やまな‐そうぜん【山名宗全】
⇒山名持豊(やまなもちとよ)
やま‐なみ【山並(み)/山脈】
山の連なり。連山。 [補説]作品名別項。→山脈
やまなみ【山脈】
木下順二の戯曲。昭和24年(1949)発表。戦時下の恋愛を描いたリアリズム演劇。
やまなみしゅう【山なみ集】
吉沢義則の歌集。昭和7年(1932)刊行。
やまなみ‐ハイウエー
大分県の由布院(ゆふいん)温泉近くからほぼ南西へ、飯田(はんだ)高原を縦断して熊本県の阿蘇市に至る道路。別府阿蘇道路。
やまな‐もちとよ【山名持豊】
[1404〜1473]室町中期の武将。法名、宗全。但馬(たじま)・備後(びんご)などの守護職。嘉吉の乱で赤松満祐を...
やま‐ならし【山鳴】
ヤナギ科の落葉高木。山地の日当たりのよい所に生える。葉は互生し、広卵形で、葉柄は長い。風にゆらいだ葉が触れ合って音...
やま‐なり【山形】
山のような、中央が高くなった形を描くこと。また、その形。「—のボール」
やま‐なり【山鳴り】
1 地震・噴火などの前触れとして、山が音を立てること。また、その音。 2 地下深部の鉱山の切羽(きりは)やトンネル...
やま‐にがな【山苦菜】
キク科の越年草。山野に生え、高さ約1メートル。アキノノゲシに似るが、葉は卵形で、羽状に裂けているものもある。8、9...
山(やま)に千年(せんねん)海(うみ)に千年(せんねん)
《山に千年、海に千年すんだ蛇が竜になるといわれているところから》世の中の経験を積んで悪賢くなっていること。海千山千。
やまにのぼりてつげよ【山に登りて告げよ】
《原題Go Tell It on the Mountain》米国の小説家ボールドウィンの自伝的処女小説。1953年刊。
やま‐ぬけ【山抜け】
「山崩(やまくず)れ」に同じ。「—、谷崩れ、出水なぞの口実にかこつけて」〈藤村・夜明け前〉
やま‐ね【山鼠/冬眠鼠】
齧歯(げっし)目ヤマネ科の哺乳類。体長7〜8センチ、尾長4〜5センチ。体つきは丸く、灰茶色で背に黒い縦線が1本あり...
やま‐ねこ【山猫】
1 山野にすむ猫。野生化した猫。のらねこ。 2 ネコ科の哺乳類のうち、小形の野生種の総称。リビアヤマネコ・オオヤマ...
やまねこ‐ざ【山猫座】
北天の小星座。3月中旬の午後8時ごろ、天頂近くで南中するが、明るい星はない。学名(ラテン)Lynx
やまねこ‐スト【山猫スト】
《wildcat strike》労働組合の一部の組合員が、中央指導部の承認なしに行うストライキ。山猫争議。
やまねこのなつ【山猫の夏】
船戸与一の小説。ブラジルを舞台とする冒険エンターテイメント。昭和59年(1984)刊。第6回吉川英治文学新人賞、第...
山(やま)眠(ねむ)・る
《「臥遊録」の「冬山惨淡として眠るが如し」から》冬の山の静まり返ったようすをいう。《季 冬》「硝子戸にはんけちかわ...
やま‐ねんぐ【山年貢】
江戸時代の小物成(こものなり)の一。農民個人や村の所有する山を対象に一定額が賦課された。
やま‐の‐い【山の井】
山中のわき水がたまってできた井戸。やまい。「安積香山(あさかやま)影さへ見ゆる—の浅き心を我が思はなくに」〈万・三...
やま‐の‐いも【山の芋/薯蕷】
ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。山野に自生。芋は円柱形でナガイモより細く、長さ1メートルにもなる。葉は先が...
山(やま)の芋(いも)が鰻(うなぎ)になる
起こるはずのないことが実際に起こるたとえ。また、思いもよらないほどの変化をするたとえ。
やまのうえ【山上】
姓氏の一。 [補説]「山上」姓の人物山上宗二(やまのうえそうじ)山上憶良(やまのうえのおくら)
やまのうえ‐そうじ【山上宗二】
[1544〜1590]安土桃山時代の茶人。堺の人。薩摩屋と号する商人で、千利休に茶を学び、豊臣秀吉に仕えた。のちに...
やまのうえ‐の‐おくら【山上憶良】
[660〜733ころ]奈良前期の官人・歌人。大宝2年(702)渡唐し、帰国後、伯耆守(ほうきのかみ)・東宮侍講・筑...
やまのうち【山内】
姓氏の一。 [補説]「山内」姓の人物山内以九士(やまのうちいくじ)山内一豊(やまのうちかずとよ)山内豊信(やまのう...
やまのうち‐いくじ【山内以九士】
[1902〜1972]プロ野球公式記録員。島根の生まれ。学生時代から野球の記録・規則に携わり、昭和15年(1940...
やまのうち‐おんせんきょう【山ノ内温泉郷】
長野県北東部、下高井郡山ノ内町の温泉群。湯田中(ゆだなか)・渋(しぶ)・上林(かんばやし)・地獄谷・穂波(ほなみ)...
やまのうち‐かずとよ【山内一豊】
⇒やまうちかずとよ
やまのうち‐じんじゃ【山内神社】
⇒やまうちじんじゃ
やまのうち‐とよしげ【山内豊信】
⇒やまうちとよしげ
やまのうち‐ようどう【山内容堂】
⇒山内豊信(やまうちとよしげ)
やま‐の‐お【山の尾】
「やまお」に同じ。
やまのおと【山の音】
川端康成の小説。昭和24年(1949)から昭和29年(1954)にかけて発表。年老いた主人公が息子の嫁に抱く情愛や...
やま‐の‐かみ【山の神】
1 山を守り、支配する神。多く、女性神として信仰され、農民・狩猟民・鉱業者などに祭られる。→田の神 2 妻のこと。...
やまのかみがみ【山の神々】
《原題The Gods of the Mountain》ダンセイニによる戯曲。1911年初演。7人の乞食が山にまつ...
やまのくうき‐てんぼうだい【山の空気展望台】
《Gornïy vozdukh/Горный воздух》ロシア連邦、サハリン州(樺太)の州都ユジノサハリンスク...
やま‐の‐こ【山の講】
山で働く人たちが、初春と初冬の二度に行う山の神の祭り。山の神講。
やま‐の‐さき【山の崎】
山の突き出た所。尾根の先端。山の鼻。「さ衣(ごろも)の小筑波嶺(をづくはね)ろの—忘ら来(こ)ばこそ汝(な)をかけ...
やま‐の‐さち【山の幸】
「やまさち1」に同じ。⇔海の幸。 [補説]作品名別項。→山の幸
やまのさち【山の幸】
東郷青児による壁画。京都丸物百貨店の大食堂の壁を飾ったもので、昭和11年(1936)の作品。山と丘を背景に、果物の...
やま‐の‐さつお【山の猟男】
山で狩りをする人。かりゅうど。「むささびは木末(こぬれ)求むとあしひきの—にあひにけるかも」〈万・二六七〉
やま‐の‐ざす【山の座主】
比叡山延暦寺を総管する職。天台座主。
やま‐の‐しずく【山の雫】
山の木などからしたたり落ちる水。「あしひきの—に妹(いも)待つと我立ち濡(ぬ)れぬ—に」〈万・一〇七〉
やま‐の‐たおり【山の撓り】
山の尾根のくぼんだ所。「あしひきの—にこの見ゆる天(あま)の白雲」〈万・四一二二〉
やま‐の‐て【山の手】
1 「やまて1」に同じ。 2 都会で、高台にある町。多く住宅地になっている。東京では区部の西側の台地の区域をいう。...
やまのて‐ことば【山の手言葉】
東京語のうち、主として山の手方面で話される言葉。江戸の旗本・御家人の言葉の流れをくみ、明治以後主として山の手に住む...
やまのて‐やっこ【山の手奴】
近世、江戸の山の手の大名・旗本に雇われた奴。赤坂奴(あかさかやっこ)。「やっこやっこ小奴に—」〈浄・栬狩剣本地〉
やま‐の‐にしき【山の錦】
秋、山が紅葉した景観を錦にたとえた語。《季 秋》「霜のたて露のぬきこそ弱からし—の織ればかつ散る」〈古今・秋下〉