じゅうにこう‐ぶつ【十二光仏】
十二光をもつ阿弥陀仏の異称。無量光仏。
じゅうにさいのはんとし【十二歳の半年】
北畠八穂による児童文学作品。昭和21年(1946)、児童誌「銀河」の創刊号に掲載。
じゅうに‐し【十二支】
暦法で、子(し)・丑(ちゅう)・寅(いん)・卯(ぼう)・辰(しん)・巳(し)・午(ご)・未(び)・申(しん)・酉(...
じゅうにし‐ちょう【十二指腸】
胃に続く小腸の最初の部分。人間では約30センチ、指を12本並べた長さというのでこの名がある。そのほぼ中央部に総胆管...
じゅうにしちょう‐かいよう【十二指腸潰瘍】
十二指腸に生じる消化性の潰瘍。空腹時のみぞおち部の痛みや胸焼け・下血などの症状がある。胃潰瘍と合わせて胃・十二指腸...
じゅうにしちょう‐ちゅう【十二指腸虫】
ズビニ鉤虫(こうちゅう)の別名。
じゅうに‐しと【十二使徒】
⇒使徒
じゅうにしょ‐ごんげん【十二所権現】
熊野三社に祭る12の権現。三所権現、五所王子(小守の宮・児の宮・聖の宮・禅師の宮・若王子)、四所明神(一万の宮また...
じゅうにしん‐ほう【十二進法】
数の表記法の一。0から11までの12個の数字を用い、12ずつまとめて上の位に上げていく表し方。時間などを表すのに用...
じゅうに‐じょうがん【十二上願】
⇒十二大願(だいがん)
じゅうに‐じんしょう【十二神将】
薬師如来の12の誓願に応じ、薬師経を読誦する者を守護する12の夜叉(やしゃ)大将。諸仏の化身とされ、12刻に配され...
じゅうに‐セグ【十二セグ】
《12 segmentから。また「12セグメント放送」の略》固定受信向けの地上デジタルテレビ放送のこと。1チャンネ...
じゅうにそく‐みつぶせ【十二束三伏せ】
こぶし12握りの幅に指3本の幅を加えた長さ。また、その長さの矢。→十三束三伏せ「小兵といふぢゃう—、弓はつよし」〈...
じゅうに‐だいがん【十二大願】
薬師如来の12の誓願。光明普照・随意成弁・施無尽物・安立大乗・具戒清浄・諸根具足・除病安楽・転女得仏・安立正見・苦...
じゅうにだん【十二段】
「十二段草子(ぞうし)」の略。 浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。元禄3年(1690)大坂竹本座初演。「十二段...
じゅうにだんぞうし【十二段草子】
古浄瑠璃。作者未詳。室町中期以後に成立した御伽草子による語り物で、牛若丸と浄瑠璃姫との恋物語を脚色したもの。近世初...
じゅう‐にち【重日】
暦注の一。巳(み)の日と亥(い)の日。陽に陽が重なり、陰に陰が重なる日で、善事も悪事も重なるといい、忌み事にはこの...
じゅうに‐ちょうし【十二調子】
⇒十二律
じゅうに‐ちょく【十二直】
暦注の一。暦の日の下に記し吉凶を示したもの。建(たつ)・除(のぞく)・満(みつ)・平(たいら)・定(さだん)・執(...
じゅうに‐てん【十二天】
仏教を守護する12の天尊。四方・四維の八天、上・下の二天、日・月の二天のこと。帝釈天(たいしゃくてん)(東)・火天...
じゅうにてん‐ぐ【十二天供】
密教で、壇の中央に四臂(しひ)の不動尊を安置し、その周囲に十二天を配置して行う修法。
じゅうに‐とう【十二灯】
⇒十二銅
じゅうに‐とき【十二時】
一昼夜。今の2時間を一時(いっとき)として、卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)の...
じゅうに‐どう【十二銅】
江戸時代、神仏への灯明代などとして、1年の月数にちなんで包んだ12文の賽銭(さいせん)。十二灯。
じゅうにどうばん‐ほう【十二銅板法】
⇒十二表法
じゅうにどう‐ひょう【十二銅表】
⇒十二表法
じゅうににん‐の‐しと【十二人の使徒】
《The Twelve Apostles》オーストラリア、ビクトリア州南西岸のポートキャンベル国立公園にある景勝地...
じゅうにのエチュード【十二のエチュード】
《原題、(フランス)12 Etudes》⇒十二の練習曲
じゅうにのきりかぶ【十二のきりかぶ】
与田凖一による児童文学作品。昭和24年(1949)刊行の童話集「こなをひきひきにじつくり」に収録。
じゅうにのれんしゅうきょく【十二の練習曲】
《原題、(フランス)12 Études》ショパンのピアノ曲集。作品10(1829年から1832年にかけて作曲)と作...
十(じゅう)に八九(はっく)
「十中八九(じっちゅうはっく)」に同じ。「自分の門生だから、—は秘(かく)すですもの」〈鏡花・婦系図〉
じゅうに‐ひとえ【十二単】
1 女房装束の中世・近世における俗称。単(ひとえ)の上に数多くの袿(うちき)を重ねて着たことからいう。 2 シソ科...
じゅうにひょう‐ほう【十二表法】
前450年ごろ制定された、古代ローマ最古の法典。法知識を独占する貴族と平民との闘争の結果、旧来の慣習法を成文化した...
じゅうにぶ‐きょう【十二部経】
⇒十二分経
じゅうに‐ぶん【十二分】
[名・形動]十分すぎるほどたっぷりしていること。また、そのさま。「—に利益を上げる」
じゅうにぶん‐きょう【十二分経】
仏教経典を12に分類した呼び名。修多羅(しゅたら)(契経(かいきょう))・祇夜(ぎや)(応頌(おうじゅ))・伽陀(...
じゅうに‐もん【十二門】
平安京大内裏の外郭の12の門。東面の陽明門・待賢門(たいけんもん)・郁芳門(いくほうもん)、南面の美福門・朱雀門(...
じゅうにもんろん【十二門論】
インド古代の仏教書。1巻。竜樹著。409年に、鳩摩羅什(くまらじゅう)が漢訳。大乗仏教の空観の理を12章に分けて解...
じゅう‐にょぜ【十如是】
仏語。天台宗で、法華経方便品(ほうべんぼん)に基づき、一切の存在を相・性・体・力・作・因・縁・果・報・本末究竟(ほ...
じゅうに‐りつ【十二律】
中国や日本の音楽の12の標準楽音。1オクターブ間に約半音間隔で12音が配される。基音を長さ9寸(約27センチ)の律...
じゅうにるい‐しょう【十二類生】
仏語。生まれ方によって衆生(しゅじょう)を12に分けたもの。胎生・卵生・湿生・化生(けしょう)の四生に、有色(うし...
じゅうに‐れっこく【十二列国】
⇒春秋十二列国(しゅんじゅうじゅうにれっこく)
じゅう‐にん【十人】
人数が10であること。とたり。
じゅう‐にん【住人】
1 その家、またはその土地に住んでいる人。「隣家の—」 2 俗に、インターネット上の特定の電子掲示板(BBS)など...
じゅう‐にん【重任】
[名](スル) 1 重要な職務・任務。大任。「—を果たす」 2 任期が終わったのち、同じ職務・任務に続いて就くこと...
じゅうにん‐ぐみ【十人組】
1 安土桃山時代から江戸初期にかけて、近隣10戸を単位とした自治組織。 2 ⇒十人両替(じゅうにんりょうがえ)
じゅうにん‐といろ【十人十色】
考え方や好みなどが各人それぞれに違っていること。「—の服装」 [補説]作品名別項。→十人十色
じゅうにんといろ【十人十色】
《原題Every Man in His Humour》ジョンソンの戯曲。1598年初演。気質喜劇の代表作のひとつ。
じゅうにん‐なみ【十人並(み)】
[名・形動]顔だち・能力などが、人よりすぐれてもいないが、劣ってもいないこと。また、そのさま。人並み。
十人(じゅうにん)寄(よ)れば十国(とくに)の者(もの)
大勢の人が集まれば、それぞれが違った国の出身で、風俗・習慣・話題などが別々であるということ。