しゅん‐いつ【俊逸】
学問・才能などが人にぬきんでてすぐれていること。また、その人。
しゅんいん‐しゅうだ【春蚓秋蛇】
《「晋書」王羲之伝賛から》春のミミズや秋のヘビのように、字も行も、うねうねと曲がりくねっていること。字がへたなこと...
しゅん‐う【春雨】
春に降る雨。春の雨。はるさめ。
しゅん‐うん【春雲】
春の雲。「桃は咲かねど、—日を籠めて」〈蘆花・自然と人生〉
しゅんえ【俊恵】
[1113〜?]平安末期の歌人。東大寺の僧。源俊頼の子。通称大夫公(たゆうのきみ)。白川の自坊歌林苑で歌会・歌合わ...
しゅん‐えい【俊英】
学問・才能などが人より秀でていること。また、その人。「門下の—」
しゅん‐えん【旬宴】
旬(しゅん)3のときに催される宴。
しゅん‐えん【春怨】
若い女性が春の気配に感じてもの思いにふけること。また、恋に嘆くこと。
しゅん‐おう【春鶯】
《連声(れんじょう)で「しゅんのう」とも》春を告げるウグイス。
しゅんおうでん【春鶯囀】
⇒しゅんのうでん(春鶯囀)
しゅんおく‐みょうは【春屋妙葩】
[1312〜1388]南北朝時代の臨済宗の僧。甲斐の人。伯父の夢窓疎石に参禅。天竜寺・南禅寺などの住持を経て、初代...
しゅん‐か【春歌】
1 春の歌。 2 性的なことを露骨に表現した歌。
しゅん‐か【春霞】
春のかすみ。はるがすみ。
しゅん‐か【蕣花】
ムクゲの花。
しゅん‐かい【悛改】
[名](スル)過去のあやまちを悔い改めること。改悛。
しゅんか‐しゅうげつ【春花秋月】
春の花と秋の月。四季折々の自然の美のたとえ。「—をめでる」
しゅん‐か‐しゅう‐とう【春夏秋冬】
1年の、四つの季節。四季。 [補説]書名別項。→春夏秋冬
しゅんかしゅうとう【春夏秋冬】
正岡子規を中心とする日本派の代表的句集。4冊。明治34年(1901)子規編の春の部を発刊。夏の部以下は、明治36年...
しゅんかしゅうとうちょう【春夏秋冬帖】
俳人、安住敦による随筆集。昭和41年(1966)刊行。第15回日本エッセイストクラブ賞受賞。
しゅんか‐しょり【春化処理】
植物の生長期に、低温の時期を与えることによって、花芽の形成を促進する方法。秋まき小麦の種子を低温にさらすと、春にま...
しゅんか‐もん【春華門/春花門】
平安京内裏外郭門の一。南面の東端にあり、中央の建礼門を挟んで修明(しゅめい)門に対する。左馬(さま)の陣。
しゅんか‐もんいん【春華門院】
[1195〜1211]後鳥羽天皇の第1皇女。名は昇子。母は九条兼実の娘宜秋門院任子。承元2年(1208)順徳天皇の...
しゅんかん【俊寛】
[1143〜1179]平安末期の真言宗の僧。鹿ヶ谷(ししがたに)の山荘で藤原成親・成経父子や平康頼らと平清盛討伐の...
しゅん‐かん【春官】
1 中国、周代の官職。六官(りっかん)の一つで、王を補佐して祭典や礼法をつかさどった。 2 治部省(じぶしょう)の唐名。
しゅん‐かん【春寒】
立春からあとのぶり返した寒さ。はるさむ。余寒。「—料峭(りょうしょう)(=春風がまだ肌に冷たく感じられること)の候...
しゅん‐かん【笋羹/笋干/筍干】
1 普茶料理の一。季節の野菜などを盛り込んだ煮物料理。 2 鹿児島県の郷土料理。筍(たけのこ)・塩豚(古くはイノシ...
しゅん‐かん【瞬間】
《またたきをする間の意》きわめて短い時間。またたく間。また、何かをした、そのとたん。「事故は—の出来事だった」「声...
しゅんかん‐こう【瞬間光】
写真撮影に用いる、瞬間的に発せられる光。フラッシュなどをいう。→定常光
しゅんかん‐せっちゃくざい【瞬間接着剤】
きわめて短時間に固定することができる接着剤。主成分のシアノアクリレートが、空気中の水分に反応して硬化することを利用...
しゅんかんそうずしまものがたり【俊寛僧都島物語】
読本。8巻。曲亭馬琴作。文化5年(1808)刊。俊寛と義経にまつわる伝説を題材とし、俊寛を鬼一法眼に仕立てたもの。
しゅんかん‐ふうそく【瞬間風速】
絶えず変動している風速の瞬間的な値。→最大瞬間風速 [補説]天気予報や気象情報では3秒間の平均値を用いる。かつては...
しゅんかん‐マーケティング【瞬間マーケティング】
《flash marketing》⇒フラッシュマーケティング
しゅんかん‐ゆわかしき【瞬間湯沸(か)し器】
1 水道の水を出すと同時にガスバーナーが点火し、すぐに湯が出るようにした器具。 2 怒りっぽい人をたとえていう語。
しゅん‐が【春画】
男女の情交のようすを描いた絵。笑い絵。枕絵(まくらえ)。
しゅん‐がく【峻岳】
高くて険しい山。
しゅん‐き【春気】
春の気配。また、春の気候。
しゅん‐き【春季】
春の季節。「—大運動会」
しゅん‐き【春期】
春の時期。「—集団検診」
しゅん‐き【春機】
異性に対する性的な欲情。性欲。
しゅんき‐こうれいさい【春季皇霊祭】
旧制の大祭の一。毎年、春分の日に、宮中の皇霊殿で天皇が歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式。今はこの日を「春分の日...
しゅんき‐はつどうき【春機発動期】
⇒思春期(ししゅんき)
しゅん‐きゅう【春宮】
1 皇太子の住む宮殿。また、皇太子。とうぐう。 2 春の神の宮殿。
しゅん‐きゅう【春窮】
晩春、麦の収穫期前に米などが不足すること。春の端境期。《季 春》「—のあまり剃刀研ぎにけり/桂郎」
しゅん‐きょ【峻拒】
[名](スル)きっぱりと拒むこと。厳しい態度で断ること。「立候補の要請を—された」
しゅん‐きょう【春興】
1 春のおもしろみ。春の興趣。《季 春》 2 江戸時代、新年に俳諧の会を催し、一門の作品を印刷して、知人間で贈答し...
しゅんきょう‐でん【春興殿】
⇒しゅんこうでん(春興殿)
しゅんきんしょう【春琴抄】
谷崎潤一郎の小説。昭和8年(1933)発表。美貌(びぼう)で盲目の琴三弦師匠、春琴に仕える弟子の佐助の愛と献身を描く。
しゅん‐ぎく【春菊】
キク科の一年草または二年草。高さは20〜60センチ。葉は深い切れ込みがあり、柔らかい。夏から秋に黄あるいは白色の頭...
しゅん‐ぎょう【春暁】
春の明け方。《季 春》「—や水ほとばしり瓦斯(ガス)燃ゆる/汀女」
しゅんくにたい【春国岱】
北海道東部にある風蓮湖とオホーツク海(根室湾)とを隔てる砂州。長さ約8キロ、最大幅1.3キロ。草原、森林、塩性湿原...