こそ
[係助]種々の語に付く。 1 ある事柄を取り立てて強める意を表す。「今—実行にうつすべきだ」「もののあはれは秋—ま...
こ‐そ‐あ‐ど
現代語の、代名詞・形容動詞・副詞・連体詞の中で、指し示す働きをもつ語をまとめた呼び方。「これ・それ・あれ・どれ」(...
こそあど‐ことば【こそあど言葉】
⇒こそあど
こそ‐あれ
[連語]《係助詞「こそ」+動詞「あり」の已然形。逆接の意味で下に続く》 1 …はあることはあるが。「図書室で—、ろ...
こ‐そう【固相】
物質の固体状態にある相。→相4
こ‐そう【枯草】
1 枯れた草。枯れ草。 2 藤原行成が創出したという16体の書法の一。
こ‐そう【枯燥】
[名](スル)枯れて水分がなくなること。また、生気が乏しくなること。「彼自身は見るから—して憐(あわ)れげであった...
こ‐そう【鼓譟/鼓騒】
[名](スル) 1 戦場で士気を高めるために、太鼓を鳴らし、ときの声をあげること。「燕王(えんおう)諸将を麾(さし...
こ‐そう【個装】
「個包装」に同じ。
こそう‐きん【枯草菌】
好気性細菌の一。大気・枯れ草・下水・土壌の中に存在する大形の桿菌(かんきん)。病原性はない。鞭毛(べんもう)をもち...
こそう‐し【個装紙】
「個包装紙」に同じ。
こ‐そうじ【小障子】
小形の衝立(ついたて)。こしょうじ。「簀(す)の子の中の程に立てたる—の」〈源・帚木〉
こそう‐ねつ【枯草熱】
花粉症やアレルギー性鼻炎のこと。牧草が枯れる初夏に起こるところからの名。
こそう‐ばこ【個装箱】
「個包装箱」に同じ。
こ‐そく【呼息】
口から息を吐き出すこと。
こ‐そく【姑息】
[名・形動]《「姑」はしばらく、「息」は休むの意から》一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その...
こそくてき‐りょうほう【姑息的療法】
「対症療法1」に同じ。姑息療法。姑息的治療。 [補説]「姑息」は、その場しのぎの意。
こそ・ぐ【刮ぐ】
[動ガ五(四)]削りとる。こそげる。「餅のかびを—・ぐ」 [動ガ下二]「こそげる」の文語形。
こそぐった・い【擽ったい】
[形]くすぐったい。こそばゆい。「何処(どこ)か—・いという恰好で会釈をする」〈紅葉・二人女房〉
こそぐ・る【擽る】
[動ラ五(四)]「くすぐる」に同じ。「牡丹(ぼたん)のつぼみが—・るほどの蝶の羽風にさえほころびるように」〈中勘助...
こそげ‐おとす【刮げ落(と)す】
[動サ五(四)]削るようにして取り去る。「鍋の焦げつきを—・す」
こそ・げる【刮げる】
[動ガ下一][文]こそ・ぐ[ガ下二] 1 物の表面を削る。付着物を削り落とす。「金具の錆(さび)を—・げる」 2 ...
こそ‐こそ
[副](スル) 1 人目につかないように物事をするさま。こっそり。「—(と)出ていく」「陰で—するな」 2 物が軽...
こそこそ三里(さんり)
こそこそ話でも遠くまで伝わること。秘密は漏れやすいことのたとえ。
こそこそ‐どろぼう【こそこそ泥棒】
「こそ泥」に同じ。
こそこそ‐ばなし【こそこそ話】
他聞をはばかって小声でする話。ひそひそ話。
こそこそ‐やど【こそこそ宿】
男女が密会に使う宿。また、ひそかに売春婦などを置く宿。あいまい宿。「—のなさけ事」〈浄・五枚羽子板〉
こ‐そだて【子育て】
[名](スル)子供を育てること。育児。
こ‐そだて【孤育て】
《「子育て」のもじり》夫や親族の協力も得られず、近所との付き合いもなく孤立した中で母親が子供を育てている状態をいう...
こそだてごっこ【子育てごっこ】
三好京三の中編小説。きだみのるの娘を引き取って育てた著者自身の経験を題材とする。昭和50年(1975)、第41回文...
こそだてしえん‐いん【子育て支援員】
保育や子育て支援の仕事に必要な知識や技術を身につけていることを示す資格、およびその取得者。平成27年(2015)に...
こそっ‐と
[副]人目につかないようにするさま。こっそりと。「—耳打ちする」
こ‐そで【小袖】
1 現在の和服のもととなった、袖口の小さく縫いつまっている衣服。平安末期ごろは貴族が装束の下に着る白絹の下着であっ...
こそで‐いか【小袖凧】
小袖を模して作った紙だこ。こそでだこ。
こそで‐かいがん【小袖海岸】
岩手県北東部、久慈湾(くじわん)にある景勝地。海岸線に奇岩が多く点在している。三陸復興国立公園の一部。
こそで‐ぐるみ【小袖包み】
絹織物の上等な衣服にくるまっていること。ぜいたくな生活をしていること。おかいこぐるみ。「あの老婆(ばばあ)もこの頃...
こそでそが【小袖曽我】
謡曲。四番目物。曽我兄弟が、工藤祐経(くどうすけつね)を討つに際して母にいとまごいに行き、兄祐成(すけなり)の取り...
こそでそがあざみのいろぬい【小袖曽我薊色縫】
歌舞伎狂言。世話物。7幕。河竹黙阿弥作。安政6年(1859)江戸市村座初演。極楽寺の僧清心(せいしん)と遊女十六夜...
こそで‐だんす【小袖箪笥】
小袖などの衣類を入れる、引き出しのたくさんついたたんす。
こそで‐ぬぎ【小袖脱ぎ】
祝儀として着ている小袖を脱いで人に与えること。身分ある者が能見物をした際に演者に与えた習慣。
こそで‐はかま【小袖袴】
小袖を着た上に袴をつけた服装。鎌倉時代には略装であったが、江戸時代には小袖が上着となって正装とされた。
こそで‐まく【小袖幕】
花見などのとき、小袖を脱いで張り渡した綱にかけ、幕の代用としたもの。のちには、花見などで戸外に張る幕もいう。花見幕。
こそで‐わた【小袖綿】
綿入れの長着・羽織などに入れる綿。青梅綿。
こ‐そとがり【小外刈(り)】
柔道で、相手を後ろ隅に崩し、重心を支える足のかかとの上部を、自分の足を鎌形にして外側から刈り倒す技。
こそ‐どろ【こそ泥】
人のすきをみて、こっそりと物を盗むどろぼう。また、わずかばかりの物を盗むどろぼう。こそこそどろぼう。「—をはたらく」
こそば・い
[形][文]こそば・し[ク]「こそばゆい」に同じ。「今にお腹を這(は)ふやうな、ああぞろぞろと—・い」〈浄・十二段〉
こそばゆ・い
[形][文]こそばゆ・し[ク] 1 くすぐられたような、むずむずした感じである。くすぐったい。「背中が—・い」 2...
こそべ‐やき【古曽部焼】
摂津国古曽部(大阪府高槻市)で産した陶器。遠州七窯(なながま)の一つで、開窯は桃山末期から江戸初期。「古曽部」の印...
コソボ
バルカン半島中央部にある国。正称、コソボ共和国。首都プリシュティナ。もとセルビア共和国の自治州であったが、2008...
こそ‐め・く
[動カ四] 1 かさこそと音を立てる。「天井の組み入れの上に物の—・くを見上げたれば」〈今昔・二七・三一〉 2 人...