尻目(しりめ)に懸(か)・ける
1 人を見下し、さげすむさまや無視する態度などにいう。問題にしない。「人を—・ける」 2 媚びた目つきをする。「薫...
しり‐もち【尻持ち】
陰で助けること。また、その人。後ろだて。「—の太郎は去(い)んだ」〈浄・布引滝〉
しり‐もち【尻餅】
1 後ろに倒れて尻を地面に打ちつけること。「滑って—をつく」 2 子供の初めての誕生日を祝ってつく餅。初めての誕生...
尻(しり)も結(むす)ばぬ糸(いと)
《端を結ばない縫い糸の意から》締めくくりがないこと、しまりのないことのたとえ。
し‐りゃく【史略】
簡単に書き記した歴史。また、その書。
しりゃく‐せん【私掠船】
国王から免許を受け、敵国の船を攻撃し略奪する権利を認められた船。略奪した金品は国王と船長とで分配した。16世紀ごろ...
シリャンミン【失郷民】
《(朝鮮語)》朝鮮戦争の際に、朝鮮民主主義人民共和国から大韓民国へ避難し、故郷に戻れなくなった人々。シルヒャンミン。
しりやけ‐いか【尻焼烏賊】
コウイカ科の頭足類。胴の後端の尾腺から赤褐色の液を出す。東京湾・富山湾以南に分布。食用。はりなしこういか。しりくさり。
しりや‐ざき【尻屋崎】
青森県、下北半島北東端にある岬。石灰岩の海食台が続き、暗礁(あんしょう)が多い。
し‐りゅう【支流】
1 本流に流れ込む川。また、本流から分かれ出た川。⇔本流。 2 大もとから分かれた系統。分派。 3 本家から分かれ...
し‐りゅう【緇流】
《「緇」は墨染めの衣の意》僧侶の社会。
しりゅう‐ご・つ【後言つ】
[動タ四]《「しりゅうごと(後言)」の動詞化》陰口を言う。しりうごつ。「めざましき女の宿世かなと、おのがじしは—・...
しりゅう‐ごと【後言】
《「しりえ(後方)ごと」の音変化》その人のいない所でうわさをすること。陰口。しりうごと。「折々聞こえさせ給ふなる御...
しりゅう‐たい【糸粒体】
⇒ミトコンドリア
しりゅうと【知人】
《「しりひと」の音変化》知人。知り合い。「—はもち給はぬか」〈平家・五〉
し‐りょ【思慮】
[名](スル)注意深く心を働かせて考えること。また、その考え。おもんぱかり。「—が浅い」「—に欠ける言動」
し‐りょ【師旅】
《古代中国の軍制で、500人を旅、5旅を師としたところから》軍隊。また、戦争。
し‐りょう【史料】
歴史研究の材料となる文献や遺物などの総称。
し‐りょう【死霊】
死者の霊魂。また、死者の怨霊(おんりょう)。しれい。⇔生き霊(りょう)。
し‐りょう【私領】
1 古代・中世、地方官人や有力農民などの個人の所有地。私有地。⇔公領。 2 江戸時代、幕府の直轄地に対して、大名・...
し‐りょう【思量/思料】
[名](スル)いろいろと思いをめぐらし考えること。思いはかること。「とりとめのない、—にふけりだした」〈芥川・芋粥〉
し‐りょう【紙料】
パルプなどを調合・溶解した、紙にすく直前の材料。
し‐りょう【詩料】
詩歌の題材。詩材。
し‐りょう【試料】
検査・分析などに用いる材料。
し‐りょう【資料】
研究・調査の基礎となる材料。
し‐りょう【資糧】
資金と食糧。資粮(しろう)。
し‐りょう【飼料】
家畜に与えるえさ。
しりょう‐おせん【試料汚染】
⇒コンタミネーション2
しりょう‐さくもつ【飼料作物】
家畜の飼料とするために栽培される作物。燕麦(えんばく)・ビートなど。
しりょう‐ず【指了図】
将棋を指しおわったときの駒の位置を表した図。
しりょう‐せい【示量性】
物質や場で、系の状態を表す状態量が、系の大きさに比例する性質。体積や質量のように、系の大きさが2倍、3倍になると、...
しりょう‐へんさんじょ【史料編纂所】
東京大学に付置する研究所。日本史の史料の研究および編集・出版を目的とする。明治2年(1869)創設の史料編輯(へん...
しりょう‐へんすう【示量変数】
物質や場で、系の状態を表す状態量が、系の大きさに比例するもの。→示量性
し‐りょく【死力】
死んでもいいという覚悟で出す力。ありったけの力。必死の力。「—を尽くす」
し‐りょく【視力】
物を見る目の能力。外界の物体の位置や形状などを認識する目の能力。区別し得る二点間の最小距離を測定し、それを視角で表...
し‐りょく【資力】
事業を始めるときなど、必要な資金を出せる能力。財力。「店を出すだけの—がない」
しりょく‐けんさ【視力検査】
視力表などを用いて、視力を調べること。遠距離視力検査と近距離視力検査、また裸眼視力検査と矯正視力検査に分けられる。
しりょく‐しょうがい【視力障害】
近視・遠視・乱視などの屈折異常、調節機能の異常、視野狭窄(しやきょうさく)などで視力が低下している状態。
しりょく‐ひょう【視力表】
視力を測定するために用いる表。測定距離を5メートルとし、0.1から2.0までを12段階に分けた視標を順に配列したも...
しりょ‐ふんべつ【思慮分別】
物事の道理や正邪・善悪などを注意深く判断すること。また、その能力や判断。「—のある行動」
しりょ‐ぶか・い【思慮深い】
[形][文]しりょぶか・し[ク]物事を注意深く、十分に考えるさま。「軽薄そうに見えてなかなか—・い性格だ」
しり‐よわ【尻弱】
[名・形動ナリ]気が弱いこと。また、そのさま。「理屈をこね、根性骨道礼(みちれ)なく、底意地きたなく、—に臆病なり...
パーキンソン
[1909〜1993]英国の歴史・政治学者。現代社会の組織の諸現象を分析し、パーキンソンの法則を提唱、官僚組織の弊...
しり‐わ【後輪/尻輪】
「しずわ」に同じ。「鞍の前輪より、鎧の前後の草摺を—かけて、矢先三寸余りぞ射通したる」〈古活字本保元・中〉
尻(しり)を上(あ)・げる
座っていた所から立ち上がる。訪問先から帰ろうとする。「客がようやく—・げる」
尻(しり)を押(お)・す
後ろから援助する。また、けしかける。「選挙に出馬した知人の—・す」
尻(しり)を落(お)ち着(つ)・ける
ある場所にゆっくりとどまる。腰を落ち着ける。「実家に—・ける」
尻(しり)を絡(から)・げる
着物の後ろの裾をまくり上げて、その端を帯などに挟む。「—・げて踊る」
尻(しり)を据(す)・える
何かをじっくりと行うために、その場所に落ち着く。一つの所に落ち着いて、長くとどまる。「じっくりと—・えて将来のこと...
尻(しり)を叩(たた)・く
やる気を起こすように励ます。また、早くするように催促する。しりをひっぱたく。「—・かれてやっと行政側が動く」