こつずい‐かんさいぼう【骨髄幹細胞】
骨髄に含まれる造血幹細胞のこと。→造血幹細胞
こつずい‐がきゅう【骨髄芽球】
造血幹細胞が前駆細胞を経て顆粒球に分化する過程の初期の段階で、好中球・好酸球・好塩基球の各前駆細胞から分化する細胞。
こつずい‐こうかしょう【骨髄硬化症】
⇒骨髄線維症
こつずいせい‐プロトポルフィリンしょう【骨髄性プロトポルフィリン症】
ポルフィリン症の一種。小児期までに光線過敏症を発症することが多い。ヘム合成酵素フェロケラターゼの欠損により、ヘムの...
こつずい‐せんいしょう【骨髄線維症】
造血幹細胞の異常による腫瘍性疾患。線維芽細胞がコラーゲンを過剰につくり、骨髄が広い範囲で線維化する。脾腫を伴う。骨...
骨髄(こつずい)に入(い)・る
「骨髄に徹する」に同じ。 [補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。
骨髄(こつずい)に徹(てっ)・する
心の底までしみ込む。骨髄にとおる。骨髄に入る。「恨み—・する」
骨髄(こつずい)に徹(とお)・る
「骨髄に徹する」に同じ。
骨髄(こつずい)を砕(くだ)・く
非常に苦心する。肝胆を砕く。「御身をせめて一両年世にあらせ奉らばやと—・き給ひしに」〈義経記・六〉
こつ‐ぜん【兀然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 高く突き出ているさま。「富士は—としてその巨(おお)いなる斑(まだら)の頂をあ...
こつ‐ぜん【忽然】
[ト・タル][文][形動タリ]物事の出現・消失が急なさま。忽如(こつじょ)。こつねん。「—として消えうせる」 [副...
こつ‐そう【骨層】
⇒ボーンベッド
こつ‐そしき【骨組織】
骨を構成する結合組織。燐酸(りんさん)カルシウムなどを含む硬い骨質と、その内部に点在する骨細胞とからなる。
こつそしょう‐しょう【骨粗鬆症】
骨の構造が海綿状になり、もろく折れやすくなった状態。通常は老化現象の一。骨多孔症。→骨密度
こつたこう‐しょう【骨多孔症】
⇒骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
こつ‐つぼ【骨壺】
火葬にした骨を納める壺。こつがめ。
こ‐つづみ【小鼓】
打楽器の一。鼓の小型のもの。能や長唄の囃子(はやし)などに用いる。右肩にのせ、左手で調べ緒を持って右手で打つ。小胴...
こつづみ‐かた【小鼓方】
能楽の囃子方の一。小鼓を受け持つ。幸(こう)・幸清(こうせい)・大倉・観世の各流派がある。
こつ‐てんい【骨転移】
悪性腫瘍が骨に転移すること。
こつ‐でんどう【骨伝導】
音波が直接骨を伝わって内耳に達し、聴覚を起こすこと。振動体が頭に直接接触するときに生じる。
こつ‐どう【骨堂】
火葬にした人の骨を納める堂。納骨堂。
こつど‐ぶんすんほう【骨度分寸法】
鍼灸で、経穴(つぼ)をきめる基準として、その人の身体各部の長さを計測し、その部位の寸法とすること。→同身寸法
こつ‐な・し【骨無し】
[形ク]「こちなし」に同じ。「田舎男にて、—・き様の風情にて、舞を舞ひ給へとこそ申しつらめ」〈義経記・六〉
こつなんか‐しょう【骨軟化症】
骨の組織からカルシウムが減少して、骨がもろく軟らかくなり、骨格が変形する成人の病気。ビタミンDの欠乏による代謝異常...
こつ‐にく【骨肉】
1 骨と肉。肉体。 2 直接に血のつながっているもの。親子・兄弟など。肉親。「—の情」「—の争い」
骨肉(こつにく)相食(あいは)・む
肉親どうしが争い合う。骨肉相争う。「遺産をめぐっての—・む争い」 [補説]他人同士が争う場合には、この句は使わない。
こつ‐にくしゅ【骨肉腫】
骨にできる悪性腫瘍(しゅよう)。大腿骨(だいたいこつ)下端、脛骨(けいこつ)・上腕骨などの上端に発生することが多く...
こつ‐ねん【忽然】
[ト・タル][文][形動タリ]「こつぜん(忽然)」に同じ。「其の眼(まなこ)の光に五体—と縮みて」〈木下尚江・良人...
こつ‐ねんれい【骨年齢】
骨化成熟の程度を暦年齢と対照したもの。X線撮影によって推定し、小児の発育度、骨疾患の判定などに用いる。骨化年齢。
こつ‐ばい【骨灰】
1 骨が焼けて灰状になったもの。 2 ⇒こっかい(骨灰)
こつ‐ばこ【骨箱】
1 火葬にした骨を納める箱。 2 《歯を入れる箱の意で》口のこと。「—に錠でもおろして置いたか」〈伎・初買曽我〉
骨箱(こつばこ)を叩(たた)・く
大きな口をきく。よくしゃべる。骨箱を鳴らす。「今の若者どもが達入(たていれ)だの犬の糞だのと—・くが、おらが目から...
こつ‐ばん【骨盤】
腰部にあり、左右の寛骨と仙骨・尾骨とで構成される骨。大骨盤と小骨盤とに分けられ、小骨盤には子宮・卵巣・直腸・前立腺...
こつばん‐い【骨盤位】
胎児が下半身を下にした状態にあること。逆子(さかご)。
こつばん‐いりぐち【骨盤入(り)口】
⇒骨盤上口
こつばん‐かくまく【骨盤隔膜】
骨盤底を支える強力な筋肉および筋膜の総称。肛門挙筋(こうもんきょきん)・尾骨筋などからなる。前方は尿生殖隔膜に連続...
こつばん‐かこう【骨盤下口】
骨盤腔(こつばんくう)の下方にある大きな開口。骨盤底を形成する筋肉・筋膜・靭帯(じんたい)で閉じられ、男性では尿道...
こつばん‐くう【骨盤腔】
骨盤に囲まれた空間。狭義には、分界線より下方の小骨盤腔をいう。
こつばん‐じょうこう【骨盤上口】
小骨盤の入り口の部分。上から見ると、男性ではハート形、女性では楕円(だえん)形が多い。骨盤入り口。→骨盤下口
こつばんぞうき‐だつ【骨盤臓器脱】
女性の骨盤内にある子宮・膀胱・尿道・小腸・直腸などの臓器が下垂し、膣壁内に突出する疾患の総称。脱出する臓器によって...
こつばん‐てい【骨盤底】
骨盤腔(こつばんくう)の底にあたる部分。肛門挙筋(こうもんきょきん)・外肛門括約筋・深会陰横筋・尿道括約筋などの筋...
こつばんてい‐きん【骨盤底筋】
骨盤の底にあって膀胱や直腸などを支えている筋肉の総称。尿道・肛門などを締める役割も果たし、筋力が低下すると失禁が起...
こつばん‐でぐち【骨盤出口】
⇒骨盤下口
こつばんない‐きかん【骨盤内器官】
⇒骨盤内臓
こつばん‐ないぞう【骨盤内臓】
腹部内臓のうち、骨盤腔(こつばんくう)にある臓器。膀胱(ぼうこう)・尿道・直腸・肛門(こうもん)の他に、男性では精...
こつばんない‐ぞうき【骨盤内臓器】
⇒骨盤内臓
こつばんぶ‐ないぞう【骨盤部内臓】
⇒骨盤内臓
こつ‐ひろい【骨拾い】
「骨揚(こつあ)げ」に同じ。
こ‐つぶ【小粒】
[名・形動] 1 粒の小さいこと。また、そのさま。「山椒(さんしょ)は—でもぴりりと辛い」「—な(の)雨」⇔大粒。...
こつぶ‐きん【小粒金】
一分金(いちぶきん)の俗称。小形金。