はつ‐おん【発音】
[名](スル)音声を出すこと。言語音を出すこと。また、その音声の出し方。動物では発音器官によるもののほか、魚が浮き...
はつ‐おん【撥音】
国語の音節の一。語中または語尾で1音節をなす鼻音。「ん」「ン」と表記される。国語の撥音は、音韻論的には一つの音とさ...
はつおん‐きかん【発音器官】
発音に関与する器官。哺乳類では声帯を主とする音声器官、鳥では鳴管、昆虫では翅(はね)の摩擦器など。
はつおん‐きごう【発音記号】
言語の発音を表記した記号。外国語学習などで用いられる。音声記号。発音符号。
はつおんてき‐かなづかい【発音的仮名遣い】
「かな」の表音性を重視し、ある時代の音韻・発音と表音文字であるかなとの対応をめざす仮名遣い。歴史的仮名遣いに対して...
はつ‐おんびん【撥音便】
音便の一。主に活用語の連用形の語尾の「に」「み」「び」が「て」「た」「たり」などの語に連なるとき、撥音「ん」となる...
はつおん‐ふごう【発音符号】
⇒発音記号
はつ‐か【二十日】
1 日の数の20。20日間。「のべ—」 2 月の20番目の日。 [補説]「廿日」とも書く。
はつ‐か【僅か】
[形動ナリ]物事の一端がちらりと現れるさま。視覚や聴覚に感じられる度合いの少ないさま。かすか。ほのか。「初雁の—に...
はつかあまりにしじゅうりょうつかいはたしてにぶきょうげん【廿日余四拾両尽用而二分狂言】
⇒尽用而二分狂言
はつ‐かい【初会】
新年になって初めての会合。《季 新年》
はつ‐かいし【初懐紙】
年頭に初めて懐紙に記した連句。《季 新年》
はつかいち【廿日市】
広島県南西部の市。広島湾に面し、カキの養殖や土木・酒造業が盛ん。もと山陽道の宿場町、市場町。住宅地。平成15年(2...
はつかいち‐し【廿日市市】
⇒廿日市
はつか‐うさぎ【二十日兎】
ナキウサギの別名。
はつか‐えびす【二十日戎/二十日恵比須】
江戸をはじめ関東・東北などで、陰暦10月20日に行う恵比須講。1月20日にするところもある。関西では十日戎(とおか...
はつ‐かおあわせ【初顔合(わ)せ】
1 関係者が初めて集まること。「新役員の—」 2 映画・演劇などで、初めて共演すること。「二大女優の—」 3 相撲...
はつ‐かがみ【初鏡】
新年に初めて鏡に向かって化粧すること。初化粧。《季 新年》「まだ何も映らでありぬ—/虚子」
はつか‐ぐさ【二十日草】
ボタンの別名。
はつか‐しょうがつ【二十日正月】
正月20日のこと。正月の祝い納めの日として、餅や正月料理を食べ尽くしたり飾り物を納めたりする。骨正月。《季 新年》
はつか‐せんだい【二十日先代】
⇒中先代(なかせんだい)
はつ‐かぜ【初風】
季節の初めに吹く風。特に、秋の風にいう。《季 秋》
はつか‐だいこん【二十日大根】
ダイコンの一品種。生長が早く、種をまいてから20〜30日で収穫できる。根は小さく球形・紡錘形などで、色も紅・黄・紫...
はつか‐だんご【二十日団子】
二十日正月の祝儀に食べるアズキの団子。
はつか‐づき【二十日月】
陰暦20日の月。特に、陰暦8月20日の月。更待月(ふけまちづき)。《季 秋》
はつか‐ねずみ【二十日鼠】
ネズミ科の哺乳類。体長6〜10センチ、尾も同じくらい長い。人家や農耕地にすみ、穀物を主食とする。飼養品種にマウス・...
はつかねずみとにんげん【二十日鼠と人間】
《原題Of Mice and Men》スタインベックの小説。1937年刊。大恐慌時代のカリフォルニアを舞台に、出稼...
はつか‐ぼん【二十日盆】
東北地方で、陰暦7月20日のこと。門火(かどび)をたき、その火で握り飯や餅(もち)を焼いたり、男女の藁(わら)人形...
はつ‐かまど【初竈】
新年に初めてかまどに火をたくこと。《季 新年》
はつ‐かみ【初髪】
新年に初めて結い上げた女性の髪。《季 新年》「—にかかるも神の埃かな/風生」
はつ‐かり【初雁】
秋になって最初に北方から渡ってきた雁。はつかりがね。《季 秋》
はつ‐かりがね【初雁が音/初雁金】
初雁。また、その鳴く声。「秋風に—ぞ聞こゆなる誰(た)がたまづさをかけて来つらむ」〈古今・秋上〉
はつ‐かんせつ【初冠雪】
夏が過ぎて、その冬初めて山頂に雪が積もること。
はつ‐かんのん【初観音】
1月18日、その年初めての観世音菩薩の縁日。《季 新年》
はつ‐が【発芽】
[名](スル)芽を出すこと。植物の種子・胞子・花粉や樹枝の芽などが発育を始めること。
はつ‐が【発駕】
[名](スル)駕籠(かご)に乗って出発すること。また、貴人が出発すること。
はつ‐がい【初買い】
正月2日に、その年初めての買い物をすること。買いぞめ。《季 新年》「—や博多のものの帯人形/白水郎」⇔初売り。
はつ‐がお【初顔】
1 初めて参加したり登場したりした人。新顔(しんがお)。「—の会員を紹介する」 2 「初顔合わせ3」の略。「—の一番」
はつ‐がしら【発頭】
漢字の頭(かしら)(冠)の一。「発」「登」などの「癶」の称。
はつ‐がすみ【初霞】
新春の野山にたなびく霞。《季 新年》「—川は南へ流れけり/月斗」
はつ‐がつお【初鰹】
初夏のころとれる走りのカツオ。江戸時代には黒潮に乗ってきたものが鎌倉・小田原あたりでとれ、珍重された。《季 夏》「...
はつ‐がま【初釜】
茶道で、新年に初めて炉に釜をかけ、茶事を行うこと。また、その釜。初茶の湯。《季 新年》「—のはやくも立つる音なりけ...
はつが‐まい【発芽米】
玄米を0.5〜1ミリ程度発芽させたもの。栄養価が高い。
はつ‐がみなり【初雷】
立春後、初めて鳴るかみなり。はつらい。
はつが‐やさい【発芽野菜】
⇒スプラウト
はつ‐がらす【初烏】
元旦に鳴くカラス。《季 新年》「ばらばらに飛んで向うへ—/素十」 [補説]書名別項。→初鴉
はつがらす【初鴉】
高野素十の第1句集。昭和22年(1947)刊。
はつ‐がん【発癌】
癌が発生すること、また、発生させること。「—性」
はつがん‐せい【発癌性】
癌を発生させる性質をもつこと。「—物質」
はつがんせい‐ぶっしつ【発癌性物質】
⇒発癌物質