はしり‐もの【走り者】
故郷を捨てて出奔(しゅっぽん)した者。「ほかの駆け落ち、—と違うて」〈浄・重井筒〉
はしり‐や【走り屋】
オートバイ・自動車で、高速道路や峠道などを暴走したり、無許可で競走を行ったりする者。
はしり‐ゆ【走り湯】
温泉。いでゆ。「—の神とはむべぞ言ひけらし早きしるしのあればなりけり」〈夫木・二六〉
はしり‐よみ【走り読み】
[名](スル)急いで、ひととおり読むこと。「手紙を—する」
はしり‐よ・る【走り寄る】
[動ラ五(四)]走って近寄る。「仲間のもとへ—・る」
はし・る【走る/奔る/趨る】
[動ラ五(四)] 1 足をすばやく動かして移動する。駆ける。「ゴールめざして—・る」「通りを—・って渡る」「—・る...
はし‐ろう【橋廊】
池や通路の上に渡した廊下。
はし‐わたし【橋渡し】
1 橋を架けること。 2 両者の間に入って、とりもつこと。また、その人。仲介。仲立ち。「取引の—をする」
はし‐わたし【箸渡し】
1 遺骨を骨壺におさめる際に、骨片を箸から箸へと渡してゆくこと。また、一つの骨片を二人が同時に箸でつまむこと。 2...
橋(はし)を掛(か)・ける
1 橋を取り付ける。橋を渡す。「湾を横切って—・ける」 2 関係をつける。渡りをつける。「人頼みして—・け」〈浮・...
箸(はし)を付(つ)・ける
箸で取って食う。また、食いはじめる。箸を下ろす。「遠慮して料理に—・けない」
箸(はし)を取(と)・る
食事を始める。食事をする。
箸(はし)を持(も)って食(く)うばかり
それ以上はしようがないほど十分に世話をすることのたとえ。
橋(はし)を渡(わた)・す
1 「橋を掛ける1」に同じ。 2 仲立ちをする。橋渡しをする。「対立する二国間に—・す」
は‐しん【把針】
針仕事。裁縫。
ベナベンテ
[1866〜1954]スペインの劇作家。上品な風刺で貴族や上流社会の退廃・偽善を批判した作品が多い。1922年ノー...
はじ【恥/辱/羞】
1 恥じること。自分の欠点・失敗などを恥ずかしく思うこと。「—を忍んでお願いする」 2 それによって名誉や面目が損...
はじ【端】
⇒はし(端)
はじ【土師】
《「はにし」の音変化》 上代、陵墓管理、土器や埴輪(はにわ)の製作などをした人。 古代の氏族。土師部(はじべ)を統...
はじ【黄櫨/櫨】
1 ハゼノキの別名。 2 襲(かさね)の色目の名。表は赤、裏は黄。一説に、表は黄、裏は萌葱(もえぎ)。 3 「黄櫨...
は‐じ【把持】
[名](スル) 1 しっかりと持つこと。かたく握り持つこと。「権力を—する」 2 ⇒保持(ほじ)2
ハジ
⇒ハッジ
ハジアリ‐びょう【ハジアリ廟】
《Haji Ali's Dargah》インド西部、マハラシュトラ州の都市ムンバイにある白亜の霊廟。アラビア海に浮か...
はじ‐い・る【恥(じ)入る】
[動ラ五(四)]ひどく恥ずかしいと思う。深く恥じる。「失態を—・る」
はじ‐いろ【黄櫨色/櫨色】
ハゼノキの樹皮の煎じ汁で染めた色。くすんだ黄茶色。はじ。
はじ‐うるし【黄櫨漆】
ハゼノキの別名。
はじ‐おどし【黄櫨威】
鎧(よろい)の威の一。黄櫨色の組糸または染め革などで威したもの。
はじ‐かかや・く【恥ぢ赫く】
[動カ四]恥ずかしがって赤面する。はにかむ。「なかなか—・かむよりは罪許されてぞ見えける」〈源・夕顔〉
はじ‐かき【恥掻き】
恥をかくこと。また、その人。はじさらし。
恥(はじ)隠(かく)・る
恥をかかないで済む。「知るとだにのたまはば—・れぬべし」〈宇津保・蔵開下〉
はじかみ【薑/椒】
1 (薑)ショウガの別名。《季 秋》 2 (椒)サンショウの古名。「久米の子等が垣下に植ゑし—口ひびく」〈記・中・歌謡〉
はじ‐かわ・す【恥ぢ交はす】
[動サ四]互いに恥ずかしく思う。互いに恥じる。「男も女も—・してありけれど」〈伊勢・二三〉
はじ‐がまし・い【恥じがましい】
[形][文]はぢがま・し[シク]恥ずかしい。外聞が悪い。また、恥ずかしそうだ。「婦人の独り—・う控えたる」〈紅葉・...
はじ‐がわ・し【恥ぢがはし】
[形シク]恥ずかしそうである。気恥ずかしい。「たちまち野干(やかん)の姿をあらはしけるこそ—・しけれ」〈ひとりね・上〉
はじき【弾き】
1 はじくこと。また、はじくための装置。 2 おはじき。石はじき。 3 拳銃のこと。→ちゃか →蓮根2
はじ‐き【土師器】
古墳時代から平安時代にかけて用いられた素焼きの土器。赤褐色か黄褐色で、文様がない。多くは轆轤(ろくろ)・窯(かま)...
はじき‐おん【弾き音】
《flap》素早く一度だけ弾く調音器官の運動によって発せられる音。例えば、日本語ではラ行子音のうち、「アレ」「ウラ...
はじき‐がね【弾き金】
ばねのこと。
はじき‐ざる【弾き猿】
棒に括(くく)り猿を抱きつかせ、下から竹のばねをはじいて猿を昇り降りさせる玩具。東京柴又・宮城気仙沼などの土産とし...
はじき‐しょうぎ【弾き将棋】
盤の上に将棋の駒を並べ、交互に指で駒をはじいて早く相手の駒を盤から落とした者を勝ちとする遊び。
はじき‐だ・す【弾き出す】
[動サ五(四)] 1 はじいて外へ出す。「指先で—・す」 2 のけ者にして追い出す。仲間はずれにする。「グループか...
はじき‐とば・す【弾き飛ばす】
[動サ五(四)]はじいて遠くへ飛ばす。はね飛ばす。「指でコインを—・す」
はじき‐まめ【弾き豆】
「はじけまめ」に同じ。
はじ・く【弾く】
[動カ五(四)] 1 曲げた物が元に戻る力で打つ。また、はね飛ばす。「おはじきを—・く」「爪先で弦を—・く」 2 ...
はじけ‐まめ【弾け豆】
ソラマメなどを煎(い)ってはじけさせたもの。転じて、ソラマメ。はじきまめ。
はじ・ける【弾ける】
[動カ下一][文]はじ・く[カ下二] 1 中身がいっぱいになって、裂けて割れる。割れて口を開く。はぜる。「クリの実...
はじ‐さらし【恥曝し】
[名・形動]恥を世間にさらけ出すこと。また、その人や、そのさま。「わが校の—」「—なまねをしでかす」
は‐じし【歯肉/齗/齦】
歯茎。〈和名抄〉
はじ‐し・む【恥ぢしむ】
[動マ下二] 1 はずかしめる。侮辱する。「みづからをほけたり、ひがひがしとのたまひ—・むるは」〈源・真木柱〉 2...
はじ‐しら・う【恥ぢしらふ】
[動ハ四]恥ずかしがる。はじらう。はにかむ。「うち—・ひて例のやうにものも言はで」〈堤・はいずみ〉