ないこくみん‐たいぐう【内国民待遇】
裁判・税金・契約や団体への参加、事業活動などに関して、相手国の国民を自国民と同等に待遇すること。
ないこく‐ゆうびん【内国郵便】
一国の領土内だけで往復する郵便。国内郵便。
ない‐こっかく【内骨格】
動物の体内にあって、体を支え、筋肉の付着点となる硬い器官。脊椎動物でよく発達。海綿類やナマコ・サンゴなどの骨片も含...
ない‐こていじゅつ【内固定術】
骨折などの際に、麻酔をしたうえで骨のずれを直し、金属のピン・ワイヤー・プレートなどで固定する手術のこと。→外固定術
ない‐こん【内婚】
⇒族内婚(ぞくないこん)
ない‐ご【内語】
1 自分の国の言葉。自国語。 2 「内言語(ないげんご)」に同じ。
ない‐ごう【内合】
内惑星(水星・金星)が地球と太陽との間にある合。内惑星の黄経と太陽の黄経とが等しい場合をいう。下合。⇔外合。
ない‐ごう【内壕】
城の内部にある堀。
ないごう‐がいじゅう【内剛外柔】
「外柔内剛」に同じ。
ない‐さい【内妻】
内縁の妻。
ない‐さい【内済】
表沙汰にしないで内々で事をすませること。「もし青山の親戚一同にこの事を—にする意向があるなら」〈藤村・夜明け前〉
ない‐さい【内債】
債券発行者の国内で募集される公債や社債。内国債。⇔外債。
ない‐さい【内鰓】
魚などの呼吸器官で、鰓裂の内側にあって体外に露出していないえら。→外鰓(がいさい)
ない‐サイクロイド【内サイクロイド】
⇒サイクロイド
ないさい‐ぶんり【内際分離】
首都圏の国際空港について、成田空港を国際線、羽田空港を国内線の基幹空港として運用するという航空行政上の原則。昭和5...
ない‐ざい【内在】
[名](スル) 1 あるものが、そのものの中におのずから存在すること。「人の心に—する道徳律」⇔外在。 2 哲学で...
ないざい‐いん【内在因】
事物の内部から作用して、その運動・変化を引き起こす原因。アリストテレス哲学において、生物などの運動・変化の説明に用...
ないざいてき‐ぜんぽうふちゅうい【内在的前方不注意】
⇒漫然運転
ないざい‐ひひょう【内在批評】
1 ある学説・思想などを、その前提となるものを一応認めたうえで、それに即して批評すること。 2 文芸批評の一。個々...
ない‐し【内史】
1 中国の官名。周代に始まり春官に属したが、秦・漢代には京師の治をつかさどった。唐代には中書令の異名。 2 内記の唐名。
ない‐し【内旨】
朝廷からの内々の沙汰。内命の趣旨。
ない‐し【内侍】
1 内侍司(ないしのつかさ)の女官の総称。また特に、掌侍(ないしのじょう)のこと。 2 斎宮寮(さいぐうりょう)の...
ない‐し【内資】
国内企業による資本。外資に対していう語。「—系」「—企業」⇔外資。
ない‐し【乃至】
[接] 1 あるいは。または。「電話—手紙で知らせる」 2 数量などの上下・前後の限界を示して、その中間を省略する...
ない‐じ【内示】
[名](スル)《「ないし」とも》非公式に通知すること。「—を受ける」「昇進を—する」
ないし‐きょう【内視鏡】
体内の腔所を観察するための光学系を組み込んだ医療器具。気管支鏡・胃鏡・腹腔鏡・膀胱(ぼうこう)鏡・直腸鏡などがあり...
ないしきょう‐しゅじゅつ【内視鏡手術】
腹部に3〜15ミリ程度の穴を数か所開けて、そこから内視鏡や専用の手術器具を挿入し、モニターに映し出される体内の様子...
ないし‐げんしょう【内視現象】
眼球内に起因する視覚現象。外界の対象によらず、硝子体(しょうしたい)や網膜の生理的要因によって生じる現象であり、眼...
ないし‐せん【内侍宣】
平安時代、勾当内侍(こうとうのないし)が勅命を奉じて宣した文書。内宣。だいしせん。
ない‐しつ【内室】
身分の高い人の妻を敬っていう語。転じて、一般に他人の妻を敬っていう語。令室。
ないし‐どころ【内侍所】
1 平安時代、三種の神器の一つである神鏡(八咫鏡(やたのかがみ))を安置した所。温明殿(うんめいでん)にあり、内侍...
ないし‐の‐かみ【尚侍】
内侍司(ないしのつかさ)の長官。もと従五位相当、のち従三位相当。天皇に近侍して、奏請・伝宣などをつかさどったが、の...
ないし‐の‐じょう【掌侍】
内侍司(ないしのつかさ)の判官(じょう)。もと従七位相当、のち従五位相当。その第一位を勾当内侍(こうとうのないし)...
ないし‐の‐すけ【典侍】
内侍司(ないしのつかさ)の次官。もと従六位相当、のち従四位相当。てんじ。
ないし‐の‐つかさ【内侍司】
律令制の後宮十二司の一。天皇に近侍して、奏請・伝宣の事にあたり、また、後宮の礼式などをつかさどった。職員は女性で、...
ないし‐は【乃至は】
[接]「ないし」を強めていう語。「書類は持参—郵送のこと」
ない‐しゃく【内借】
[名](スル) 1 内々に借金すること。「実家から—する」 2 受け取るべき金銭の一部を期日前に借りること。前借り...
ない‐しゃく【内戚】
父方の親戚(しんせき)。ないせき。⇔外戚(げしゃく)。「—にも外戚にも、女というものなむ乏(とも)しく侍る」〈宇津...
ない‐シャント【内シャント】
血液透析で、十分な血流量を確保するために、主に前腕の皮下で動脈と静脈を皮下でつなぎ合わせ、穿刺しやすい静脈に大量の...
ない‐しゅう【内周】
内側で測ったまわりの長さ。うちまわり。⇔外周。
ない‐しゅうげん【内祝言】
内々に祝言すること。
ない‐しゅっけつ【内出血】
[名](スル)体内で出血が起こること。血液が組織や体腔内にとどまって体外に出ない状態。「打撲部位が—する」⇔外出血。
ない‐しゅひ【内珠皮】
種子植物の胚珠を包む珠皮が2枚あるとき、その内側のもの。⇔外珠皮。
ない‐しゅひ【内種皮】
種子を包む2枚の種皮のうち、内側のもの。⇔外種皮。
ない‐しょ【内書】
1 内密の書状。 2 執事・奉行などの手を通さずに、主君が直接に出す書状。将軍の出すものは特に御内書とよばれた。直...
ない‐しょ【内緒/内証/内所】
《「ないしょう(内証)」の音変化》 1 「ないしょう(内証)2」に同じ。「—の話」「—にする」 2 「ないしょう(...
ない‐しょう【内相】
内務大臣の略称。
ない‐しょう【内証】
1 仏語。自己の心の内で真理を悟ること。内面的な悟り。 2 表向きにせず、内々にしておくこと。外部には隠しておくこ...
ない‐しょう【内障】
1 仏語。煩悩(ぼんのう)など、心の内部の障害。 2 「内障眼」の略。
ない‐しょう【内鞘】
高等植物の茎または根の内皮のすぐ内側にあって、維管束を囲む柔組織の細胞層。根ではこれが分裂して側根を形成する。