やすだ‐こうどう【安田講堂】
東京大学本郷キャンパスにある講堂。実業家安田善次郎の寄付により建設された。正式名称は東京大学大講堂。
やすだ‐ざいばつ【安田財閥】
安田善次郎が築いた財閥。安田保善社を拠点にして銀行業を中心に発展したが、翼下に有力な産業部門を持たなかった。第二次...
やすだ‐じょしだいがく【安田女子大学】
広島市にある私立大学。昭和41年(1966)の開設。
やすだ‐ぜんじろう【安田善次郎】
[1838〜1921]実業家。富山の生まれ。幕末の江戸で両替商安田商店を営んで成功し、維新後、安田銀行に改組、また...
やすだ‐ゆきひこ【安田靫彦】
[1884〜1978]日本画家。東京の生まれ。本名、新三郎。小堀鞆音(こぼりともと)に師事し、同門の仲間とともに紫...
やすだ‐よじゅうろう【保田与重郎】
[1910〜1981]評論家。奈良の生まれ。昭和10年(1935)文芸雑誌「日本浪曼派」を創刊、伝統主義と近代文明...
やすっ‐ぽ・い【安っぽい】
[形] 1 品物が劣っていていかにも値うちがないように見えるさま。「—・いブローチ」 2 品格がない。下品である。...
やすつぐ【康継】
[?〜1621]桃山末期・江戸初期の刀工。近江の人。のち越前に移住。通称、下坂(しもさか)市之丞。徳川家康より「康...
やすつな【安綱】
平安中期、伯耆(ほうき)の刀工。本名、横瀬三郎太夫。伯州物の祖といわれ、作品に名物「童子切」がある。生没年未詳。
やす‐で【安手】
[名・形動] 1 値段の安いこと。安い部類に属すること。安価。「—の商品からさばける」 2 安っぽいこと。粗末で低...
やすで【馬陸】
倍脚綱の節足動物の総称。体は細長くてムカデに似るが、一つの体節に二対の歩脚があり、体長2センチくらいのものが多い。...
やすとみき【康富記】
室町中期の権大外記中原康富の日記。応永24年(1417)から康正元年(1455)に至る記事が断続して残り、内容は公...
やすな【保名】
歌舞伎舞踊。清元。篠田金治作詞、清沢万吉作曲。七変化舞踊「深山桜及兼樹振(みやまのはなとどかぬえだぶり)」の一。文...
ヤスナグラ‐しゅうどういん【ヤスナグラ修道院】
《Jasna Góra》ポーランド南部の都市チェンストホバにある修道院。14世紀末、聖パウロ修道会の修道院として創...
やす‐ね【安値】
1 値段の安いこと。安い値段。「—で取引される」⇔高値。 2 取引市場で、1日とか1か月といった間のうちでついた最...
やすね‐びけ【安値引け】
取引市場で、終わり値がその日の最も低い値段になること。⇔高値引け。
やす‐の‐かわ【安の河】
1 日本神話で、天上にあるという川。天(あま)の安の河。 2 「天の川」に同じ。「—い向かひ立ちて年の恋日(け)長...
やす‐はたご【安旅籠】
宿賃の安い旅宿。安宿(やすやど)。
やすはら‐ていしつ【安原貞室】
[1610〜1673]江戸前期の俳人。京都の人。名は正章(まさあきら)。号、一嚢軒など。松永貞徳の門人で、師の没後...
ヤスパース
[1883〜1969]ドイツの哲学者。現象学的精神病理学の専門家として「精神病理学総論」を著して名声を得たが、のち...
やす‐ふだ【安札】
安値で入札すること。また、その札。「ひとりは—にて普請する人」〈浮・一代女・三〉
やす‐ぶしん【安普請】
安い費用で家を建てること。また、そういう粗雑なつくりの家。
ヤスペルス
⇒ヤスパース
やすま・せる【休ませる】
[動サ下一][文]やすま・す[サ下二] 1 休みを取らせる。休むようにさせる。「かぜで学校を—・せる」 2 負担を...
やすま・る【休まる/安まる】
[動ラ五(四)]からだや気持ちが落ち着いてやすらかになる。「自然に触れて心が—・る」「忙しくてからだが—・らない」
やすみ【休み】
1 休むこと。休息。「食後の—」 2 休む時間・日・期間。「昼—」「祝日は会社が—になる」 3 欠勤・欠席すること...
や‐すみ【八隅】
《枕詞「やすみしし」の「やすみ」を、万葉集で「八隅」と表記したものがあるところから》天皇の統治する国の四方八方のす...
やすみ‐しし【安見知し/八隅知し】
[枕]国のすみずみまで知らす(治める)意、または安らかに知ろしめす意から、「わが大君」「わご大君」にかかる。「—わ...
やすみ‐しる【安見知る/八隅知る】
[枕]《「やすみしし」に当てた「知」を「しる」と読んでできた語》「わが天皇(すべらき)」「わが大君」にかかる。「—...
やすみ‐ぢゃや【休み茶屋】
休憩所になる茶屋。
やすみ‐どころ【休み所】
休息する所。休憩所。
やすみ‐どの【安み殿】
《天下を安らかに治める御殿の意》天皇が政事を執る所。安殿(あんどの)。
やすみ‐び【休み日】
休みの日。きゅうじつ。
やすみ‐やすみ【休み休み】
[副] 1 時々休みながら続けるさま。「—荷物を運ぶ」 2 考え考え、ある事をするさま。非難の気持ちをこめて用いる...
やす・む【休む】
[動マ五(四)] 1 仕事・活動を中断して、心身を楽にする。休息する。「食後に一時間—・む」 2 動きや働きが止ま...
やす‐むしろ【安席/安筵】
座り心地のよい敷物。「梯立(はしたて)の嶮(さが)しき山も我妹子(わぎもこ)と二人越ゆれば—かも」〈仁徳紀・歌謡〉
休(やす)むも相場(そうば)
相場格言の一。損失の後や予想しづらい局面では、ポジションをいったんすべて整理して、冷静に反省や分析をすることが大切...
ヤスムント‐こくりつこうえん【ヤスムント国立公園】
《Nationalpark Jasmund》ドイツ北東部、メクレンブルク‐フォアポンメルン州の国立公園。リューゲン...
やすめ【休め】
《動詞「休む」の命令形から》休むように、または楽な姿勢をとるように号令をかけること。また、その姿勢。号令としても用...
やす‐め【安め/安目】
[名・形動] 1 値段が比較的安いこと。また、そのさま。「—に見積もる」⇔高め。 2 丁半ばくちで、負けの賽(さい...
やすめ‐ことば【休め言葉】
詩歌などで、特に意味はないが、調子を整えるために置く言葉。休め字。「山の山鳥」の「山の」のようなもの。
やすめ‐じ【休め字】
「休め言葉」に同じ。
やすめ‐どころ【休め所】
1 休ませる所。休息所。「細脛(ほそはぎ)の—や夏の山/珍碩」〈猿蓑〉 2 短歌の第3句。「あだ人のといふ五文字を...
やす・める【休める】
[動マ下一][文]やす・む[マ下二] 1 人や動物の活動を一時中断して、やすらかにさせる。休息させる。「からだを—...
やす‐もの【安物】
値段が安く、粗悪な物。
やすもの‐かい【安物買い】
値の安い品を買うこと。
安物(やすもの)買(か)いの銭(ぜに)失(うしな)い
安価な物を買うと、品質が悪かったり、すぐに買い替えなければならなかったりするので、かえって損になるということ。
安物(やすもの)は高物(たかもの)
安価な物はすぐに買い替えることになり、結局は高くつくということ。
やす‐やす【安安】
[副]安楽なさま。平穏なさま。「ただ—と楽寝がさせて貰いたい」〈漱石・坑夫〉
やす‐やす【易易】
[副]簡単に事を行うさま。また、容易に事態が進展するさま。たやすく。「原書を—(と)読みこなす」「—と事が運ぶ」