はき‐ぞめ【掃(き)初め】
正月2日、新年になって初めて屋内の掃除をすること。《季 新年》「—の門辺の雪のうすうすと/素十」
はき‐ぞめ【履(き)初め/穿き初め】
1 新しい履物を履くこと。 2 小児が初めて履物を履くこと。
はき‐たて【掃(き)立て】
1 掃除してからまだ時がたたないこと。 2 養蚕で、種紙(たねがみ)(蚕卵紙)についた卵から孵化(ふか)したばかり...
はき‐だし【掃(き)出し】
1 ごみなどを掃き出すこと。 2 「掃き出し窓」の略。
はきだし‐まど【掃(き)出し窓】
室内のちり・ごみを掃き出すために、床と同じ高さに設けた小窓。
はき‐だ・す【吐(き)出す】
[動サ五(四)] 1 口の中や胃の中のものを吐いて外へ出す。「つばを—・す」 2 内にたまったものを外へ出す。「煙...
はき‐だ・す【掃(き)出す】
[動サ五(四)]ごみなどを掃いて外へ出す。「ごみを—・す」
はき‐だめ【掃き溜め】
1 ごみを掃き集めて捨てておく場所。ごみ捨て場。ごみため。「—をあさる」 2 雑多な人や物が集まっている所。 [補...
はきだめ【塵溜】
川路柳虹による口語詩。明治40年(1907)9月、「詩人」誌に発表。日本初の口語自由詩とされる。
掃(は)き溜(だ)めに鶴(つる)
つまらない所に、そこに似合わぬすぐれたものや美しいものがあることのたとえ。ごみために鶴。塵塚(ちりづか)に鶴。
はき‐ちがえ【履(き)違え】
1 履物をまちがえて履くこと。 2 物事の意味を取り違えること。「自由と放任の—」
はき‐ちが・える【履(き)違える】
[動ア下一][文]はきちが・ふ[ハ下二] 1 他人の履物をまちがえて履いたり、左右をまちがえて履いたりする。「うっ...
はき‐ちら・す【吐(き)散らす】
[動サ五(四)] 1 つばなどを所かまわず吐いて、よごす。「へどを道ばたに—・す」 2 さまざまなことを盛んに言う...
はきつけ‐かべ【掃(き)付け壁】
小箒(こぼうき)でモルタルを掃き付け、荒い表面を作り出した壁。
はき‐つぶ・す【履(き)潰す】
[動サ五(四)]履き物を長期間履いたり、悪い道などで履いたりして、だめにする。
はき‐て【掃(き)手】
相撲で、取組中に体勢が崩れて手の指先が軽く土俵に触れること。負けとなる。
はき‐と
[副]明らかに。はっきりと。「草も木も—映らぬ古き世界には」〈漱石・虞美人草〉
はき‐はき
[副](スル) 1 話し方・態度・性格・行動などがはっきりしているさま。「質問に—(と)答える」「—した振る舞い」...
はき‐もの【履物】
靴・サンダル・下駄・草履など足に履く物の総称。
は‐きゃく【破却】
[名](スル)原形をとどめないように、すっかりこわすこと。
は‐きゅう【波及】
[名](スル)物事の影響が波のように徐々に広がること。「暴動が全国に—する」
は‐きょう【破鏡】
1 割れた鏡。 2 夫婦が離縁すること。離れて暮らすことになった夫婦が、鏡を二つに割ってそれぞれの一片を持ち、愛情...
破鏡(はきょう)の嘆(なげ)き
夫婦が離別しなければならない嘆き。破鏡の嘆(たん)。
破鏡(はきょう)再(ふたた)び照(て)らさず
《「伝灯録」から》夫婦の離別など、いったんこわれた関係はもとにはもどらないというたとえ。覆水盆に返らず。
は‐きょく【破局】
事態が行き詰まって、関係・まとまりなどがこわれてしまうこと。また、その局面。悲劇的な終局。「結婚生活が—を迎える」...
はきょく【破局】
遠野遥の小説。令和2年(2020)発表。ある大学生の生活や恋愛を描く。第163回芥川賞受賞。
はきょくてき‐ふんか【破局的噴火】
⇒ウルトラプリニー式噴火
はきょく‐ふんか【破局噴火】
⇒ウルトラプリニー式噴火
はきり‐あり【葉切蟻】
木の葉を切り取って地中の巣に運び、それでアリタケなどのキノコを栽培して食べる習性のアリ。中南米に分布する。
はキリシタン【破吉利支丹】
鈴木正三の著作。島原天草一揆の後、天草代官となった弟重成(しげなり)を補佐し、寛永19年(1642)頃に著したとさ...
はきり‐ばち【葉切蜂】
膜翅(まくし)目ハキリバチ科の昆虫の総称。ミツバチに似るが、腹面の毛が長く、ここに花粉をつけて運ぶ。発達した大あご...
はぎ【接ぎ】
はぎ合わせること。布や紙などをつぎ合わせること。また、その部分。「継ぎ—」
はぎ【脛】
足の、膝(ひざ)から踝(くるぶし)までの部分。すね。
はぎ【萩/芽子】
1 マメ科ハギ属の落葉低木の総称。山野に生え、葉は3枚の小葉からなる複葉。秋、蝶形の花を総状につけ、ふつう紅紫色。...
はぎ【萩】
山口県北部の市。日本海に面し、水産加工業やナツミカン栽培が盛ん。もと毛利氏の城下町で、明治維新には多くの志士が輩出...
ハギアソフィア‐だいせいどう【ハギアソフィア大聖堂】
《Hagia Sophia/Ἁγία Σοφία》⇒アヤソフィア
はぎ‐あわ・す【接ぎ合(わ)す】
[動サ五(四)]「はぎあわせる」に同じ。「板を—・して箱をつくる」 [動サ下二]「はぎあわせる」の文語形。
はぎ‐あわ・せる【接ぎ合(わ)せる】
[動サ下一][文]はぎあは・す[サ下二]布や板などをつなぎ合わせる。はぎ合わす。「布切れを—・せる」
はぎいわみ‐くうこう【萩・石見空港】
石見空港の愛称。
はぎお‐もと【萩尾望都】
[1949〜 ]漫画家。福岡の生まれ。少女漫画の地位を高め、後進にも多大な影響を与えた第一人者。繊細なタッチと詩的...
はぎききょう【萩桔梗】
三宅花圃の小説。明治28年(1895)雑誌「文芸倶楽部」に発表。
は‐ぎく【葉菊】
襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は青。秋に用いる。
はぎ‐こ【接ぎ子】
はぎ合わせた衣服。また、はぎ合わせた部分。
はぎ‐し【萩市】
⇒萩
は‐ぎしみ【歯軋み】
[名](スル)「はぎしり」に同じ。「隣りの—に魂を驚かす」〈露伴・風流仏〉
は‐ぎしり【歯軋り】
[名](スル) 1 眠りながら、歯と歯をすり合わせて、きりきり音を立てること。また、その音。歯がみ。切歯。 2 怒...
ハギス
スコットランドの郷土料理の一。羊の胃袋に、羊の心臓や肝臓などと、オートミールやハーブを詰めてゆでたもの。仕上げにス...
はぎだいみょう【萩大名】
狂言。和歌好きの亭主の茶屋へ萩見物に行く大名が、太郎冠者に1首の和歌を教えられるが、いざとなると下の句を忘れてしまう。
はぎ‐だか【脛高】
[名]茶入れなどで、釉(うわぐすり)が上部でとまり、素地(きじ)が広く露出しているもの。 [形動ナリ]衣服の丈が短...
はぎ‐つば【萩鍔】
室町時代以降、長門(ながと)国、萩で製した刀の鍔。はぎのつば。