じゅうばん‐ぎり【十番切り/十番斬り】
1 果たし合いで10人を斬り倒すこと。特に、曽我兄弟が父のかたきを討ち取ったのち、10人の敵を斬り倒したこと。 2...
じゅうばん‐じたて【十番仕立て】
乗馬に向くように、襠(まち)を高く、裾(すそ)を広く作った袴。今日の男袴の源流。十番馬乗袴。十番。 [補説]江戸の...
じゅう‐ひ【柔皮】
しなやかなかわ。
じゅう‐ひ【獣皮】
けもののかわ。
じゅう‐び【充備】
[名](スル)十分に調えること。また、調っていること。装備などが十分であること。
じゅう‐び【柔媚】
[名・形動]なまめかしいこと。こびへつらうこと。また、そのさま。「—に近い懶(ものう)さを表わしている」〈芥川・芭...
じゅうび‐おうもく【縦鼻横目】
《鼻が縦につき、目が横に切れているところから》人間。人類。
じゅう‐びょう【重病】
重い病気。大病。
じゅう‐ふ【従父】
父の兄弟。おじ。
じゅう‐ふく【重複】
[名](スル)「ちょうふく(重複)」に同じ。「—して申し込む」
じゅうふく‐しきゅう【重複子宮】
下腹部の左右に2つの子宮があり、子宮口も2つある状態。また、そのような子宮。胎生期に左右のミュラー管が癒合しなかっ...
じゅうふ‐けい【従父兄】
父方で、年上の男のいとこ。従兄。
じゅうふ‐てい【従父弟】
父方で、年下の男のいとこ。従弟。
じゅうぶ‐いち【十分一】
1 10分の1。「恨みも異見も—明けて言はれぬ百千万」〈浄・歌祭文〉 2 「十分一銀(じゅうぶいちぎん)」の略。
じゅうぶいち‐ぎん【十分一銀】
1 江戸時代、結婚・就職・借金などの世話をした際に受け取る手数料。ふつう、持参金・給料・借金などの10分の1。じゅ...
じゅう‐ぶく【重服】
重い服喪。父母の喪。また、その時に着る服。重喪(じゅうも)。→軽服(きょうぶく)「御子の儀なれば、—を着させ給ひけ...
じゅう‐ぶそう【重武装】
兵士や部隊、兵器などが十分な装備を備えていること。国家の軍事力が大規模であることをいう場合にも用いられる。→軽武装
じゅう‐ぶつ【重物】
⇒じゅうもつ(重物)
じゅう‐ぶつ【従物】
法律で、ある物(主物)の継続的な利用に供するため、それに付属させる他の物。家屋に対する畳、金庫に対する鍵など。⇔主物。
じゅう‐ぶん【十分/充分】
[名](スル)(十分)10に等分すること。「—の一」「利益を—して配る」 [形動]満ち足りて不足のないさま。充実し...
じゅう‐ぶん【重文】
1 主語と述語をもつ関係が二つ以上並列的に含まれる文。「冬が去り、春が来る」など。→単文 →複文 2 「重要文化財...
じゅうぶんい‐すう【十分位数】
統計解析において、データの相対的位置をみるのに用いる数値の一。度数分布で与えられた全データを十等分した点で、5番目...
じゅうぶんい‐ち【十分位値】
⇒十分位数
じゅうぶんい‐てん【十分位点】
⇒十分位数
じゅうぶん‐じょうけん【十分条件】
命題「AならばB」が成り立つとき、AはBであるための十分条件という。⇔必要条件。
じゅうぶんのいち‐ぜい【十分の一税】
中世のヨーロッパで、教会がその教区の農民から収穫物の10分の1を徴収した税。のちには世俗領主も取り立てるようになった。
じゅう‐へい【従兵】
「従卒(じゅうそつ)」に同じ。
じゅう‐へいきん【重屏禁】
懲罰の一。→屏禁
じゅう‐へん【縦扁】
[名](スル)魚類などの体が上下(背腹)方向に押しつぶされたように平たい形をしていること。
じゅう‐へんきごう【重変記号】
音楽で、変化記号の一。ある音を半音ずつ2回、すなわち全音低めるためのの記号。ダブルフラット。
じゅう‐べん【重弁/重瓣】
花びらがその種本来の枚数以上に多くなっているもの。雄しべが花びらに変化することが多く、バラなどにみられる。八重咲き...
じゅうべん‐か【重弁花】
重弁の花。八重咲きの花。
じゅうべん‐じゅうぎ【十便十宜】
画題の一。中国、清の文人李笠翁(李漁)が、山居にはそれぞれ10の便と宜とがあるとうたった詩を主題としたもの。池大雅...
じゅう‐ほ【充補】
[名](スル)不足分・欠員などを補うこと。補充。
じゅう‐ほう【什宝】
家宝として秘蔵する器物。什物(じゅうもつ)。
じゅう‐ほう【重宝】
貴重な宝物。
じゅう‐ほう【重砲】
口径の大きい大砲。強力な砲弾の威力をもち、長距離の射撃が可能。⇔軽砲。
じゅう‐ほう【銃砲】
小銃と大砲。また、銃器。「—店」
じゅうほうとうけんるいしょじとう‐とりしまりほう【銃砲刀剣類所持等取締法】
銃砲・刀剣類の所持などについての取り締まりと罰則とを定めた法律。昭和33年(1958)施行。銃刀法。
重宝(じゅうほう)を懐(いだ)く者(もの)は夜行(やこう)せず
《「戦国策」秦策から》貴重な品物を持っている者は夜歩いてはいけない。大きな目的を抱く者は、その身を大切にすべきであ...
じゅう‐ぼ【従母】
母の姉妹。母方のおば。
じゅう‐ぼいん【重母音】
⇒二重(にじゅう)母音
じゅう‐ぼく【従僕】
男の召使い。下男。下僕。
じゅう‐ぼん【重犯】
「じゅうはん(重犯)」に同じ。「コレマタ—ナレバ、ナゼニ逃ガサウゾ」〈天草本伊曽保・狼と羊の譬〉
じゅう‐まい【従妹】
年下の、女のいとこ。⇔従姉。
じゅうまい‐め【十枚目】
相撲で、十両の異称。
じゅう‐まん【充満】
[名](スル) 1 一定の空間などに、あるものがいっぱいにみちること。「煙が室内に—する」「民衆の間に不平が—する...
じゅうまんおく‐ど【十万億土】
1 仏語。この世から極楽へ行くまでの間にあるという無数の仏土。 2 転じて、極楽浄土。
じゅうまん‐たい【充満帯】
⇒価電子帯
じゅう‐みん【住民】
ある一定の地域内に居住している人。