まだ・し【未だし】
[形シク]《副詞「まだ」の形容詞化》 1 まだその時期に達していない。「花盛りは—・しきほどなれど」〈源・少女〉 ...
まだ‐しも【未だしも】
[副]「まだ6」を強めた言い方。よくもないがそれでも。「1人や2人なら—、10人も来るとは」
まだ・す【遣す】
[動サ四]《「まい(参)る」の連用形に「いだす」の付いた「まいいだす」の音変化か》使いを差し出す。差し上げる。「使...
ま‐だに【真蜱】
マダニ科のダニの総称。ダニ類中最大で、体長1.5〜8ミリ。体は扁平であるが、吸血後は膨らんで1センチ以上にもなり、...
マダバ
ヨルダン西部の都市。首都アンマンの南西約30キロメートルに位置する。旧約聖書にその名を残す古都であり、東ローマ帝国...
マダマ‐きゅうでん【マダマ宮殿】
《Palazzo Madama》イタリア北西部、ピエモンテ州の都市トリノにある宮殿。トリノ王宮とともにカステッロ広...
まだ‐まだ
[副]まだるっこく感じられるさま。ぐずぐず。だらだら。のんべんだらりん。「—ながらへ、臆病者、腰抜けと指さされんは...
まだ‐まだ【未だ未だ】
[副]《「まだ」を重ねて、強めた言い方》 1 いまだに。いまでも。「春は—来ない」「—一人立ちできない」 2 もっ...
マダム
1 既婚女性に対する敬称。夫人。奥様。姓または姓名の前に付けても用いる。「有閑—」 2 バー・喫茶店などの女主人。
マダム‐キラー
《(和)madam+killer》既婚女性たちをとりこにする魅力的な男性。
マダムジュジュのいえ【マダム・ジュジュの家】
金井美恵子の第一詩集。昭和46年(1971)刊。
マダムとにょうぼう【マダムと女房】
五所平之助監督による映画の題名。昭和6年(1931)公開。日本初の本格的なトーキー映画。出演、渡辺篤、田中絹代ほか...
マダム‐バタフライ
⇒蝶々夫人(ちょうちょうふじん)
まだら【斑】
[名・形動] 1 違った色が所々にまじっていたり、色に濃淡があったりすること。また、そのものや、そのさま。ぶち。「...
ま‐だら【真鱈】
タラ科の海水魚。全長約80センチ。体は紡錘形で前半部が太く、全体にやや側扁する。背びれ3基、しりびれ2基をもち、背...
まだら‐うま【斑馬】
シマウマの別名。
まだら‐うり【斑瓜】
マクワウリの一品種。果皮に黄色い斑紋がある。
まだらお‐こうげん【斑尾高原】
長野県北部、新潟県境に近い斑尾山(標高1382メートル)の北東麓に広がる高原。標高800〜1000メートル。ペンシ...
まだら‐か【斑か】
[形動ナリ]まだらのはっきり分かれて見えるさま。「霞、低岫の紅を—にし、池、汎煙の翠りを暎にす」〈大慈恩寺三蔵法師...
まだら‐ぐも【斑蜘蛛】
ジョロウグモの別名。
まだら‐ぐも【斑雲】
巻積雲または高積雲の俗称。雲の濃淡と空の色がまだらを成して広がる。
まだら‐じま【馬渡島】
佐賀県西北部、壱岐(いき)水道に臨む県内最大の島。唐津市に属する。全体が玄武岩におおわれた台地。面積4.1平方キロ...
まだら‐ちょう【斑蝶】
鱗翅(りんし)目マダラチョウ科の昆虫の総称。中形から大形で、翅(はね)は丸みを帯び、さまざまな斑紋があり、後ろ翅に...
マダラ‐の‐きしぞう【マダラの騎士像】
《Madarski konnik/Мадарски конник》ブルガリア北東部の都市シュメンの東約18キロメー...
まだら‐ぶすま【斑衾】
まだら模様のある夜具。「寸戸人(きへひと)の—に綿さはだ入りなましもの妹(いも)が小床(をどこ)に」〈万・三三五四〉
まだら‐ぼけ【斑惚け/斑呆け】
俗に、認知症の初期に見られる状態のこと。症状の現れ方にむらがあり、ある症状が時によって出たり出なかったり、ある能力...
まだら‐まく【斑幕/斑幔】
一幅ごとに色の違った布を縫い合わせた幕。
まだら‐もよう【斑模様】
1 違う色や同色の濃淡の入り交じった模様。「白黒—の生地」 2 (比喩的に)変化の仕方が不ぞろいであること。「—の...
まだら‐ゆき【斑雪】
まだらに降り積もった雪。また、まだらに消え残る雪。
ま‐だる・い【間怠い】
[形][文]まだる・し[ク]まのびしたり、手際が悪かったりして、じれったい。「—・い口調でしゃべる」 [派生]まだ...
まだる‐こ・い【間怠こい】
[形][文]まだるこ・し[ク]「まだるっこい」に同じ。「煎じて飲むは—・いで」〈鏡花・婦系図〉
まだる‐こし・い【間怠こしい】
[形]「まだるっこい」に同じ。「竹杖をつく間も—・そうに急いで逃げてしまいました」〈芥川・竜〉
まだるっ‐こ・い【間怠っこい】
[形]《「まだるこい」の音変化》「まだるい」を強めていう語。動作がにぶく感じられて、じれったい。手際が悪く、歯がゆ...
まだるっ‐こし・い【間怠っこしい】
[形]「まだるっこい」に同じ。「—・い言い回し」
ま‐だれ【麻垂れ】
漢字の垂れの一。「広」「床」などの「广」の称。まかんむり。
マダン
パプアニューギニア、ニューギニア島北東岸の都市。ビスマーク海に面する。港湾を有し、コプラ、木材の積出港になっている...
まだんのしゃしゅ【魔弾の射手】
《原題、(ドイツ)Der Freischütz》ウェーバー作曲のオペラ。3幕。1821年ベルリンで初演。ロマン派オ...
まち【区】
刀剣の、刀身の部分と茎(なかご)との境目。刃の方を刃区(はまち)、峰の方を棟区(むねまち)という。
まち【町/街】
1 住宅や商店が多く人口が密集している所。都会。「—に住む」 2 (「街」とも書く)商店の並ぶにぎやかな場所。市街...
まち【待/祭】
きまった日に人々が集まり、忌みのためにこもって一夜を明かすこと。また、その行事。まつり。「甲子(きのえね)—」「二...
まち【待ち】
1 待つこと。待っている状態。「信号—」「—時間」 2 あらかじめ仕入れて客の買うのを待つ商品。出来合いの品物。 ...
まち【襠】
1 衣服や袋物などの布幅にゆとりを持たせるために補う布。袴(はかま)の内股(うちまた)や羽織の脇(わき)間などに入...
まち【街】
秋元不死男による句集。昭和15年(1940)刊。
まち‐あい【待(ち)合(い)】
1 待ち合わせること。また、その場所。 2 男女が密会すること。 3 茶の湯で、茶会での客どうしの待ち合わせや亭主...
まちあい‐あそび【待合遊び】
待合茶屋に芸者を呼んで遊興すること。
まちあい‐しつ【待合室】
駅や病院などで、時間や順番がくるのを待つ部屋。
まちあい‐せいじ【待合政治】
政治家たちが、待合茶屋の宴席を借りて政治上の裏工作などを密議すること。
まちあい‐ぢゃや【待合茶屋】
待ち合わせや会合のために席を貸すことを業とした茶屋。明治以降は、主として客と芸者に席を貸して遊興させる所。待合。
まち‐あか・す【待(ち)明かす】
[動サ五(四)]来る人を待ちながら、夜を明かす。また、非常に長く待つ。「まんじりともせず一晩—・す」
まち‐あかり【町明(か)り/街明(か)り】
夜、町の家々や店などにともる明かり。