じょうと‐たんぽ【譲渡担保】
担保の目的である財産権をいったん債権者に譲渡し、債務者が債務を弁済したときに返還するという形式の債権の物的担保制度...
じょう‐ど【浄土】
1 仏語。一切の煩悩(ぼんのう)やけがれを離れた、清浄な国土。仏の住む世界。特に、阿弥陀仏の住む極楽浄土。西方浄土...
じょう‐ど【常度】
1 変わらないきまり。「軍行の—を変じなば、後陣は必ず混乱すべし」〈中村訳・西国立志編〉 2 日常の態度。ふだんの...
じょう‐ど【壌土】
1 土。土壌。 2 粘土の割合が25〜37.5パーセントの土壌。作物栽培に最も適する。
じょう‐どう【上堂】
[名](スル) 1 禅宗で、住持または導師が法堂(はっとう)に上がって説法をすること。 2 禅宗で、食事のために僧...
じょう‐どう【成道】
[名](スル)仏語。菩薩(ぼさつ)が修行して悟りを開き、仏となること。特に、釈迦(しゃか)が仏になったこと。成仏得道。
じょう‐どう【杖道】
⇒杖術(じょうじゅつ)
じょう‐どう【常道】
1 つねに人間が守るべき道。「—を踏みはずす」 2 だれもがとる普通のやり方。一般の原則にかなったやり方。「商売の—」
じょう‐どう【情動】
恐怖・驚き・怒り・悲しみ・喜びなどの感情で、急激で一時的なもの。情緒。
じょう‐どう【常同】
1 物事が常に同じ状態で変わらないこと。 2 精神病理学で、同じ行為や言葉を不自然に繰り返したり、同じ姿勢をいつま...
じょうどう‐え【成道会】
毎年12月8日、釈迦(しゃか)の成道の日を記念して行う法会。臘八会(ろうはちえ)。《季 冬》
じょうどう‐きょく【常動曲】
始めから終わりまで速い動きの同一音型が休みなく続く楽曲。無窮動(むきゅうどう)。 [補説]作品名別項。→常動曲
じょうどうきょく【常動曲】
《原題、(ラテン)Perpetuum mobile》ヨハン=シュトラウス2世による管弦楽曲。1861年初演。ウィー...
じょうどう‐こうどう【常同行動】
⇒常同症
じょうどう‐しょう【常同症】
自閉症や知的遅滞、統合失調症などに顕著に現れる症状で、同じ行為・言語・姿勢などを長時間にわたって反復・持続するもの...
じょうどう‐だつりょくほっさ【情動脱力発作】
ナルコレプシーの症状の一。感情の強まったときに体の力が抜け、支えられなくなる。通常は一瞬のことで、意識は正常。カタ...
じょうど‐おうじょう【浄土往生】
死後、仏や菩薩の住む浄土に生まれかわること。
じょうど‐が‐はま【浄土ヶ浜】
岩手県東部、宮古市にある海岸。白色の石英粗面岩からなり、海食作用で断崖・入り江・洞穴など変化に富んだ地形をつくって...
じょうど‐きょう【浄土教】
仏語。極楽浄土に往生することを説く教え。阿弥陀仏の誓いを信じ、念仏して死後に極楽浄土に生まれることを願う教え。浄土...
じょうど‐ごそ【浄土五祖】
浄土教で重んじる、中国の五人の高僧。曇鸞(どんらん)・道綽(どうしゃく)・善導・懐感・少康。
じょうど‐さんぶきょう【浄土三部経】
浄土宗・浄土真宗などで最も重んじる三種の経典。無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経。
じょうど‐しそう【浄土思想】
「浄土教」に同じ。
じょうど‐しゅう【浄土宗】
平安末期、法然上人源空を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、特に観無量寿経を重視して、専修念仏...
じょうど‐しんしゅう【浄土真宗】
浄土宗の開祖である法然(ほうねん)の弟子の親鸞(しんらん)を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが...
じょうど‐じ【浄土寺】
広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派の大本山。山号は転法輪山。聖徳太子の創建と伝える。徳治元年(1306)西大寺の定証...
じょうど‐すごろく【浄土双六】
絵双六の一。江戸時代に流行したもので、南閻浮洲(なんえんぶしゅう)を振り出しに浄土を上がりとする。賽(さい)には「...
じょうどせんねん‐しゅう【浄土専念宗】
浄土宗の異称。
じょうど‐ていえん【浄土庭園】
仏教における極楽浄土を模した庭園。多く、仏堂の前面に蓮池を配置する。平安時代に多く建造され、平等院、浄瑠璃寺、法金...
じょうど‐の‐あるじ【浄土の主】
極楽浄土の主である仏、すなわち阿弥陀仏。
じょうど‐はっそ【浄土八祖】
浄土宗鎮西派で、浄土教の正統を継承したとする八人の高僧。インドの馬鳴(めみょう)・竜樹・世親、中国の菩提流支(ぼだ...
じょうど‐へんそう【浄土変相】
浄土における仏や荘厳のさまを描いた図絵。浄土変ともいい、阿弥陀浄土変・弥勒(みろく)浄土変・霊山浄土変などがある。...
じょうど‐まんだら【浄土曼荼羅】
浄土変相(へんそう)のこと。
じょうど‐もん【浄土門】
阿弥陀仏の広大な誓いを信じ、念仏して極楽浄土に往生することを説く、他力の教え。浄土宗・浄土真宗・時宗・融通念仏宗な...
じょう‐ない【城内】
城の内部。城中。また、城壁に囲まれた内部の地域。⇔城外。
じょう‐ない【場内】
1 一定の場所の中。会場の内部。「—放送」⇔場外。 2 「場内市場」のこと。
じょうない‐しじょう【場内市場】
中央卸売市場に隣接して形成される場外市場に対して、中央卸売市場のこと。場内。
じょう‐なし【情無し】
[名・形動]思いやりのないこと。また、そのさまやその人。「—な(の)男」
じょう‐なん【城南】
城の南方。都の南側。また、その地域。
じょうなん【城南】
福岡市の区名。昭和57年(1982)西区の東部が分区して成立。
じょうなん‐く【城南区】
⇒城南
じょうなん‐じ【城南寺】
京都市伏見区にあった寺。永暦元年(1160)以前の創建とされ、白河上皇の鳥羽殿の遺跡に造られたといわれる。
じょうなんじ‐まつり【城南寺祭】
昔、城南寺で行われた祭礼。平安末期から鎌倉初期には盛大に行われ、競(くら)べ馬なども催された。のち、寺は荒廃し、祭...
定(じょう)に入(い)・る
精神を統一して、何事にも気持を動かされない境地にはいる。「—・って、宿命通を得て過現を見給ふに」〈太平記・二〉
じょう‐にく【上肉】
食肉店などで、上等の肉。
じょう‐にく【浄肉】
小乗で、出家した者が食べてもよいとされる肉。
じょう‐にち【上日】
古代、官人の出勤した日。また、その日に出勤すること。じょうじつ。
じょう‐にち【定日】
「じょうじつ(定日)」に同じ。「これより、いよいよ正月二十日を太夫出世の—とす」〈色道大鏡・三〉
じょうにち‐じ【上日寺】
富山県氷見市にある高野山真言宗の寺。山号は朝日山。開創は天武10年(681)と伝える。上日寺観音とよばれる本尊の千...
情(じょう)に脆(もろ)・い
他人に対する思いやりの気持ちが強い。人情に動かされやすい。
じょう‐にん【上人】
身分の高い人。また、道理のよくわかっている人。「—は彼を呼んで才子となすも、下人は却て之を嫌忌す」〈織田訳・花柳春話〉