ふくら【膨ら/脹ら】
1 まるみをもっていること。また、その部分。 2 刀の切っ先の丸みのこと。 3 弓の上下の湾曲した部分。 4 一張...
ふく‐らか【膨らか/脹らか】
[形動][文][ナリ]「ふくよか1」に同じ。「花びらに芳しい息をふくんで—に花をひらく」〈中勘助・銀の匙〉
ふくら‐か・す【膨らかす/脹らかす】
[動サ五(四)]ふくれさせる。ふくらます。「袴(はかま)—・したる検非違使」〈今昔・二九・一五〉
ふくらくえん【復楽園】
《原題Paradise Regained》ミルトンの叙事詩。4巻。1671年刊。「失楽園」の続編。キリストがサタン...
ふくらし‐こ【膨らし粉/脹らし粉】
パン・饅頭・菓子などの、生地(きじ)を膨張させるために用いる粉末。重曹などを原料とする。ベーキングパウダー。
ふくら・す【膨らす/脹らす】
[動サ五(四)]「膨らます」に同じ。「萩の餅に腹を—・し」〈花袋・田舎教師〉 [動サ下二]「ふくらせる」の文語形。
ふくら‐すずめ【膨ら雀/脹ら雀/福良雀】
1 まるまると太った雀。また、寒さに全身の羽毛をふくらませている雀。《季 冬》 2 紋所・文様の名。羽をのばした1...
ふくら・せる【膨らせる/脹らせる】
[動サ下一][文]ふくら・す[サ下二]「ふくらます」に同じ。「たらふくの御馳走に腹を—・せて」〈中勘助・鳥の物語〉
ふくら‐に【脹ら煮】
アワビを水と酒でふっくらと煮て、みりん・醤油でつやよく仕上げたもの。古くはナマコ・イカなども用いた。膨ら煎(い)り。
ふくら‐はぎ【膨ら脛/脹ら脛】
脛(すね)の後面の、ふくらんだ部分。こむら。こぶら。小腿(しょうたい)。
ふくらま・す【膨らます/脹らます】
[動サ五(四)]ふくらむようにする。ふくらす。ふくらせる。ふくらめる。「風船を—・す」「小鼻を—・す」
ふくらみ【膨らみ/脹らみ】
ふくらんでいること。また、その箇所やその程度。「胸の—」
ふくら・む【膨らむ/脹らむ】
[動マ五(四)] 1 物が、内からの力で丸みをもって大きくなる。ふくれる。「木の芽が—・む」「かばんが—・む」 2...
ふくら・める【膨らめる/脹らめる】
[動マ下一][文]ふくら・む[マ下二]「ふくらます」に同じ。「頰(ほお)を—・める」