】
「こうらいべり」に同じ。「—の、筵(むしろ)青うこまやかに厚きが」〈枕・二七七〉
こうらい‐ばん【高麗版】
高麗王朝時代に出版された書籍の総称。仏教関係の典籍が多く現存する。高麗本。
こうらい‐べり【高麗縁/高麗端】
畳の縁(へり)の一種。白地の綾に雲形や菊花などの紋を黒く織り出したもの。紋に大小があり、親王・大臣などは大紋、公卿...
こうらい‐もん【高麗門】
本柱2本と控え柱2本とからなる門。本柱上に切妻屋根、控え柱上にも別に屋根がかかる。主として城郭の門に用いられた。