べっ‐か【別火】
神職などが日常用いる火による穢(けが)れを忌んで、神事・祭事に際して炊事の火を別にすること。また、服喪にある者など...
べっ‐か【別科】
本科のほかに設けた教育課程。
べっ‐かい【別解】
別の解答。別の解釈。「数学の問題の—」「俳句の—」
べっ‐かく【別格】
定められている格式に拘束されないこと。特別の取り扱いをすること。「会社で—の扱いを受ける」
べっかく‐かんぺいしゃ【別格官幣社】
旧制度の社格の一。官幣小社と同じ待遇を受けた神社。湊川(みなとがわ)神社をはじめとし、国家に功績のあった人をまつる。
べっかく‐じ【別格寺】
寺に与えられる地位の一。特別の取り扱いを受ける寺。
べっかく‐ほんざん【別格本山】
本山に準じた待遇を受ける、特別な格式をもつ寺院。
べっかっこう
「べかこう」に同じ。
ベッカリーア
[1738〜1794]イタリアの法学者。啓蒙思想の影響を受けて、罪刑法定主義・死刑廃止・拷問禁止などを主張。近代刑...
べっ‐かん【別巻】
全集で、本巻のほかに付け加えられた巻。
べっ‐かん【別館】
本館のほかに建てた建物。
べつ‐かん【鼈羹】
すった山の芋に小麦粉・小豆粉・砂糖などを練り合わせて蒸し、亀甲(きっこう)形に切った餅菓子(もちがし)。もと、禅家...
べっかんこう
「べかこう」に同じ。
ベッカー
[1908〜2000]ドイツの神経学者・遺伝学者。X連鎖性筋ジストロフィーの研究で知られる。→ベッカー型筋ジストロフィー
ベッカーがた‐きんジストロフィー【ベッカー型筋ジストロフィー】
X染色体上にあるジストロフィン遺伝子の異常により発症する進行性筋ジストロフィーの一つ。筋細胞の構造を保つ役割を担う...
べっ‐き【別記】
[名](スル)本文のほかに、補足の説明などを別に書き添えること。また、その書き添えたもの。「注意事項を欄外に—する」
ベッキオ‐きゅうでん【ベッキオ宮殿】
《Palazzo Vecchio》イタリア中部、トスカーナ州の都市フィレンツェにある宮殿。シニョリーア広場に面し、...
ベッキオ‐じょう【ベッキオ城】
《Castelvecchio》イタリア北東部、ベネト州の都市ベローナにある城。14世紀後半、カングランデ2世により...
ベッキオ‐ばし【ベッキオ橋】
《Ponte Vecchio》イタリア中部、トスカーナ州の都市フィレンツェのアルノ川にかかる同市最古の橋。洪水によ...
べっ‐きゅう【別給】
平安時代、親王に与えられた年給の一。皇后から生まれた第1皇子に対し、別勅によって、年官として毎年諸国の掾(じょう)...
べっ‐きょ【別居】
[名](スル)夫婦・家族などが別れて住むこと。「単身赴任で家族と—している」⇔同居。
べっ‐きょう【別教】
1 天台宗で説く五時八教のうち、化法(けほう)の四教の第三。他の三教のいずれとも異なる別の教え。菩薩(ぼさつ)に対...
べっきょ‐こん【別居婚】
⇒通い婚
ベックウィズ‐ウィーデマン‐しょうこうぐん【ベックウィズ・ウィーデマン症候群】
臍帯ヘルニア・巨舌症・巨人症を主な特徴とする先天奇形症候群。BWS(Beckwith‐Wiedemann synd...
ベックス
《bio-energy with carbon capture and storage》⇒バイオマス‐シーシーエス
ベックマン‐おんどけい【ベックマン温度計】
わずかな温度変化の測定に用いられる水銀温度計。上部にも水銀溜(だめ)を設けてある。ドイツの化学者ベックマン(E.O...
ベックリン
[1827〜1901]スイスの画家。すぐれた色彩感覚と詩的想像力で神話や幻想の世界を描いた。作「死の島」など。
べっ‐け【別家】
[名](スル) 1 本家から分かれて別に家を興すこと。また、その家。分家。また、結婚して別に所帯をもつこと。「同村...
べっ‐けい【別掲】
[名](スル)別に掲げること。別に掲示・掲載すること。「巻末に図表を—する」
ベッケル
[1836〜1870]スペインの詩人。窮乏のうちに夭折(ようせつ)したが、死後に刊行された「叙情詩集」や、スペイン...
べっ‐けん【別件】
別の事件。別の用件。
べっ‐けん【瞥見】
[名](スル)ちらっと見ること。短い時間でざっと見ること。「渡された書類を—する」
べつ‐けんこん【別乾坤】
普通とは違った世界。別世界。別天地。
べっけん‐たいほ【別件逮捕】
被疑者を逮捕するだけの証拠のない場合に、証拠のある別の罪で逮捕し、証拠のない事件について取り調べをすること。
べっ‐こ【別戸】
別に一家を構えること。また、その家。「独立して—を構える」
べっ‐こ【別個/別箇】
[名・形動] 1 別のものであること。また、そのさま。「—な(の)立場で検討する」 2 一つ一つ切り離されているこ...
べっ‐こう【別項】
別の条項。別の項目。「細目については—に記載する」
べっ‐こう【鼈甲】
1 海ガメの一種タイマイの甲を加工して作った装飾品の材料。半透明で、黒と黄のまだらの模様がある。櫛(くし)・ブロー...
べっこう‐あめ【鼈甲飴】
黒砂糖や赤ざらめなどを煮て溶かし、型に流して固めた飴。色が鼈甲に似る。
べっこう‐いろ【鼈甲色】
鼈甲1のような色。やや黒みを帯びた黄色や透明な黄褐色など。
べっこう‐づけ【鼈甲漬(け)】
野菜や魚肉を、醤油・みりんなどを混ぜた汁に漬けたもの。色が鼈甲(べっこう)に似ることから。
べっこう‐とんぼ【鼈甲蜻蛉】
トンボ科の昆虫。体長4センチくらい。体色は、羽化後は黄褐色、ついでオリーブ色に変じ、老熟すると茶褐色になる。4枚の...
べっこう‐ばえ【鼈甲蠅】
双翅(そうし)目ベッコウバエ科の昆虫。体長2センチくらいで、全体に黄褐色。翅(はね)に数個の黒褐色の紋がある。森林...
べっこう‐ばち【鼈甲蜂】
1 膜翅(まくし)目ベッコウバチ科の昆虫。体長約2.5センチ、体は黒色で頭と胸に黄褐色の紋があり、翅は黄褐色。雌は...
べっ‐こん【別懇】
[名・形動]特に懇意なこと。また、そのさま。昵懇(じっこん)。「貴方とは親御の時分から—にした事だから」〈円朝・怪...
べっ‐さい【別才】
特別の才能。また、別の才能。
べっ‐さつ【別冊】
1 雑誌・双書・全書などの付録として別にまとめられた本。「—として索引をつける」「—付録」 2 定期刊行物とは別に...
ベッサラビア
東ヨーロッパ、黒海に注ぐドニエストル川とプルート川との間の地域の旧称。トルコ領からロシア領となり、一時ルーマニア領...
べっ‐し【別使】
別の使いの者。また、特別の使者。特使。
べっ‐し【別紙】
1 別の紙。ほかの紙。「—に清書する」 2 書類などで、本書に添えた別の紙、または文書。「詳細は—を参照のこと」