せき‐し【赤子】
1 あかご。ちのみご。 2 《天子を恵み深い親にたとえて、その子の意から》人民。国民。
せき‐し【関市】
⇒関
せき‐しつ【石室】
1 岩のすき間を利用した天然のほら穴。また、石で造った部屋。いしむろ。 2 古墳の、石で壁や天井をつくった墓室。竪...
せき‐しつ【石質】
岩石の性質。珪酸(けいさん)塩に富む岩石の形容。また、結晶質の物質や緻密(ちみつ)な固い岩石。
せき‐しつ【赤漆】
漆工芸で、木地を蘇芳(すおう)で染めてから透明な漆を塗る技法。また、その漆器。後世の春慶塗と同系統の技法で、木目の...
せきしつ‐いんせき【石質隕石】
主成分が珪酸塩鉱物の隕石。落下する隕石の約90パーセントを占める。小さな球状の粒を含むコンドライトと含まないエイコ...
せきしつ‐ぜんきゅう【石室善玖】
[1294〜1389]室町初期の臨済宗の僧。筑前の人。元に渡って古林清茂(くりんせいむ)に学び、帰朝後、天竜寺・円...
赤子(せきし)の心(こころ)
《「孟子」離婁下の「大人(たいじん)とは其の赤子の心を失わざる者(ひと)なり」から》生まれたままの純真で、偽りのな...
せき‐しゅ【赤手】
手に何も持っていないこと。何の武器も持たないこと。すで。からて。「敵の重囲の裡(うち)に—を以て我が母を救うの決心...
せき‐しゅ【赤酒】
赤ぶどう酒。
せき‐しゅ【隻手】
片方の手。片手。
せき‐しゅ【席種】
座席の種類。特に、興行が行われる会場で割り当てられる座席の種類。野球場での内野指定席・外野自由席、コンサートホール...
せき‐しゅう【石州】
石見(いわみ)国の異称。
せき‐しゅう【積習】
古くからのならわし。
せきしゅう‐ぎん【石州銀】
石見の大森銀山で製造された灰吹き銀。江戸前期に石見を中心に通用した領国貨幣。
せき‐しゅうごう【積集合】
1 二つの集合の要素の組を要素とする集合。 2 ⇒共通集合
せきしゅう‐ばんし【石州半紙】
《石州は石見(いわみ)国の異称》島根県西部地方産の、コウゾを材料とした丈夫な和紙。石見半紙。 [補説]国指定の重要...
せきしゅう‐りゅう【石州流】
1 茶道の流派の一。片桐石州を祖として江戸初期に成立。分派が多い。 2 華道の一派。片桐石州を祖とする。
せきしゅ‐くうけん【赤手空拳】
「赤手」を強めていう語。徒手空拳。
せき‐しゅつ【析出】
[名](スル)液状の物質から結晶または固体状成分が分離して出てくること。
隻手(せきしゅ)の音声(おんじょう)
禅宗の公案の一。両手を打つと音が出るが、片手にはどんな音があるかということを問うもの。思慮分別を越えた絶対の境地に...
せき‐しゅん【惜春】
行く春を惜しむこと。また、過ぎ行く青春を惜しむこと。「—賦」《季 春》「—やいつも静かに振舞ひて/立子」
せき‐しょ【関所】
街道の要所や国境に設け、戦時における防衛あるいは通行人や物品の検査に当たった所。古代においては軍事的目的で設置され...
せき‐しょ【尺書】
短い文書や手紙。寸書。
せき‐しょう【夕照】
夕焼け。夕映え。夕日。
せき‐しょう【石匠】
石を切り出したり、石に細工したりする職人。石工(いしく)。
せき‐しょう【石菖】
サトイモ科の多年草。渓流の縁に生え、高さ20〜50センチ。ショウブに似るが小形で、香りは強い。初夏、淡黄色の多数の...
せき‐じょう【石上】
《古くは「せきしょう」》石の上。「樹下—」
せきしょう‐し【石松子】
ヒカゲノカズラの胞子。淡黄色の粉。湿気を防ぐので丸薬・火薬の衣などに利用する。
せきしょう‐せん【石勝線】
千歳線南千歳から追分を経て根室本線新得(しんとく)に至るJR線。新夕張・夕張間を含む。名称は石狩と十勝を結ぶところ...
せき‐しょうぶ【石菖蒲】
セキショウの別名。いしあやめ。
せきしょう‐も【石菖藻】
トチカガミ科の水生の多年草。池沼・川などに生え、長さ約50センチ。線形の葉が群生する。雌雄異株。夏から秋にかけ、ら...
せきしょ‐きって【関所切手】
⇒関所手形
せき‐しょく【赤色】
1 赤い色。赤。 2 (赤旗を用いるところから)社会主義・共産主義をいう。「—革命」
せきしょく‐きょせい【赤色巨星】
表面温度が低い巨星のうち、スペクトル型がK型・M型の恒星。水素が核融合で使い果たされ、ヘリウム・炭素・珪素・鉄など...
せきしょく‐きん【赤色筋】
⇒遅筋線維
せきしょく‐くみあい【赤色組合】
革命的な労働組合。特に、プロフィンテルンに属する労働組合をいう。赤色労働組合。
せきしょく‐ちょうきょせい【赤色超巨星】
超巨星のうち、表面温度が低く赤く見える恒星。または赤色巨星の中で半径が太陽の数百倍、光度が太陽の数万倍以上のもの。...
せきしょく‐ど【赤色土】
主として高温多雨の亜熱帯・熱帯に分布する、鉄・アルミニウムの酸化物が多く赤みの強い土壌。土地はやせている。
せきしょく‐わいせい【赤色矮星】
主系列星のうち、質量が小さく暗い赤色の光を放つ恒星。太陽より小さく、核融合に使われる水素の量も少ないが、エネルギー...
せきしょ‐てがた【関所手形】
江戸時代、関所を通行するさいに提示した身元証明書。関所通り手形。関所切手。関所札。関札。
せきしょ‐とおりてがた【関所通り手形】
⇒関所手形
せきしょ‐ふだ【関所札】
⇒関所手形
せきしょ‐やぶり【関所破り】
関所手形を持たずに不法に関所を通過したり、間道を抜けて関所を避けて通ること。また、それをする人。関破り。
せきし‐るい【襀翅類】
昆虫カワゲラ類。カワゲラ目の旧称。
せき‐しん【石心】
1 石のように堅くてくずれない心。「—鉄肝」「転(まろ)ばし難き—も」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 石のように冷たい...
せき‐しん【赤心】
嘘いつわりのない、ありのままの心。丹心。まごころ。「—を吐露する」
せき‐しん【赤身】
1 衣服をつけていない、むき出しのからだ。 2 武具を身につけていないこと。
せき‐しんげつ【赤新月】
《十字形はキリスト教を連想させることから》イスラム教各国で、赤新月社(赤十字社)を表す赤い三日月形の記章。
せきしん‐じんたい【尺進尋退】
1尺進んで、1尋(ひろ)退くこと。得るところが少なく、失うものの多いことのたとえ。寸進尺退。