こく‐し【告子】
中国、戦国時代の思想家。一説に、名は不害。孟子と論争し、孟子の性善説に対し、人間の本性は善とも悪とも判別できず、導...
こく‐し【国士】
1 国家のために身命をなげうって尽くす人物。憂国の士。 2 その国で特にすぐれた人物。
こく‐し【国子】
1 昔、中国で、公卿(こうけい)・大夫(たいふ)の子弟。 2 「国子監」の略。
こく‐し【国司】
1 律令制で、中央から派遣され、諸国の政務をつかさどった地方官。その役所を国衙(こくが)といい、守(かみ)・介(す...
こく‐し【国史】
1 一国の歴史。 2 日本の歴史。日本史。
こく‐し【国使】
国家の命令により、代表として外国に派遣される者。
こく‐し【国師】
1 奈良時代の僧の職名。大宝令により、諸国に置かれ、僧尼の監督、経典の講義、国家の祈祷(きとう)などに当たった。の...
こく‐し【国詩】
日本の詩歌。特に和歌。「互に又—国文の好(すき)にかわった」〈胆大小心録〉
こく‐し【国資】
国家の所有する資産。国財。
こく‐し【黒子】
ほくろ。
こく‐し【榖紙】
楮紙(こうぞがみ)の古名。〈和名抄〉
こく‐し【酷使】
[名](スル)手加減をしないで厳しく使うこと。こき使うこと。「自らの肉体を—する」
こく‐し【国試】
「国家試験」の略。特に、医師国家試験・歯科医師国家試験・看護師国家試験など、医学に関連する分野で用いられる。
こくし‐かん【国子監】
1 中国で隋以後、貴族の子弟や世間の秀才を教育した国家経営の学校。また、その学校を管理した教育行政官庁。晋代の国子...
こくしかん‐だいがく【国士館大学】
東京都世田谷区に本部のある私立大学。大正6年(1917)創設の私塾、国士館を母体として昭和33年(1958)に設立...
こくし‐がく【国子学】
中国、晋の武帝が貴族の子弟や英才のために設立した教育機関。隋代に教育行政も兼ねてつかさどり、国子監と改称した。国学。
こく‐しきそほう【黒色素胞】
動物の色素細胞で、細胞質内にメラニン顆粒を多数含んでいるもの。魚類・両生類・爬虫(はちゅう)類などの真皮にあり、体...
こくし‐ごう【国師号】
国師の称号。
こくし‐さいしゅ【国子祭酒】
《「祭酒」は、神に酒を供える長老の意》 1 国子監の長官。 2 大学頭(だいがくのかみ)の唐名。
コクシジウム‐しょう【コクシジウム症】
《coccidiosis》胞子虫綱に属する原虫の一群であるコクシジウム(coccidium)によって、牛・馬・犬・...
こくしたいけい【国史大系】
六国史以下の基本的な歴史文献を集めて校訂した叢書。旧版は田口卯吉(たぐちうきち)編で、正編17冊・続編15冊。明治...
こくし‐だい【国士大】
「国士館大学」の略称。
こくし‐だいじてん【国史大辞典】
日本史辞典。 八代国治・早川純三郎・井野辺茂雄共編。本文2400ページ。明治41年(1908)刊。 国史大辞典編集...
こく‐しつ【梏桎】
「桎梏(しっこく)」に同じ。
こく‐しつ【黒漆】
1 黒色のうるし。また、それを塗ったもの。 2 まっ黒で、つやがあること。漆黒。「—の髪」
こく‐しつ【黒質】
大脳基底核を構成する神経核の一。緻密(ちみつ)部と網様部がある。緻密部は線条体にドーパミンを送り興奮を抑制する。網...
こくしつ‐の‐たち【黒漆の太刀】
柄(つか)・鞘(さや)から金具に至るまで、すべて黒漆塗りにした太刀。武家や寺院の僧兵たちに多く用いられた。
こくし‐びょう【黒死病】
《死体が、皮下出血で黒いあざだらけになるところから》ペストのこと。
こくし‐むそう【国士無双】
1 国士の中で並ぶ者もない人物。天下第一の人物。 2 マージャンの役満貫の一。一と九の数牌(シューパイ)と字牌(ツ...
こくしむそう【国士無双】
伊丹万作監督による映画の題名。昭和7年(1932)公開。サイレントの時代劇コメディー。出演、片岡千恵蔵、山田五十鈴...
こく‐しゃ【国社】
1 「国幣社(こくへいしゃ)」の略。 2 「国つ社(やしろ)」を音読みにした語。
こくしゃ‐でん【国写田】
平安時代、職写田(しきしゃでん)に準じて諸国に設けられた不輸租田。調物を納めず、計帳の申告がない戸の田を没収して公...
こく‐しゅ【国手】
1 《国を医する名手の意》名医。また、医師を敬っていう語。 2 囲碁の名人。
こく‐しゅ【国主】
1 一国の君主。国王。天子。 2 「国主大名」の略。
こく‐しゅ【国守】
1 国司の長官。くにのかみ。 2 「国主大名(こくしゅだいみょう)」に同じ。
こく‐しゅう【刻舟】
《舟から剣を落とした人が、舟が動くことを考えずに舟端に目印を刻みつけて水中の剣を捜したという「呂氏春秋」察今の故事...
こく‐しゅう【国讐】
国のかたきであるもの。
こく‐しゅく【穀菽】
穀類と豆類。
こくしゅ‐だいみょう【国主大名】
江戸時代、一国以上を領有する大名。くにもち。国守。
こく‐しょ【国初】
国が成立したはじめ。
こく‐しょ【国書】
1 元首がその国の名をもって発する外交文書。 2 漢籍・仏典・洋書などに対して、日本で著述された書物。和書。
こく‐しょ【酷暑】
ひどく暑いこと。真夏の厳しい暑さ。「—身を焼くばかり」《季 夏》⇔酷寒(こっかん)。
こく‐しょう【濃漿】
魚や野菜などを煮込んだ濃い味噌汁。鯉こくなど。
こく‐しょう【国掌】
平安時代、国司の下で、記録・雑務を担当した下級役人。
こく‐しょう【国章】
その国の象徴となる徽章・紋章。日本では、法的には制定されていないが、菊花紋などがこれに準じた扱いを受ける。
こくしょう‐がん【黒障眼】
⇒黒内障
こくしょう‐じ【国清寺】
静岡県伊豆の国市にある臨済宗円覚寺派の寺。山号は天長山。初め奈古屋寺と称し律宗。14世紀中ごろ、上杉憲顕が無礙妙謙...
こくしょかいだい【国書解題】
解題書。佐村八郎編。明治30〜33年(1897〜1900)刊。古代から慶応3年(1867)までの日本の書物約2万5...
こく‐しょく【国色】
1 その国で一番の容色。絶世の美女。「お春は固(もと)より天然の—なるが」〈鉄腸・花間鶯〉 2 牡丹(ぼたん)の別名。
こく‐しょく【黒色】
黒い色。