ゆい【由】
⇒ゆ
ゆい【惟/遺】
〈惟〉⇒い 〈遺〉⇒い
ゆい【唯】
[常用漢字] [音]ユイ(呉) イ(ヰ)(漢) [訓]ただ 〈ユイ〉ただ…だけ。「唯一・唯識・唯美・唯我独尊・唯心...
ゆい【結い】
[名] 1 結うこと。また、結ったもの。「髪—」「山守のありける知らにその山に標(しめ)結ひ立てて—の恥しつ」〈万...
ゆい【由比】
静岡市清水区の地名。駿河(するが)湾に臨み、西方に薩埵(さった)峠がある。もと東海道五十三次の宿駅。
ユイア
《(フランス)Union Internationale des Architectes》国際建築家連合。資格審査・...
ゆい‐あ・げる【結(い)上げる】
[動ガ下一][文]ゆひあ・ぐ[ガ下二] 1 髪などを結んで上へあげる。頭髪を結い整える。「高島田に—・げる」 2 ...
ゆい‐いち【唯一】
「ゆいいつ」に同じ。「神は—円頓(えんとん)一実相の外」〈浄・聖徳太子〉
ゆい‐いつ【唯一】
ただ一つであること。それ以外にはないこと。ゆいいち。ゆいつ。「世界で—の逸品」「—の趣味」
ゆいいつしん‐きょう【唯一神教】
⇒一神教(いっしんきょう)
ゆいいつ‐しんとう【唯一神道】
⇒吉田神道(よしだしんとう)
ゆいいつ‐しんめいづくり【唯一神明造(り)】
《他に類例のない純粋な神明造りの意》伊勢神宮正殿の建築様式をいう。
ゆいいつ‐むに【唯一無二】
《「唯一」を強めていう語》ただ一つあって、二つとないこと。「—の存在」
ゆい‐いれ【結納】
《「言い入れ」を「ゆいいれ」となまり、「結納」を当てたもの》「ゆいのう」に同じ。「婚礼の—に」〈艶道通鑑〉
ゆいえん【唯円】
鎌倉中期の浄土真宗の僧。常陸(ひたち)河和田(かわだ)の人。親鸞(しんらん)の弟子で、その没後の教団の中心となった...
ゆい‐かい【遺戒/遺誡】
死後に残す訓戒。遺訓。「九条殿の—にも侍る」〈徒然・二〉
ゆい‐から・げる【結い絡げる】
[動ガ下一][文]ゆひから・ぐ[ガ下二]結び束ねる。結んでからげつける。「長い髪を—・げる」
ゆいかわ‐けい【唯川恵】
[1955〜 ]小説家・エッセイスト。石川の生まれ。本名、宮武泰子(たいこ)。OL生活を経て作家となる。等身大と評...
ゆい‐がい【遺骸】
「いがい(遺骸)」に同じ。「入道泣く泣くその—を煙となし」〈太平記・四〉
ゆいが‐どくそん【唯我独尊】
1 「天上天下(てんじょうてんげ)唯我独尊」の略。 2 自分一人が特別にすぐれているとうぬぼれること。ひとりよがり。
ゆい‐が‐はま【由比ヶ浜】
神奈川県鎌倉市の相模湾に面する砂浜海岸。稲村ヶ崎から飯島ヶ崎に至るが、滑川から東は材木座海岸ともいう。海水浴場。
ゆい‐がみ【結(い)髪】
結った髪。けっぱつ。
ゆいが‐ろん【唯我論】
⇒独我論(どくがろん)
ゆい‐きょう【遺教】
《「ゆいぎょう」とも》 1 教えをのちの世に残すこと。また、その教え。 2 釈迦(しゃか)の説いて残した教え。仏教...
ゆいきょうぎょう【遺教経】
大乗経典。梵本やチベット訳は現存しない。鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。1巻。釈迦が涅槃に入る前に最後の教えを垂れたこ...
ゆいきょうぎょう‐え【遺教経会】
2月9日から15日まで、京都の大報恩寺(千本釈迦堂)で、東山の智積院の僧が集まって遺教経を訓読し、大念仏を修する法会。
ゆい‐きり
テングサ科の紅藻。日本特産。浅海の岩上に生え、高さ約15センチ、暗紅色。茎は不規則に二またに分かれ、葉片が螺旋(ら...
ゆい‐ぎょう【遺形】
1 遺体。遺骸。 2 仏舎利(ぶっしゃり)の異称。
ゆい‐ぐら【結倉】
《「ゆいくら」とも》河川工事に用いる、蛇籠(じゃかご)に丸太を結び付けたもの。
ゆい‐くん【遺訓】
⇒いくん(遺訓)
ゆい‐げ【遺偈】
禅僧が末期(まつご)に臨んで門弟や後世のためにのこす偈。
ゆい‐げさ【結袈裟】
修験道の山伏がつける袈裟。細長いきれ地3筋を緒で結んで連ね、所々に菊綴(きくと)じをつけた輪袈裟。
ゆい‐ごん【遺言】
[名](スル)死後のために言い残しておくこと。また、その言葉。法律用語では「いごん」と読む。「財産の分与について—...
ゆいごんししゅう【遺言詩集】
《原題、(フランス)Le Testament》ビヨンの詩作品。1461年ごろの作。約2000行で、8音綴の8行詩を...
ゆいごん‐しゃ【遺言者】
⇒いごんしゃ(遺言者)
ゆいごん‐しょ【遺言書】
「遺言状」に同じ。
いごん‐しんたく【遺言信託】
1 遺言によって信託を設定すること。→契約信託 →自己信託 2 信託銀行・信託会社の業務の一。遺言者と相談して遺産...
ゆいごん‐じょう【遺言状】
遺言を書いた文書。遺言書。→遺言(いごん)証書
いごん‐そうぞく【遺言相続】
被相続人の遺言に従って遺産を分割して相続すること。→法定相続 [補説]遺言の内容にかかわらず、配偶者・子・直系尊属...
いごん‐だいようしんたく【遺言代用信託】
信託2の一。委託者の存命中は本人に、死後は委託者の指定した者を受益者として、財産や運用益などを交付する。遺言やその...
ゆい‐しき【唯識】
《(梵)vijñapti-mātratāの訳》仏語。一切の対象は心の本体である識によって現し出されたものであり、識...
ゆいしき‐え【唯識会】
唯識論を講讃する法会。奈良の春日(かすが)神社で行われた。唯識講。
ゆいしき‐こう【唯識講】
「唯識会(ゆいしきえ)」に同じ。
ゆいしき‐しゅう【唯識宗】
法相宗(ほっそうしゅう)の異称。
ゆいしき‐は【唯識派】
中観派と並ぶインド大乗仏教の二大学派の一。現象世界を唯識説によって説明し、瑜伽行(ゆがぎょう)の実践によって認識し...
ゆいしきろん【唯識論】
世親著「唯識二十論」の略。1巻。菩提(ぼだい)流支訳・真諦(しんだい)訳・玄奘訳の三つがある。現実存在を構成する諸...
ゆいしば‐こもん【結柴小紋】
柴を束ねた形を小さな文様にした型染め。また、その文様。
ゆい‐しょ【由緒】
1 物事の起こり。また、今に至るまでのいきさつ。いわれ。「行事の—をたずねる」 2 現在に至るまでのりっぱな歴史。...
ゆい‐しょうせつ【由井正雪】
[1605〜1651]江戸初期の兵法家。駿河の人。姓は由比とも。慶安の変の主謀者。江戸に楠木流軍学の教授所を開き、...
ゆいしょ‐がき【由緒書(き)】
由緒を書き記した文書。